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スコアカードのバランスを取る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 診断ツールを使用して、メトリクスがバランススコアカードの 4 つの柱に沿っているかどうかを評価する。
  • 特定のダッシュボードを分析するために診断ツールをどのように使用できるかを説明する。

あなたのダッシュボードはどの程度バランスが取れていますか?

これまでに、NJ Transit が組織の改善と成功を促進するためにスコアカードとダッシュボードを開発したのを見ました。あなたの組織のスコアカードには何が含まれていますか? バランスは取れていますか?

この単元では、組織の相互のつながりについて考えるのに役立つツールを使用し、組織のパフォーマンスの 4 つの柱の間でギャップの可能性を特定します。このツールを使用して次のダッシュボードを調べます。

  • 組織ダッシュボード — これは最高責任者 (CEO や COO など) が組織の全体としてのパフォーマンスを評価するために使用するダッシュボードです。組織によってこのダッシュボードの名前は異なります。存在しない場合や、これに対するアクセス権を持っていない場合は、現時点ではスキップします。
  • 営業エグゼクティブダッシュボード — このダッシュボードは営業 VP (または同等の役職) が営業チームのパフォーマンスと組織に対する貢献を評価するために使用します。
  • マーケティングエグゼクティブダッシュボード — このダッシュボードはマーケティング VP (または同等の役職) がマーケティングチームのパフォーマンスと組織に対する貢献を評価するために使用します。
  • サービスエグゼクティブダッシュボード — このダッシュボードはサービス VP (または同等の役職) がサービスチームのパフォーマンスと組織に対する貢献を評価するために使用します。

ではまず、システム管理者がどのように組織の質問に答え、改善のためのフォローアップステップを実行していくかを見てみましょう。

この単元の最後では、皆さんもこのツールにアクセスできるため、同じことを各自の組織に実行できます。

ダッシュボードのバランスの DIY 評価

1.ダッシュボードのメトリクスと機会を評価する

適切なメトリクスがダッシュボードに存在すれば X のマークを付けます。メトリクスを追加または改善する必要があると思われる場合には OFI とマークします。

X = ダッシュボードに存在する

OFI = 改善の機会

組織ダッシュボード

営業エグゼクティブダッシュボード

マーケティングエグゼクティブダッシュボード

サービスエグゼクティブダッシュボード

柱 1: 顧客認識のメトリクス

顧客満足度

X

OFI

X

ネットプロモータースコア (NPS)

OFI

X

X

OFI

顧客維持

X

OFI

市場シェア

OFI

顧客ロイヤルティ

X

ソーシャルメディア

X

OFI

柱 2: 業務や内部の効率のメトリクス

セールス

X

マーケティング

X

カスタマーサービス

X

商品/サービス部門/製造

ビジネスに重要なその他の項目 (物流のメトリクスなど)

X

柱 3: 組織の能力、知識、イノベーションのメトリクス

人材のスキルトレーニング/教育

OFI

OFI

OFI

X

ワークフォースエンゲージメント

X

OFI

OFI

OFI

内部で創出される新しいアイデアやイノベーション

OFI

従業員による社会貢献

OFI

柱 4: 財務パフォーマンスのメトリクス

全体的な財務の主要なメトリクス

X

X

財務実績への部門の貢献

X

X

OFI

2.ダッシュボードの全体的なバランスを評価する

  • 均衡 = すべての柱にメトリクスがある
  • 部分的均衡 = 3 つの柱にメトリクスがある
  • 不均衡 = メトリクスがある柱が 2 つ以下

均衡

部分的均衡

部分的均衡

部分的均衡

3.組織に役立つ次のステップ

レポートとダッシュボードのユーザーと連携して、バランスが取れたメトリクスの追加と、改善の機会への対応について調べます。

図 6.パフォーマンスメトリクスのバランスに関するダッシュボード評価の例

図 6 の例からわかるように、各ダッシュボードは比較的バランスが取れていて、少なくとも 3 つの柱にメトリクスがあります。ただし、ギャップと改善の機会 (OFI) がいくつか明らかになっています。これは組織に貢献できる領域を表しています。

少し時間を取って、このツールを使用して自分の組織のダッシュボードやレポートを評価してみてください。改善の機会が見つかれば、発見したことについてマネージャーと話し、ダッシュボードを改善するチャンスであると考えてください。

まとめ

次の単元では、組織の種類に関わらず、Salesforce を組織全体のパフォーマンスを追跡するプラスの力として利用するためにシステム管理者として何ができるかについてさらに具体的なアドバイスを見ていきます。

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