メールをテストして送信する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 2 種類のテストメカニズム (購読者のプレビューとテスト送信) について説明する。
- メール送信フローに含まれる 4 つの主要なステップについて説明する。
- Email Studio でメールを送信する。
メールをプレビューして送信する
「送信先でどう表示されるかわからないけれど、このメールを 10,000 人の購読者に送信しよう」と言う人はいません。メールを送信前に検証およびテストすることで、コンテンツが意図したとおりに表示されることを確認できます。メールの検証には購読者のプレビューとテスト送信を使用します。
Content Builder の [購読者のプレビュー] では、ダイナミックコンテンツ、A/B テスト、パーソナライズを含む 1 件のメールを表示できます。Yasmin は、購読者のプレビューを使用して、データエクステンションの個々の購読者にメールがどう表示されるかを正確に確認したいと考えています。
Email Studio の [Content (コンテンツ)] タブで、次の手順を実行します。
- 送信するメールに関連付けられている下矢印をクリックします。
- [Preview and Test (プレビューとテスト)] をクリックします。
- [Subscribers (購読者)] タブで、データエクステンションから購読者を選択します。メールをプレビューします。
Yasmin は、メールをプレビューした後、テスト送信を行います。テスト送信では、ライブ送信を実行する前に、テストオーディエンスに送信して受信者の受信トレイでメールが正しく表示されることを検証できます。
Email Studio の [Content (コンテンツ)] タブで、次の手順を実行します。
- 送信するメールに関連付けられている下矢印をクリックします。
- [Preview and Test (プレビューとテスト)] をクリックします。
- [Test Send (テスト送信)] タブで、[Recipient (受信者)] に最大 5 つのメールアドレスを入力するか、テスト用の購読者がすべて含まれるテストデータエクステンションを選択します。
- [Change (変更)] をクリックしてテスト送信のパーソナライズオプションを選択します。
- 「<購読者>」に基づく: テストメールには、[Subscriber Preview (購読者のプレビュー)] で選択された購読者に基づいてパーソナライズが表示されます。
- 「<リストまたはデータエクステンション>」に基づく: テストメールには、[購読者のプレビュー] ステップで選択したリストまたはデータエクステンションの全体に基づいてパーソナライズが表示されます。たとえば、リストに 20 人の購読者が含まれている場合、20 バージョンのパーソナライズメールが各受信者に送信されます。
- 「<受信者のテストデータエクステンション>」に基づく: テストメールは、選択された受信者のテストデータエクステンション内の各購読者に送信されます。メールは、受信者のデータに基づいて表示されます。
- [From Options (送信者オプション)] セクションに入力します。ここには、認証済みメールドメインのみが表示されます。
- [Send Test (送信テスト)] をクリックします。
- [Test Send Summary (テスト送信のサマリー)] を確認します。
- [Confirm and Send (確認して送信)] をクリックします。
メールを送信する
送信は Yasmin (と皆さんの) 懸命な努力の結晶であり、データのインポートと同様に、手動または自動で行うことができます。Cloud Kicks では今回初めて Marketing Cloud Engagement を使用して送信するため、Jasmine は手動での送信を選択します。
メール送信フローは、各ステージを表す 4 つのタブで構成されます。
- プロパティの定義: 件名行、プリヘッダー、送信者オプション、送信分類を編集します。
- オーディエンスの選択: 対象オーディエンス、除外または連絡禁止にするオーディエンスを選択します。Sales Cloud のレポートとキャンペーンなど、すべてのオーディエンスの種別に送信できます。
- 配信の構成: スケジュール、送信の調整、詳細オプションを構成します。
- レビューと送信: 選択したメールのプレビュー、送信構成のレビュー、エラーの修正、送信を行います。
Yasmin は送信フローを複数の方法で起動できます。
- Content Builder グリッドでメールに関連付けられている下矢印をクリックし、[Send (送信)] をクリックする。
- Content Builder グリッドから 1 クリックアクション列でメールから [送信] をクリックする。
- 送信フローで [Save and Send (保存して送信)] をクリックする。
これで送信の準備が整いました。
Email Studio の [Content (コンテンツ)] タブで、次の手順を実行します。
- 送信するメールの横にある下矢印をクリックします。
- [Send (送信)] をクリックします。
- [Define Properties (プロパティの定義)] タブで、次の手順を実行します。
- 必要に応じて [Subject (件名)] を編集します。
- 必要に応じて [Preheader (プリヘッダー)] を編集します。
- 必要に応じて [From Options (送信者オプション)] で [Send Classification (送信分類)] を編集します。
- 必要に応じて [Subject (件名)] を編集します。
- [Next (次へ)] をクリックします。
- [Select Audience (オーディエンスの選択)] タブで、次の手順を実行します。
- [Data Extensions (データエクステンション)] フォルダーをクリックします。
- MasterSubscriber を [対象設定済み] にドラッグします。
- [All Subscribers (すべての購読者)] パブリケーションリストを選択します。
- 必要に応じて、除外または連絡禁止のデータエクステンションをドラッグします。
- [Data Extensions (データエクステンション)] フォルダーをクリックします。
- [Next (次へ)] をクリックします。
- [Configure Delivery (配信の構成)] タブで、次の手順を実行します。
- [Schedule (スケジュール)] ラジオボタンをオンにします。
- 特定日時の送信をスケジュールします。
- トラッキングはデフォルトのままにします。
- [Schedule (スケジュール)] ラジオボタンをオンにします。
- [Next (次へ)] をクリックします。
- [Review and Send (レビューとインポート)] タブで、次の手順を実行します。
- メールとすべての設定をもう 1 回確認します。
- [This information is correct and this email is ready to send. (これは正しい情報です。このメールを送信する準備が整いました。)] の横にあるボックスをオンにします。
- メールとすべての設定をもう 1 回確認します。
- [Send (送信)] をクリックします。
これで終わりです。Yasmin は、Cloud Kicks の最初の週次プロモーションメールをテストして送信しました。
メール送信をトラッキングする
データは、顧客を理解し、今後のメール送信を最適化するための鍵となります。Marketing Cloud Engagement はそのための機能を備えています。週次プロモーションメールを送信した後、Yasmin はそのパフォーマンスを [トラッキング] タブで確認できます。このタブには次の情報が表示されます。
- 送信 - 送信されたメールの合計数。
- 配信済み - 配信されたメールの合計数。
- 配信到達率 - (ソフトおよびハード) バウンスした数と対比した配信されたメール数の割合。
- 合計ソフトバウンス数 - 受信者のメールサービスで認識されたが、メールボックスがいっぱいか、一時的に使用不可であるために送信者に返送されたメールの数。
- 合計ハードバウンス数 - アドレスが無効であるために、送信者に永続的にバウンスされたメールの数。
- メール開封数 - 購読者がメールを開封した (画像が表示された) 回数。
- 開封率 - 配信されたメール数に対する開封された (画像が表示された) メール数の割合。
- クリック数 - メールのリンクをクリックした購読者の数。
- Click Rate (クリック率) - 配信されたメール数に対する、リンクをクリックした購読者数の割合。
- 購読取り消し数 - [購読取り消し] をクリックした購読者の合計数。
- Unsubscribe Rate (購読取り消し率) - 配信されたメールの合計数に対する、[Unsubscribe (購読取り消し)] をクリックした購読者数の割合。
現在表示されていないメトリクスを表示するには、[グリッド基本設定の設定] をクリックします。
Yasmin は、転送されるメール数、および各転送により発生する新しい購読者数も取得できます。経時的な購読者のパフォーマンスをトラッキングし、送信数の比較さえできます。
リソース