コーディング中にシームレスに開発アシスタントとやり取りする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 開発アシスタントにアクセスする。
- 開発アシスタントがコードの記述にどのように役立つかを説明する。
- スラッシュコマンドで何ができるかを説明する。
- コマンドパレットを使用して、コンテキスト内で Apex コードを生成する。
開発アシスタントを知る
開発アシスタントは、すぐそばでいつでも Apex と LWC のコードについて助けてくれるコーディングの仲間のようなものです。Apex と LWC のコーディングに対するインタラクティブな会話型のアプローチが提供され、Salesforce の開発がはるかに簡単で楽しいものになります。チャットに質問かスラッシュコマンドを入力するだけで、開発アシスタントのサポートを求めることができます。
チャット画面を表示するには、アクティビティバーの Agentforce アイコンをクリックします。チャットを開始すると、Agentforce はユーザーが何に取り組んでいるかを認識し、会話にもついていくことができます。また、VS Code エディターでユーザーが記述した内容や作業中のファイルに基づいてコードを提案することもします。さらにサポートが必要な場合には、開発アシスタントとのチャットを続ければ、より適切な応答を得ることができます。
サンプルを使って会話を始める
開発アシスタントとのチャットを始めるときには、次のようなプロンプトを使用できます。
- Salesforce プロジェクトに関する質問をします: 「Lightning Web コンポーネントにこの Apex メソッドを公開するにはどうすればよいですか?」
- 特定の Apex メソッドに対するテストを生成します: 「/test
getSimilarProducts()
メソッドのテストを生成してください。」
- 「入力として商品名を受け入れ、商品名で絞り込まれた注文品目を取得する Apex メソッドを記述してください。」
- 「sObject と項目名のリストを受け入れ、null 以外の項目値のセットを返す Apex メソッドを記述してください。」
その後、会話を続けることができます。たとえば、開発アシスタントに「lightning-input 属性を使用する Lightning Web コンポーネントを作成してください。」と指示したとしましょう。
応答を受け取ったら、次のようにフォローアップして一緒にプログラミングを続けます: 「この LWC にリッチテキスト入力を追加したいです。」
スラッシュコマンドを使用する
上記の箇条書きの中にスラッシュコマンドがありましたね。スラッシュコマンドを使用すると、簡単に会話を始めることができます。これは既成のプロンプトテンプレートのようなものです。単独で使用するか、詳細を追加して具体的な応答を得ることができます。使用するには /
と入力します。応答が表示されたら、チャットを続けて応答の正確性を高めます。現時点では次のコマンドを使用できます。チャットをお楽しみください。
スラッシュコマンド |
説明 |
---|---|
/explain |
開いているタブ内のコードについて説明します。または、開発アシスタントに説明を求めるコードをチャットウィンドウに貼り付けます。 |
/test |
テストケースを生成します。 |
/document |
現在のファイルのプログラミング言語のデフォルトドキュメントスキームで、特定のコードブロックのドキュメントを生成します。 |