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結果を予測して改善する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 予測と改善の概要と、予測や改善が有用な理由を説明する。
  • Lightning レコードページに予測と改善を追加する。
  • 予測と改善を取得する他の方法を説明する。

予測、上位の要素、改善とは?

このモジュールに出現したいくつかの用語を復習しておきましょう。以下の画像は、これから Lightning レコードページに追加する Einstein Discovery パネルの例です。予測、上位の予測因子、改善案を示す、Lightning レコードページの Einstein Discovery 予測パネル

  • 予測は、モデルから導出された値で、将来起こりうる結果を表します。
  • 予測因子は予測結果に寄与する変数です。上位の予測因子は寄与度が最も大きい因子です。
  • 改善とは、予測結果を向上させるために実行が推奨されるアクションです。改善はユーザーが対処できると考えられるアクション可能な変数 (発送方法、登録者のメンバーシップレベルなど) に関連付けられます。

Lightning レコードページに予測を追加する

リリースしたモデルを使用して、Lightning Experience レコードページの標準オブジェクトまたはカスタムオブジェクトに対する予測と改善を取得して表示することができます。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに lightning app (Lightning アプリケーション) と入力し、[Lightning App Builder (Lightning アプリケーションビルダー)] をクリックします。
    [クイック検索] ボックスで「Lightning プロセスビルダー」を検索

  2. [New (新規)] をクリックします。
    [新規] ボタンが選択されている Lightning アプリケーションビルダー

  3. [Record Page (レコードページ)] を選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
    [レコードページ] が選択されている [Lightning ページを新規作成] 画面

  4. 入力を促されたら、表示ラベルを入力し、[Opportunity (商談)] オブジェクトを選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
    [表示ラベル] 項目と [オブジェクト] 項目に値が入力されている [Lightning ページを新規作成] 画面

  5. 操作を促されたら、[Header and Right Sidebar (ヘッダーと右サイドバー)] テンプレートを選択し、[Done (完了)] をクリックします。
    [ヘッダーと右サイドバー] が選択されている [Lightning ページを新規作成] 画面

[Lightning アプリケーションビルダー] ページで、コンポーネントを追加してカスタマイズします。
どのコンポーネントをページのどこにドラッグするかを示す Lightning アプリケーションビルダー

Lightning コンポーネントペインから、以下のコンポーネントを Lightning ページのキャンバスにドラッグします。

  • [強調表示パネル] をヘッダーにドラッグ (1)
  • [レコードの詳細] を左側のパネルにドラッグ (2)
  • [Einstein 予測] を右側のパネルにドラッグ (3)
  1. [Einstein Predictions (Einstein 予測)] コンポーネントを選択します。プロパティペインで、[予測] ルックアップを使用して、予測に使用するモデルを選択します。Lightning アプリケーションビルダーに、この Lightning レコードページに関連付けられているオブジェクトと一致するリリース済みのモデルが自動的に表示されます。
    リリース済みの [Predicted IsWon (IsWon 予測)] モデルを示す [予測] ルックアップ

    モデルを選択すると、[Einstein 予測] パネルに自動的に値が入力されます。プレビュー情報が入力されている [Einstein 予測] パネル
  2. この例では、予測が 6.01 で、これは予測結果の確率を表します。このモデルは IsWon を予測するようにトレーニングされているため、モデルによるとこの商談が成立する確率は 6.01% ということです。
  3. プロパティペインの [肯定的予測の表示ラベル] に、「Predicted to Win」 (成立と予測されました) と指定します。[否定的予測の表示ラベル] に、「Predicted to Lose」 (不成立と予測されました) と指定します。続いて、[保存] をクリックします。これで、予測がどのように機能するのかがわかりました。予測コンポーネントの設定とプレビュー次は、このパネルを整理して、ユーザーが簡単に解釈できるようにします。

  4. [予測の表示ラベルを表示] を選択解除して、[タイトル]「Predict Win / Loss」(成立/不成立を予測) に変更します。スクロールダウンして、[予測因子の値を表示][予測の警告を表示] をオフにします。選択内容を示す Einstein 予測コンポーネントの設定パネルわずか数回のクリック操作でパネルをすっきりさせることができました!

  5. [保存] をクリックします。
  6. 操作を促されたら、[Activate (有効化)] ボタンをクリックして、[Assign as the org default (組織のデフォルトとして割り当て)] をクリックし、デフォルトをすべて受け入れます。
    あるいは、ツールバーの [Activate (有効化)] ボタンをクリックして、[Assign as the org default (組織のデフォルトとして割り当て)] をクリックし、選択を促されたらデフォルトをすべて受け入れます。

ここで、出来上がったページを見てみましょう。

  1. アプリケーションビルダーのヘッダーにある [戻る] をクリックします。
  2. アプリケーションランチャー アプリケーションランチャー[セールス] を見つけて選択し、[商談] タブをクリックします。
  3. 進行中の任意の商談を選択します。レコードページで行った変更を表示するために、商談ページを更新する必要のある場合があります。商談の Lightning レコードページの [Einstein 予測] パネルユーザーがこのレコードページを表示すると、予測はリアルタイムで更新されます。観測を選択するたびに、その予測変数 (商談種別、リードソース、業種、金額) の値が入力としてモデルに送信され、予測と改善が出力として返され、ここに表示されます。

予測と改善を取得する他の方法

Einstein Discovery モデルをリリースすると、次の場所で予測結果と改善案を、コードではなくクリック操作で取得できます。

  • Lightning レコードページ
  • Experience Cloud サイトページ
  • データプレップのレシピ (予測と改善) やデータフロー (予測のみ) を使用する CRM Analytics データセット
  • プロセス自動化数式の PREDICT 関数
  • Salesforce フロー (Flow Builder を使用)
  • Tableau のフロー、ダッシュボード、計算済み項目

さらに、開発者が Einstein 予測サービスとインサイト API を併用すれば、REST または Apex API コールを使用して、Einstein Discovery を駆使したインサイト、予測、改善、関連オブジェクトをプログラムで操作できます。 

まとめ

このモジュールは、受講者が Einstein Discovery を使用して 1 つのバイナリ分類の問題を解決する手順を実行できるようにすることを目的としています。ごく短時間で膨大な内容を学習しました。ビジネス上の疑問を発端に、その疑問の答えを得るためにデータを準備して、モデルを作成し、そのインサイトを検証して回答を得たら、予測モデルを評価して Salesforce にリリースし、そのモデルを使用して Lightning ページで予測と改善を取得しました。 

Einstein Discovery ジャーニーの次のステップは何でしょうか? 「Popular Learning Resources: Everything You Need on Einstein Discovery (一般的な学習リソース: Einstein Discovery に必要なすべての情報)」にオンラインヘルプ、Trailhead、動画、ブログ投稿、その他のリソースへのリンクが記載されています。

リソース

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