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オムニ調査タスクを作成して設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • オムニ調査タスクを作成する。
  • オムニ調査タスクに調査の質問を追加する。
  • オムニ調査タスクの Omniscript ロジックを定義する。

オムニ調査タスクを作成する

Amelia は検査訪問中、チェックリストの質問に回答することで、多くの情報を記録する必要があります。質問によっては、前の質問によって適切でなくなることもあります。チェックリストに、特定の検査に関連した質問のみが表示されるようになれば便利です。

動的調査の優れた点は、連動関係や条件ロジックでフォームを設定できることです。そうすることで、検査担当者や受入責任者は、重要な情報だけを集めることができます。このような質問フォームは、オムニ調査タスクに Omniscript を組み込むことで実現できます。 

では、Tishon と一緒にオムニ調査タスクを作成しましょう。オムニ調査タスクは、調査の質問と、質問をシーケンス化する Omniscript ロジックで構成されます。 

まずは基本的なフォームを作ってみましょう。 

  1. アプリケーションランチャーから [Omni Assessment Tasks (オムニ調査タスク)] を見つけて選択します。
  2. [New (新規)] をクリックします。
  3. 次の詳細を入力します。
    1. Name (名前): Fire Safety and Building Standards Assessment (防火安全および建築基準調査)
    2. Status (状況): Is Defined (定義済み)
  1. [Save (保存)] をクリックします。
    新しいオムニ調査タスク画面。

オムニ調査タスクを複数回使用するには、状況を「定義済み」に設定する必要があります。 

オムニ調査タスクに調査の質問を追加する

新しいオムニ調査タスクの準備ができましたので、Tishon は次のステップに進みます。まず、すべての質問を含む Omniscript のフォームを作成し、そのフォームをオムニ調査タスクに添付します。

  1. [Fire Safety and Building Standards Assessment (防火安全および建築基準調査)] タスクレコードページで、[Create Omniscript (Omniscript を作成)] をクリックします。これにより、ディスカバリーフレームワークのユーザーインターフェイスが起動します。
  2. [Create Omniscript (Omniscript を作成)] ページで以下の詳細を入力します。
    1. Name (名前): Fire Safety and Building Standards Check (防火安全および建築基準チェック)
    2. Language (言語): English (英語)
    3. Type (種別): Salon_Assessment
    4. Sub Type (サブタイプ): Safety
  1. [Fire Safety and Building Standards Check (防火安全および建築基準チェック)] で、タスクの各側面のステップを定義します。この例では、防火の安全性をチェックするステップと、建築基準をチェックするステップを定義します。
    1. [Untitled Step (無題のステップ)] プレースホルダーの隣にある鉛筆アイコンをクリックして名前を Fire Safety (防火安全) に変更します。
    2. [Add Step (ステップを追加)] をクリックし、鉛筆のアイコンをもう一度クリックして新しいステップを作成します。名前を Building Standards (建築基準) に変更します。
  1. 次に、防火安全および建築基準の調査の質問をすべて検索して、該当するステップに追加します。次のどちらかを実行してください。
    • [Search Assessment Questions (調査の質問を検索)] 項目にキーワードを入力します。例: Fire (防火)、または
    • カテゴリ (例: Building Standards (建築基準)) を選択して、そのカテゴリに属する質問を表示して選択します。
  1. 検索結果のリストから、Omniscript の対応するステップまで質問をドラッグします。または、1 つまたは複数の質問を選択し、[Add Questions to Step (ステップに質問を追加)] をクリックしてステップに追加します。
  2. 次の調査の質問の [Compliance Status (コンプライアンス状況)] チェックボックスをオンにします。
    • Are heating appliances securely fixed with enough clearance? (房器具は十分な間隔を確保して安全に固定されていますか?)
    • Does the establishment provide a safe and clear walking path to the entrance? (施設の出入り口までの安全で明確な歩行経路は確保されていますか?)

[Compliance Status (コンプライアンス状況)] チェックボックスをオンにすると、調査者が調査の質問のコンプライアンス状況 (合格または不合格) をマークするために使用する、事前に設定された選択リストがフォームに表示されます。コンプライアンス状況を不合格とマークすると、自動的に規制コード違反が作成されます。規制コード違反が作成されるように [Compliance Status (コンプライアンス状況)] 項目を設定する方法については、「リソース」セクションに記載されているヘルプ記事を参照してください。

Tishon は Omniscript のフォームにすべての調査の質問を追加できました。 

Omniscript の構築と有効化

Omniscript に条件ロジックを追加して、動的調査の質問を作成することもできます。たとえば、サロンの防火安全検査で「Is this the first fire safety assessment being conducted at this location? (この場所で初めて実施する防火安全調査ですか?)」という質問に対する答えが「いいえ」の場合には、続けて「How many violations were found in the previous inspection or assessment? (前回の検査または調査で見つかった違反は何件ですか?)」の質問を表示します。「はい」であれば、前回の検査はありませんから、この質問は表示されません。 

では、Tishon がチェックリストの消防安全に関するロジックをどのように定義するかを見ていきましょう。 

  1. [Build Omniscript (Omniscript を構築)] をクリックすると、Omniscript ページが開きます。
    防火安全および建築基準チェック用の Omniscript。
  2. [Step 1 (ステップ 1)] をクリックします。[Step Properties (ステップのプロパティ)] で、[Name (名前)] 項目を Fire Safety (防火安全) に変更します。
  3. [Fire Safety (防火安全)] ステップを展開します。
  4. ロジックを追加する質問ブロックを選択します。ここでは、How many violations were found in the previous inspection or assessment? (前回の検査または調査で見つかった違反は何件ですか?) です。
  5. [Properties (プロパティ)] ペインで [Conditional View (条件付きビュー)] セクションを展開します。
  6. [View Condition (表示条件)]で、[Show Element if True (True の場合は要素を表示する)] をクリックします。[Show Element if True (True の場合は要素を表示する)] リンクが強調表示された [Conditional View (条件付きビュー)] セクション。
  7. [Edit Show Hide Rules (ルールの表示/非表示を編集)] ダイアログで、以下のオプションを指定します。
    • [All Conditions Are Met (すべての条件に一致)] を選択
    • Field (項目): Initial_Fire_Inspection
    • Operator (演算子): Equal To (次の値と等しい)
    • Value (値): No (いいえ)
  1. ルールを保存します。

次に Tishon は、サロンの建築基準検査のルールを作成します。「What is the square footage of the establishment? (施設の面積 (平方フィート) はどのくらいですか?)」の質問への回答値が 499 を超える場合は、次に「How many chairs are there in the establishment? (この施設には座席がいくつありますか?)」の質問が表示されます。そうでなければ、椅子の数に関する質問はオムニ調査タスクには表示されません。 

Tishon がチェックリストの建築基準に関するロジックをどのように定義するかを見ていきましょう。 

  1. Omniscript のデザインページで [Step 2 (ステップ 2)] をクリックします。[Step Properties (ステップのプロパティ)] で、[Name (名前)] 項目を Building Standards (建築基準) に変更します。
  2. Building Standards (建築基準) のステップを展開して、質問ブロックの [How many chairs are there in the establishment? (この施設には座席がいくつありますか?)] を選択します。
  3. [Properties (プロパティ)] ペインで [Conditional View (条件付きビュー)] セクションを展開します。[View Condition (表示条件)]で、[Show Element if True (True の場合は要素を表示する)] をクリックします。
  4. [Edit Show Hide Rules (ルールの表示/非表示を編集)] ダイアログで、以下のオプションを指定します。
    1. [All Conditions Are Met (すべての条件に一致)] を選択
    2. Field (項目): Area_of_Establishment
    3. Operator (演算子): Greater Than (次の値より大きい)
    4. Value (値): 499
    5. [Save (保存)] をクリックします。

Tishon は、サロン検査チェックリストの防火安全と建築基準の両方に条件ロジックを適用しました。次は、すべてをテストしてから Omniscript を有効化します。 

  1. [Omniscript] ページで [Preview (プレビュー)] をクリックして質問のフローをテストします。
  2. Omniscript が正しく動作していることを確認したら、[Omniscript] ページで [Activate Version (バージョンの有効化)] をクリックします。

きっと現場の検査担当者は、紙のチェックリストが動的調査に変わって喜ぶでしょう。Tishon はそれを確信しています。次の単元では、Amelia がオムニ調査タスクを使用して実施するサロン検査用に Tishon がアクションプランテンプレートを作成する様子を見ていきましょう。

リソース

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