Einstein コンテンツ選択にアセットを追加する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• Einstein コンテンツ選択にアセットを追加する。
• Einstein コンテンツ選択コンテンツブロックを作成する。

最高のアセット

Einstein コンテンツ選択の機能とナビゲーションについては理解できましたので、次はアセットに焦点を当ててみましょう。Einstein コンテンツ選択はコンテンツを最大限に活用するための機能ですから、利用するための前提として、コンテンツアセットが必要なのは言うまでもありません。Northern Trail Outfitters (NTO) がアセットとして Einstein コンテンツ選択に追加しようとしている画像の例を見てみましょう。

このアセットは、NTO のウェブサイトで続きを読むための行動喚起が設けられた自転車の画像とテキストです。この画像を Einstein コンテンツ選択に追加するには、NTO がこのコンテンツに属性を関連付けて、アセットとして設定する必要があります。この画像に関連付ける NTO の属性を確認しましょう。 

追加項目はビジネスニーズに基づいてカスタマイズ可能です。業種によっては、商品種別、言語、場所や市場、該当するライフイベントなどを追加することもできます。 

NTO がアセットクラス「Article Hero Image (記事のヒーロー画像)」に割り当てたアセットの例をいくつか紹介します。 

コンテンツを見直す

既存のコンテンツを見直す際には、アセットやパーソナライズの目標について以下の質問を自問してください。  

• 現在、どのようなコンテンツを持っているか?
• アセットクラスグループを作成するために十分な数の類似アセットがあるか? たとえば、さまざまなバナー画像やセールスプロモーションなど。
• コンテンツは現在、どのようにして作成されているか? イベントベース? セールベース?
• 現在、コンテンツの作成はどのようにグルーピングまたは整理されているか?
• メールテンプレートはどのようなセクションに分けられているか? 最適化またはパーソナライズしたいのはどの部分か?
• コンテンツの寿命はどのようにして決定されるのか? 送信された回数か? プロモーションのタイムラインか?
• 顧客に同じコンテンツを何回見せるのか?
• 現在、コンテンツにはどのようなセグメントやルールが設定されているのか? シーズンごとに新しいコンテンツを作っているのか?
• 特定のセグメントで制限されるコンテンツはどのような内容なのか?
• 特定のセグメントに焦点を当てたアセットはあるか? 特定の顧客に向けたコンテンツはあるか?
• アセットを作成する際に、どのようなパーソナライズのアイデアや除外の必要性が出てくるのか?
• どのようなコンテンツを誰に提供すべきかを決定する際に、どのような属性を考慮するのか? ルールを設定するのに必要な購読者データは何か?

コンテンツと現在の戦略を見直すことは、既存のアセットをどのように変更すべきかを決定するのに役立ちます。また、ビジネスに合わせたアセットクラスの決定や、開始日と終了日の決定にも役立ちます。Einstein コンテンツ選択を使い始めた後でも、ビジネスルールや顧客プロファイル属性を見直す必要があるときには、これらの質問を参考にしてください。今は、まだ特に気にする必要はありません。

コンテンツアセットの追加

まずは簡単な実装から始めることをお勧めします。アセットクラスにグルーピングできるアセットをいくつか選びます。(初心者の多くはヒーロー画像を選ぶ傾向があります。)  いくつかのアセットと属性が揃ったら Einstein コンテンツ選択に追加します。ユーザーインターフェースで個別にアセットを追加することも、ファイルをインポートすることで複数のアセットを一度にインポートすることもできます。まずは、ヘルプページで、インポートに使用するアセットカタログファイルのテンプレートを見つけましょう。これは、アセットライブラリを構築するためのベストプラクティスとなるデータ構造です。

ファイルのアップロード

Einstein コンテンツ選択を初めて使用するときは、設定ページで [Upload File (ファイルをアップロード)] または [Skip Upload (アップロードをスキップ)] のどちらかを選択するように求められます。テンプレートの CSV ファイルが準備できている場合は、[Upload File (ファイルをアップロード)] をクリックして、インポートするファイルを選択します。アセットの準備にもっと時間がかかる場合は、[Skip Upload (アップロードをスキップ)] をクリックします。  

アップロードをスキップする場合は、アセットが揃ったら、再びこの画面にアクセスしてインポートすることができます。[New Asset (新規アセット)] ボタンをクリックしてユーザーインターフェースウィザードを実行し、ドロップダウンアイコンをクリックして [Import Assets (アセットをインポート)] を選択します。  

Einstein コンテンツ選択ブロックの作成

コンテンツが追加されましたので、Einstein コンテンツ選択ブロックをメールで使用できるようになりました。では最初のステップを見ていきましょう。 

1. Content Builder で [Create (作成)] ボタンをクリックして、[Content Block (コンテンツブロック)] を選択します。
2. [Einstein Content Selection (Einstein コンテンツ選択)] をクリックします。
3. 適切なアセットクラスを選択し、フォールバックアセットを確認して、[Save (保存)] をクリックします。フォールバックアセットを変更する場合は、Einstein コンテンツ選択の設定ページからこの設定を編集します。
4. コンテンツブロックに名前を付けて、[Save (保存)] をクリックします。

コンテンツブロックを保存しておけば、そのコンテンツタイプが必要なメールに追加できるようになります。これから送信するニュースレターでいくつかのヒーローバナーをテストして、そのパフォーマンスメトリクスを評価してみましょう。異なる画像を比べて、どちらが効果があったかを調べます。Einstein コンテンツ選択では、ほんの少し設定するだけで、コンテンツをテストしたり、どの画像がどのくらい顧客の関心を引くかを監視したりできます。 

最初はシンプルに

コンテンツをキャンペーンなどでさらに効果的に使用できるように、Einstein コンテンツ選択に追加したコンテンツを引き続き微調整することができます。次の点を忘れないようにしてください。

• 最初は少ないアセットから始める。
• コンテンツを見直して、既存のアセットをアセットクラスに分類する。
• Einstein コンテンツ選択ブロックをメールに追加して、コンテンツをテストする。
• [Performance Analytics (パフォーマンス分析)] タブで、アセットのパフォーマンスを確認する。
• 画像、キャッチコピー、レイアウトを変えたアセットをいくつか作成してテストする。

Einstein コンテンツ選択にアセットを追加し、機能について理解できましたので、いよいよ Einstein コンテンツ選択を実際に使ってみましょう。Einstein コンテンツ選択をさらに活用する準備はできましたか? では、次のモジュール「Einstein コンテンツ選択のソリューション」に進んでください。次のモジュールでは、ビジネスルールと顧客属性を使用してコンテンツ選択を絞り込む方法を学習します。 

リソース

• Trailhead Live: Asset Pool Basics and Content Performance Testing (アセットプールの基本とコンテンツパフォーマンステスト)
• Trailhead Live: Einstein Content Selection Overview (Einstein コンテンツ選択の概要)
• Salesforce ヘルプ: Einstein コンテンツ選択アセットの管理
• Salesforce ヘルプ: アセットカタログファイルの作成とアップロード
• Trailhead: Einstein コンテンツ選択のソリューション

著作権

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