オートコンプリートとテスト生成を使用して開発を加速する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- インラインオートコンプリートにアクセスする。
- コード提案にアクセスする方法を説明する。
- Agentforce を使用して単体テストを記述する。
インラインオートコンプリートでコーディングを楽にする
AI を搭載したインラインオートコンプリートツールを使用すれば、開発エクスペリエンスが簡単で効率的なものになります。この機能は Apex ファイルと LWC (JavaScript、CSS、HTML) ファイルで使用できます。インラインオートコンプリートでは、エディター内でコードの補完が提案されるため、正しい構文を探すために時間を費やすことがありません。稼働中はエディターに小さなきらめき ✨ が表示され、Agentforce が提案を準備中であることがわかります。ユーザーはいくつかのコード提案を参照して、状況に最適なものを受け入れます。
コードを記述するときには、Apex で Account.name = 'abc' のように SObject に変数値を割り当てたり、商品属性を照会するために SOQL を記述したりすることがよくあります。コード内でカーソルを一旦停止すると、Agentforce Vibes は補完を提案し、残りのコードをグレー表示 (ゴースト) テキストで表示します。
Option (⌥)\ ホットキー (Mac) または Alt+\ キー (Windows) を使用して手動でオートコンプリートをトリガーすることもできます。その他のホットキーを表示するには、[Settings (設定)] | [Keyboard Shortcuts (キーボードショートカット)] に移動し、Agentforce を検索します。
Agentforce で包括的なテストを生成する
Apex プログラマーであれば、「単体テストで Apex コードの 75% 以上をカバーする必要がある」というルールをご存知かと思います。コードを AppExchange で入手可能にしたりパッケージ化したりする前に、そのすべてのテストに合格する必要があります。Agentforce は、コードのコンテキストを理解し、さまざまなシナリオ、エッジケース、ビジネスロジック要件をカバーする包括的なテストスイートを自動生成するという方法で、テストの作成を一新します。
自然言語を使用するエージェントによるテスト生成
自然言語で Agentforce とチャットするだけで、完全なテストスイートを作成できます。ここで、テストに Agentforce を活用する強力な方法をご紹介します。
完全なテストスイートの作成
- 「私の AccountService クラスに包括的な単体テストを生成してください。ポジティブケース、ネガティブケース、エッジケースを含めてください」
- 「カバー率が不十分なすべての Apex クラスにテストクラスを作成してください」
- 「モックデータとユーザーインタラクションのシナリオを使用して、私の Lightning Web コンポーネントに完全なテストスイートを構築してください」
インテリジェントなテスト分析
- 「私の既存のテストを分析し、カバー率が足りないものを特定して、不足しているテスト方法を生成してください」
- 「私のテストの失敗を確認し、信頼性を向上させる追加のテストケースを作成してください」
- 「私の一括データの処理方法に対するパフォーマンステストを生成してください」
コンテキストに応じたテストの強化
Agentforce は既存のコードベースとテストパターンを理解します。テストを依頼すると、Agentforce は次のことを自動的に行います。
- 組織のテスト規則と命名パターンに従う。
- オブジェクトリレーションに基づいて現実的なテストデータを作成する。
- 重複することなく、既存のテストスイートを補完するテストを生成する。
- 適切なアサーション、設定方法、分解手順を含める。
- テストがセキュリティモデルに合致し、共有ルールに準拠していることを確認する。
テストの継続的な改善
コードの進化に伴い、Agentforce はコードの変更点を分析して新しいテストシナリオを提案するという方法で、テストカバー率を継続的に向上させ、テストスイートの堅牢性と包括性を維持します。