Salesforce システム管理者が実践できる上位 5 つの事項を挙げる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 顧客および市場主導型組織の 3 つの基本活動をサポートする具体的なアクションを挙げる。
- 望ましい行動やアクションを増やす 3 つの手段をサポートする具体的なアクションを挙げる。
- システムによって顧客および市場主導型アプローチをどのように実現して、業務の卓越とビジネス成果を達成するかを考える。
インテリジェンスの生成 — 使いやすく簡単なものにする。
取得する必要がある情報と、その情報源を特定できたら、それをシステムに取り込む必要があります。ご存知のように、これはなかなか難しい作業です。長年の調査に基づくと、通常、人にデータを収集して入力してもらうには 2 つのことが必要です。(a) 有用性 (価値) が認識できることと、(b) 使いやすさが認識できることです。
多くの場合、システム管理者は情報の価値についてユーザーを教育し、具体的な例を使って定期的に呼びかける必要があります。
情報の収集とシステムへの入力が簡単にできるようにすることも同じように重要です。データを収集する簡単で直観的なユーザーインターフェースを作成するためにシステム管理者は重要な役割を果たします。設定するときには、データアーキテクチャに注意します。特に、下流のレポート、分析などで使用されるデータがどのように取得されるかは重要です。
もちろん、進行中に必ずユーザーからのフィードバックももらいます。
インテリジェンスの分析と共有 — ユーザーが利用できるようにする
意思決定者とアクション実行者が必要な情報を持っていて、簡単にシステムにアクセスして必要な情報を必要なときに必要な形式で入手できるようにします。
アクセス権と権限は定期的に見直すことをお勧めします。必要な情報にアクセスするための適切なレベルの権限が付与されているでしょうか? 必要な情報をどこで探せば良いかを知っていますか? ユーザーに権限やアクセス権があっても、情報がある場所や操作方法がわからなかったり、必要な情報を探せなかったりすれば、システムを使用しないかもしれません。定期的にユーザーの状況を確認し、ユーザーがシステムを使用している様子を観察しても良いか尋ねます。
Chatter を使用して共通の状況認識を持てる状態を作ったり、昔ながらのプッシュ型のレポートでユーザーやグループに情報を提供したりすることを検討します。
意思決定とアクション — 確実に使用されるようにする
意思決定を行うためにユーザーが必要とする情報がシステム内に存在するようにします。その情報に価値があり、システム内にあることがわかっていれば、ユーザーはそれを使用します。まずは、意思決定者とアクション実行者を明確に特定します。その人たちと協力して、何が必要でそれをどのように提供すれば良いかを理解します。
ユーザーが情報を使用していない場合、適切なインテリジェンスを取得できているかどうかを確認する必要があるかもしれません (情報の完全性、適時性、正確性、関連性など)。システムやダッシュボードに正しい情報があると決めつけるのは大きな間違いです。決めつけるのではなく尋ねましょう。
ユーザーのニーズは時間と共に変化します。そのため、ある時点では完璧だったものがそうでなくなる可能性があります。ユーザーと定期的にミーティングをしてシステムやニーズについてのフィードバックをもらい、どのような機能強化が欲しいかについても聞くことをお勧めします。年に 2 ~ 4 回以上はこれを行うことを検討してください。
また、意思決定に使用しているその他の (Salesforce 以外の) システムやレポートがあるかどうかを調べることもお勧めします。システムの統合や書式設定によって業務が楽になる可能性があります。
採用を促進する
会社をさらに顧客および市場主導型にするために、経営陣の取り組みをサポートする方法を見つけます。たとえば、システムを使用して部門間の意思統一や情報共有を改善したり、望ましい行動を表彰、報奨したりする他の方法はないでしょうか? ダッシュボードレポートは部門間で一致しているでしょうか?
Salesforce Chatter と WDC は顧客および市場主導型活動を把握するために非常に有効です。また、望ましい行動を表彰、報奨したり、バッジを割り当てたり、インセンティブを関連付けたりするために必要な組み込み機能もあります。
組織の発展の可能性を想像する
時間をかけてビジネスの現在のしくみを理解してから、システムの機能を最大限に利用することで (現時点ではその機能を使用していなかったとしても) そのしくみがどのように向上するかを想像してみてください。
たとえば、もしプロセスが自動化されたり、モバイルソリューションによって営業担当が (情報を取得するために電話をかける代わりに) お客様に対応する時間が増えたり、ダッシュボードレポートによって全員の認識が統一されたりすれば、ビジネスがもっとうまくいくかもしれません。システムをもっと効果的に使用したり、システムを拡張して会社の業務を向上させたりする方法を想像するのは驚くほど簡単です。
この作業を行うのにお勧めの方法は、Salesforce イベントや Salesforce Success コミュニティに参加することです。また、毎週 1 つか 2 つの Salesforce サクセスストーリーをレビューして、他の会社が Salesforce をどのように使用して問題を解決し、ビジネスパフォーマンスを改善したかというアイデアを得るのも有益です。気に入ったアイデアが見つかり、それを自分の組織にも実装できそうであれば、サクセスストーリーを上司やマネージャーが検討できるように転送するのも簡単です。