継続支援の作成

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 無期限の継続支援を作成する。
  • 固定期間の継続支援を作成する。
  • 支払と継続支援の違いを説明する。
メモ

メモ

このモジュールでは、No More Homelessness は従来の継続支援を使用しています。Salesforce.org ではこのパッケージを刷新し、2020 年 4 月に拡張された継続支援が導入されました。新しい拡張された継続支援への移行については、Power of Us Hub で「NPSP Recurring Donations Overview (NPSP 継続支援の概要)」を参照してください。

継続支援

継続支援とは、確約とは若干異なり、無期限のスケジュールで繰り返し行われる一連の支援で、支援者からの特定のコミットメントはありません。支援者は無期限に支払を判断でき、いつでもこの合意を終わらせることができます。

NPSP の継続支援では、一定期間、定期的に複数回行われる支援の各支払を定義できます。継続支援は、多くの場合、長期にわたって同額を繰り返し寄付する個人からの支援を追跡するのに使用します。 

NPSP では、無期限の継続支援と固定期間の継続支援という、2 種類の継続支援をサポートしています。

無期限の継続支援は、終了日を決めずに特定の支援金額を繰り返し支援することを意味します。たとえば、Candace Evans が架空の非営利団体である No More Homelessness (NMH) に毎月 $100 を寄付し、将来にわたって継続する場合、NPSP で継続支援を終了するまで、支援が続行されます。これは、1 つの支援に対して特定の支払回数を定めている標準の支払とは大きく異なります。

固定期間の継続支援は、定められた期間に同額の支援を繰り返し行うことです。たとえば、Candace Evans が 1 年間に渡って毎月 $50 を寄付すると確約した場合、この支援は 1 年継続し、指定期日に終了します。このタイプの支援は、標準の Salesforce 商談で分割払いが指定された場合に似ています。固定期間の継続支援で支払を使用するかどうかの選択は複雑になることがあります。詳細は、この単元の最後にある「リソース」セクションの資料を参照してください。

無期限の継続支援の作成

部門横断イニシアティブの一環として、NMH チームは最近、毎月 1 人のホームレスに対するサービスのスポンサーになるよう依頼するキャンペーンを開始しました。Candace Evans は、毎月 $100 を支援するスポンサーになることを決めました。NMH の開発担当者である Sofia はこの支援を NPSP に入力する必要があります。Sofia と一緒に無期限の継続支援を作成しましょう。

1.[継続支援] タブに移動します。メインナビゲーションに表示されない場合は、アプリケーションランチャー () に移動し、「継続支援」を見つけて選択します。

[新規] が強調表示された継続支援

2.[新規] をクリックします。

3.[Recurring Donation Name (継続支援名)] 項目に名前を入力します。(組織でニーズに合う標準命名規則を決める必要があります)。Sofia はこれに「Recurring Donation Give a Life - Evans and Wong Household」 (継続支援 生活支援 - Evans and Wong Household) という名前を付けます。

4.取引先責任者名または組織名のどちらか (両方ではなく) を入力します。Sofia は、支援者「Candace Evans」を [取引先責任者] 項目に入力することにします。

5.継続支援の詳細を入力します。

  • 金額: 支援 1 回あたりの金額。Sofia は「$100」と入力します。
  • 状況: [進行中] を選択します。
  • 開始日: 継続支援が開始された日付。
  • 次回の支援日: 次回の支援予定日。この日付によって、将来のすべての支援日も決定されます。たとえば、[次回の支援日] に 2018 年 12 月 1 日と入力し、支援の頻度が毎月の場合、Salesforce によって支援日が 2018 年 12 月 1 日、2019 年 1 月 1 日というように設定されます。
  • 最終支援日: 入力しないでください。NPSP では、支援が最後に [記帳済み] とマークされた日 (NPSP で記録されている最新の支援日) に基づいてこの値を自動的に計算します。
  • 間隔: 支援を受け取る頻度。
  • 回数: 入力しないでください。このオプションは、固定期間の継続支援専用です。無期限の継続支援の場合、NPSP が自動的に、[継続支援設定] の [商談の売上予測月数] に基づいて自動的に支援回数を計算します。
  • スケジュールタイプ: 入力しないでください。(ここで行うことはほとんどありません)。無期限の支援の場合、値は常に [加算] になります。
  • キャンペーン: Sofia は「Give a Life」キャンペーンに継続支援を指定して、キャンペーンの有効性を追跡したいと考えているため、ここで参照項目を使用してキャンペーンを選択します。NMH がキャンペーンを継続支援のすべての支援レコードに設定する場合、システム管理者は [継続支援設定] の [キャンペーンをすべての商談に追加] チェックボックスを使用できます。
  • 成立支援金額: 入力しないでください。支援が行われ、[記帳済み] とマークされると、NPSP が自動的にこの値を計算します。
  • 成立支援回数: 入力しないでください。支援が行われ、[記帳済み] とマークされると、NPSP が自動的にこの値を計算します。

名前、金額、間隔、その他の項目が表示された [新規継続支援] フォーム

6.[保存] をクリックします。

Sofia は、継続支援レコードの [関連] タブで、NPSP が適切な数の支援を作成し、各支援の状況を [確約済み] とマークしたことを確認できます。

フェーズが強調表示された新規継続支援の取引先責任者レコードの詳細

Sofia が支援のフェーズを [確約済み] から [記帳済み] に変更すると、NPSP は上記で説明した項目の一部を再計算します。

更新された [成立支援金額] と [成立支援回数] が強調表示された取引先責任者レコードの [新規継続支援]

固定期間の継続支援の作成

継続支援はとてもありがたいのですが、(残念ながら) いつも無期限とは限りません。終了日を間近に控えた継続支援もあります。今回、Candace Evans は、「NMH Transitional Housing」 (NMH 一時滞在施設) キャピタルキャンペーンに対し固定期間の継続支援も行おうとしています。Candace は支援にとても積極的です。

Sofia と一緒に、固定期間の継続支援を作成しましょう。

1.[継続支援] タブをクリックします。[新規] をクリックします。

[継続支援] が強調表示されたナビゲーションバーのセクションメニュー

2.[Recurring Donation Name (継続支援名)] 項目に、名前を入力します。Sofia はこれに「NMH Transitional Housing Capital Campaign - Evans and Wong Household」 (NMH 一時滞在施設キャピタルキャンペーン - Evans and Wong Household) という名前を付けます。

3.取引先責任者名または組織名のどちらか (両方ではなく) を入力します。参照項目を使用して Salesforce の既存の個人や組織を検索できます。Sofia は、「Candace Evans」を [取引先責任者] 項目に入力することにします。

4.継続支援の詳細を入力します。

  • 金額: 個別の支援 1 回あたりの金額を入力するか、または NPSP で適宜分割払い額を計算する場合は確約総額を入力します。Sofia の支援は、確約総額が $10,000 です。
    • 状況: [なし] を選択します。
    • 開始日: 継続支援を開始した日付。
    • 次回の支援日: Sofia は、12 回の四半期ごとの支援を作成するため、これは空白のままにします。NPSP で自動的に次回の日付が計算されます。
    • 最終支援日: 入力しないでください。NPSP では、確約に関連する支援が [記帳済み] とマークされた日付に基づいて、この値が自動的に計算されます。
    • 間隔: 確約に対して行われる支援支払の頻度。Sofia は [四半期毎] を選択します。
    • 回数: 予定総支払回数。これは、12 回の分割払いにした固定期間の継続支援です。
    • スケジュールタイプ: [加算] または [分割] を選択します。この場合、固定で $10,000 がコミットされているため、Sofia は [分割] を選択します。
    • キャンペーン: キャンペーンの名前。Sofia は「NMH Transitional Housing Capital Campaign」と入力します。キャンペーンを継続支援のすべての支援レコードに設定する場合は、[継続支援設定] の [キャンペーンをすべての商談に追加] チェックボックスを使用します。
    • 成立支援金額: 入力しないでください。支援が行われ、[記帳済み] とマークされると、NPSP が自動的にこの値を計算します。
    • 成立支援回数: 入力しないでください。支援が行われ、[記帳済み] とマークされると、NPSP が自動的にこの値を計算します。

名前、金額、間隔、その他の項目が表示された [新規継続支援] フォーム

5.[保存] をクリックします。継続支援レコードの [詳細] タブに、新しい固定期間の継続支援の情報が表示されます。

支援者名、単価、次回の支援日、その他の項目が表示された継続支援の [詳細]

無期限または固定期間の継続支援を作成するときには、[状況] 項目に適切な値を選択することが重要であることを念頭に置いてください。

状況
説明
なし (または空白)
この値は、固定期間の継続支援に使用します。間隔とスケジュールタイプに基づいて、適切な回数が作成されます。回数またはスケジュールタイプが更新されない限り、新規の回数は追加されません。
進行中
この値は、無期限の継続支援の作成に使用します。間隔に基づいて商談が作成されますが、回数を作成するのではなく、商談数は [NPSP 設定] の売上予測月設定に基づきます。
完了
この値によって、無期限の継続支援で追加の商談が作成されるのを停止します。既存の進行中の商談は、[NPSP 設定] で指定された動作に基づいて処理されます。

確約と継続支援の比較

NPSP に確約と継続支援を入力する手順を確認してきましたが、確約と継続支援の定義方法については組織の他のユーザと連携する必要があります。毎月 $50 を寄付する支援者は、どちらの方法でも管理できますが、依頼、追跡、認識、会計処理の方法は確約と継続支援で大きく異なる場合があります。

通常、確約は拘束力のあるコミットメントとみなされ、継続支援はそうではありませんが、開発部門や会計部門に問い合わせて組織でどう処理されているかを明確にしてください。寄付を確約 (支払を使用) または継続支援のどちらとして認識するかで組織に影響があります。どちらを選択しても、NPSP には処理できる機能があります。

資金調達担当者は、透明性、支援者への説明責任、支援者の意図の尊重など、倫理的実務へのコミットメントにおいて、財務チームや会計チームと連携することがあります。次の単元では、制限付きの支援の管理など、こうした実務のいくつかをサポートするのに NPSP がどう役立つかを学習します。

リソース