モバイル用エンゲージメントスコアリングを確認する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- エンゲージメントスコアリングのモバイルアプリケーションダッシュボードを確認する。
- オーディエンスの状態の評価とモデル信頼度を識別する。
- エンゲージメントスコアのしきい値を調整する。
モバイルアプリケーション用 Einstein エンゲージメントスコアリング
メール用のエンゲージメントスコアリングがどのようなものか確認しました。次は、モバイルアプリケーションダッシュボードを見てみましょう。Marketing Cloud Engagement で、[Einstein] タブの [Einstein Engagement Scoring (Einstein エンゲージメントスコアリング)] をクリックします。
[Mobile (モバイル)] タブを選択して、表示するモバイルアプリケーションを選択します (1)。アプリケーションを選択したら、各タイルを表示できます。
(2) 予測されるアプリエンゲージメント: アプリセッション、直接開封数、推定の開封数 (閲覧されたがクリックされていない)、アプリでの時間の予測に基づいてエンゲージメントを確認する融合メトリクス
(3)予測されるアプリセッション: オーディエンスが生成すると予測される平均セッション数
(4) 予測されるプッシュ通知の直接開封数: オーディエンスがプッシュ通知を直接タップしてアプリケーションを開くと予測される平均頻度
(5) 予測されるプッシュ通知の推定の開封数: オーディエンスがプッシュ通知を受信してから 24 時間以内にアプリケーションを開くが、メッセージを直接開封しないと予測される平均頻度
(6) 予測されるアプリでの時間: オーディエンスがアプリケーションで費やすと予想される平均時間
タイルの機能
Einstein エンゲージメントスコアリングダッシュボードの概要を見てきました。続いて、タイルに表示される情報を詳しく見ていきましょう。
各タイルに前週からの変化率 (1) が示され、スコアが向上しているかどうか、変更が必要かどうかの判断に役立ちます。メールでもモバイルでも、各タイルに [Audience Health (オーディエンスの状態)] (2) インジケーターが示されます。このインジケーターは、購読者全体のそのスコアの平均グレードが、非常に良い、良い、普通、悪いのいずれであるかを示します。グレードは、各購読者に割り当てられた可能性に相当します。つまり、購読者がメールリンクをクリックする可能性ということです。次のとおり対応します。
- 非常に良い = 可能性が非常に高い
- 良い = 可能性が高い
- 普通 = 可能性が低い
- 悪い = 可能性が非常に低い
また、モデル信頼度の青い点は望ましいことなのでしょうか? はい。各予測に対するモデル信頼度 (3)、つまりモデルの精度を表し、点の数が多いほど信頼できることになります。モデル信頼度が普通または低い場合、予測に使用する購読者データが十分でないことを示している場合があります。
しきい値の設定
ところで、Einstein はこの情報をどのように計算するのでしょうか? この情報は、Einstein エンゲージメントスコアリングのしきい値の設定に左右されます。Einstein はコンテンツに応じて、アカウント設定を基に次のデフォルト設定を使用します。オプションは次のとおりです。
チャネル |
Default (デフォルト) |
代替のデフォルト |
カスタム |
---|---|---|---|
メール |
ローカルまたはビジネスユニット別の過去のパフォーマンスの平均値 |
アカウントがグローバルモデル機能にオプトインしている場合は、デフォルトのしきい値設定にグローバルモデルデータを使用して、広範なデータプールを活用できます。 |
ユーザーまたは管理者が、[Setup (セットアップ)] の [Engagement Scoring (エンゲージメントスコアリング)] セクションで、エンゲージメントスコアのしきい値を編集またはカスタマイズできます。 |
モバイル |
特定のアプリケーション独自の過去のパフォーマンスの平均値 |
次のステップ: エンゲージメントスコアリングを使用する
2 種類のダッシュボードの使い方としきい値の調整方法がわかりました。次の単元では、エンゲージメントスコアリングデータを使用して、Journey Builder で使用できるペルソナを作成する方法を説明します。
リソース
- Salesforce ヘルプ: モバイル用 Einstein エンゲージメントスコアリングモデルカード
- Salesforce ヘルプ: Einstein エンゲージメントスコアリング
- Salesforce ヘルプ: グローバルモデリングデータの使用
著作権
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