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メールとカレンダーのインテグレーションツールについて学習する。

学習の目的 

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce メールとカレンダーのインテグレーション製品について説明する。
  • メールとカレンダーのインテグレーション製品によって営業チームにどのようなメリットがあるか理解する。
  • 要件や設定上の他の考慮事項を挙げる。

Salesforce メールとカレンダーのインテグレーション

営業担当はカレンダーとメールを使用しています。Salesforce も使用しています。メールやカレンダーツールを Salesforce に統合すれば、営業担当がデータを入力したりアプリケーションを切り替えたりする時間を節約して、商談成立により多くの時間を割くことができます。 

1 つ以上のインテグレーション製品を使用すれば、Salesforce を Microsoft または Google のメールやカレンダーアプリケーションと統合することができます。各種のツールを自在に組み合わせて、ビジネスニーズに適したソリューションを作成します。Outlook または Gmail インテグレーションと Inbox を使用してメールに Salesforce を取り込み、Einstein 活動キャプチャを利用して煩雑な業務を自動化します。では、営業担当がメールとカレンダーのインテグレーションツールを使用して、生産性をどのように高めることができるのか詳しく見ていきましょう。

Outlook または Gmail インテグレーション

Outlook または Gmail インテグレーションを使用すると、担当者が各自のメールまたはカレンダーアプリケーションを開いたまま Salesforce レコードを操作して、取引相手がどのような状況になっているのかを把握できます。さらに、メールのやり取りを関連する Salesforce レコードに記録すれば、チームメイトがいつでも成り行きを確認できます。 

Outlook インテグレーションを使用したデスクトップのメール

目標

Outlook または Gmail インテグレーションの活用法

Outlook または Gmail で Salesforce のレコードや機能にアクセスする

  • サイドパネルを使用して、開いているメールや行動と一致する Salesforce レコードを表示して作業する。
  • メール、行動、取引先責任者を Salesforce レコードに手動で関連付ける。
  • 新しい Salesforce レコードを作成する。
  • Salesforce ToDo を管理する。
  • Salesforce テンプレートを使用してメールを作成する。
  • 活動に関するレポートを作成する。

Einstein 活動キャプチャ

担当者は Einstein 活動キャプチャを開いたまま、Salesforce と各自のメールやカレンダーアプリケーションのデータを最新の状態に維持できます。Microsoft または Google のアカウントを Salesforce に接続すると、接続したアカウントと Salesforce 間で行動や取引先責任者が自動的に同期されます。 

さらに、行動やメールが関連するレコードの活動タイムラインに追加されます。有効にするデータ型やデータフローの方向はユーザーが決定します。信頼は Salesforce にとって最も重要な価値であり、Salesforce に保存されているデータはその安全性が確保されます。たとえば、Einstein 活動キャプチャはメールに機密情報が含まれていないかどうかを監視し、該当するメールを非公開としてマークします。

活動タイムラインを使用した Lightning Experience の取引先

目標

Einstein 活動キャプチャの活用法

Salesforce とメールアプリケーション間で行動や取引先責任者を常に同期させる

  • Salesforce とユーザーが接続した Microsoft または Google アカウント間で取引先責任者を自動的に同期する。
  • Salesforce カレンダーと Outlook または Google カレンダー間で行動を自動的に同期する。
  • 取引先責任者や行動が Salesforce と同期したときに、Salesforce レコードになるようにする。

関連する Salesforce レコードにメールや行動を表示する

  • メールや行動を関連する Salesforce レコードの活動タイムラインに自動的に追加する。

関連するメールのインサイトを表示し、取引先責任者やリードの推奨コネクションを取得する

  • Einstein メールインサイトを使用して、関連するメールとともに極めて重要な営業コンテキストを表示する。たとえば、お客様からのメールで競合他社がメンションされたときに営業担当が確認し、すぐさまフォローアップできます。
  • 推奨コネクションを使用して、見込み客とのつながりが最も強い同僚を確認する。

データを集計して、営業活動のサマリーを取得する 

  • Activities ダッシュボードを使用して、営業活動のサマリーを確認する。
  • 取引先、契約、取引先責任者、リード、商談に活動総計値を使用する。活動総計値項目はリストビュー、ページレイアウト、レポート、トリガー、プロセスで使用できます。
  • 同期された取引先責任者や行動に関する標準レポートを作成する。

Inbox

Outlook または Gmail インテグレーションをさらに強化すれば、営業担当が節約できる時間が増大します。Inbox は Outlook または Gmail インテグレーションに追加可能な生産性向上ツールで、お客様のインサイトを提示し、チームが管理タスクに費やす時間を縮小します。たとえば、「対応可能時間を挿入」機能を使用すれば、営業担当が見込み客とのミーティングを簡単にスケジュールできます。担当者が対応可能な時間枠をカレンダーから直接メールメッセージに挿入できます。その後、対応可能な時間が変更になった場合、メールで提示した時間が (そのメールを送信後も) 動的に更新されます。Inbox ではさらに、お客様がいつメールを開封したか、メールに挿入されたリンクをクリックしたかどうかを担当者が確認できます。

Outlook インテグレーションと Inbox を使用したデスクトップのメール

目標

Inbox の活用法

メールを Outlook または Gmail で作成して生産性をさらに向上させる

  • メールを顧客レコードに記録する。
  • ミーティングのスケジュールを自動化する。
  • メールの開封やリンクのクリックを追跡する。
  • 頻繁に使用する語句のテキストスニペットを保存して挿入する。
  • メールを後から送信するようにスケジュールする。

モバイルデバイスで Salesforce のレコードやメールを操作する


  • メールを Salesforce レコードやカスタムオブジェクトに記録する。
  • Salesforce レコードを作成する。
  • Salesforce ToDo を管理する。
  • メールを追跡してスケジュールし、メール作成活動を自動化する。
メモ

現在 Salesforce for Outlook または Lightning Sync を使用している場合は、このクイックルックで説明する次世代製品への移行を検討する絶好の機会です。Salesforce for Outlook は 2023 年 6 月に廃止が予定されています。また、Winter '21 リリースから、新規の Salesforce ユーザーは Lightning Sync を使用できなくなります。

はじめるために必要なこと

インテグレーションソリューションの要素をつなぎ合わせるときは、ライセンス、連動関係、システム要件に注意します。 

商品

製品が付属するライセンス

他に必要なこと

Outlook または Gmail インテグレーション

  • 標準 Salesforce ライセンス
  • Sales Cloud
  • Service Cloud
  • Lightning Platform

「Outlook インテグレーションのシステム要件」を参照してください。


「Gmail インテグレーションのシステム要件」を参照してください。

Einstein 活動キャプチャ

システム要件を参照してください。

Inbox

  • Sales Cloud
  • Service Cloud
  • Lightning Platform
  • Sales Cloud Einstein
  • Inbox
  • Sales Engagement

Outlook または Gmail で Inbox を設定する場合は、最初に Outlook または Gmail インテグレーションを設定します。 


システム要件を参照してください。

メモ

High Velocity Sales の名称は Sales Engagement に変更になります。この製品の自動化機能には、顧客エンゲージメント追跡、チャットボット、セールスケイデンスが新たに含まれます。営業チームが販売に専念できるように、Sales Engagement にはプロセスの自動化やリードおよびお客様との戦略的なエンゲージメントに活用できるあらゆるツールが搭載されます。まもなく行われる名称変更にご注意ください。

まとめ

Salesforce メールとカレンダーのインテグレーション、使用可能なインテグレーション製品、はじめるために必要なことについて説明しました。これで、各自のビジネスニーズを満たすインテグレーションを選ぶことができます。 

リソース

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