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キャンペーンメッセージのパーソナライズと送信

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 保留中のキャンペーンメンバーのリストを確認し、承認する。
  • キャンペーンメッセージをパーソナライズする。
  • キャンペーンパーソナライズのデフォルトを設定する。

取引先責任者やリードなどの個人にシングルメッセージを送信する方法が理解できたところで、この単元では個人のグループ全体に複数のメッセージを送信しながら、受信者ごとにメッセージの内容をパーソナライズする方法を学習します。

キャンペーンとパーソナライズされた送信

キャンペーンは、外部向けマーケティングキャンペーンや一連のコミュニケーションを管理するのに適した方法です。すでに組織で、企業レベルからのアウトリーチの管理や、活動の管理と整理にキャンペーンが使用されている可能性も高いです。マーケティング担当者と関わりがあれば、「ジャーニー」という言葉を聞いたことがあるはずです。Marketing Cloud Engagement でジャーニーという場合は、見込み客がブランドにエンゲージし、得意客になるまでの道のりを意味します。ジャーニーとは、会社が設計するカスタマーコミュニケーションプランです。 

Distributed Marketing を通じて、キャンペーンは Marketing Cloud Engagement ジャーニーに関連付けられます。ジャーニーとコンテンツはマーケティングチームによって作成され、ビジネスユーザー (あなた) と共有されます。そのメッセージコンテンツをパーソナライズして、個人または顧客リストの一部にメッセージを送信することができます。以下、プロセスの概要です。

  1. キャンペーンのメンバー候補を確認する、または自分でキャンペーンに追加する。
  2. 必要に応じて、メッセージをパーソナライズする。
  3. 変更を承認するか、メッセージ送信のメンバーを却下する。

これで完了です。それでは、キャンペーンを通じてメッセージジャーニーに顧客を追加する方法を見てみましょう。

保留中のキャンペーンメンバーの確認

クライアントリストからキャンペーンに顧客を追加するには、手動選択から完全自動化されたプロセスまで、多くの方法があります。会社によっては、マーケティングチーム、アシスタント、またはその他のチームメンバーがセグメンテーションやビジネスルールに基づいて特定のキャンペーンに顧客を推奨することもあります。ただし、お客様がセグメントに該当するからといって、それが特定のメッセージを送信する適切なタイミングであるとは限りません。そうした理由から、Distributed Marketing のキャンペーン送信では、承認が得られるまで待機してから送信します。キャンペーン送信ワークフローを使用すれば、推奨された取引先責任者、リード、個人取引先を確認し、個人または個人のグループ向けにパーソナライズして、誰もが適切なメッセージを適切なタイミングで受け取れるようにすることができます。

メモ

Salesforce を使用したことがある方なら、承認プロセスのことは良くご存知だと思います。このプロセスを Distributed Marketing で使用して、マーケティングチームまたはコンプライアンスチームに Distributed Marketing 送信の確認と承認を依頼している会社もあるかも知れません。呼称は似ていますが、ここで説明しているキャンペーン送信ワークフローは、オーディエンスに合わせてコンテンツをカスタマイズするためのまったく別のツールです。

このしくみは次のとおりです。

Salesforce Cloud のキャンペーンに移動します。[キャンペーンメッセージ] コンポーネントに [保留中のメンバーを表示] ボタンが表示されれば、確認と承認が必要なお客様が 1 人以上いるということです。(ヒント: [保留中のメンバーを表示] が表示されない場合は、確認が必要なキャンペーンメンバーはいません。) 

[キャンペーンメッセージ] コンポーネントには、承認、却下、失敗、承認保留中というそれぞれの状況に何人のキャンペーンメンバーがいるかが表示されます。

[保留中のメンバーを表示] をクリックする前に、[キャンペーンメッセージ] コンポーネントのメッセージのリストを確認して、プレビュー をクリックしてメッセージのコンテンツをプレビューし、必要に応じてカスタマイズします。ここでの変更は、個人またはグループへのメッセージをパーソナライズするための出発点となります。つまり、デフォルトを定義することだと考えてください。これについては、後ほど詳しく説明します。次に、[保留中を表示] をクリックして、キャンペーンメンバー候補のリストを確認します。

キャンペーンメッセージを念頭に置いて、保留中のメンバーのリストを確認します。 

  • 保留中のキャンペーンメンバーのメッセージ受信をオプトインするには、キャンペーンメンバーを選択し、[準備完了] をクリックします。
  • 保留中のキャンペーンメンバーのメッセージ受信をオプトアウトするには、キャンペーンメンバーを選択し、[却下] をクリックします。
メモ

気が変わった場合は、キャンペーンメンバーを選択して [保留中にリセット] をクリックします。

承認したメンバーをジャーニーに送信する前に、メッセージの確認とパーソナライズについて見てみましょう。

メッセージのパーソナライズとプレビュー

キャンペーンメンバーの確認と承認を行いながら、メールメッセージにパーソナライズされたメモを含める必要がある人がリストに含まれているかどうかを判断します。たとえば、最近会った人や、あなたが回答できる特定の質問をしてきた人の名前が見つかることもあります。そのキャンペーンメンバーを選択し、[パーソナライズ] をクリックします。

その受信者へのメッセージが表示されます。[編集] タブで、前のメッセージと次のメッセージ をクリックして、キャンペーンメッセージ間を移動します。マーケティングチームによってパーソナライズ可能な領域がすでに作成されている場合は、[編集] をクリックすれば、表示されたメッセージのパーソナライズを開始することができます。

[クリックして編集] ボタンをクリックすれば、クイック送信メッセージを編集するのと同じように、メッセージの特定の部分を編集できます。テキストをカスタマイズしたり、画像を追加したりしながら、メールの変更内容をその場でプレビューできます。キャンペーンメンバーを 1 人選んでその人だけのメッセージを変更したり、複数のメンバーを選択して一括変更を行ったりすることができます。キャンペーンメンバーのリストを絞り込んで、共通点が多い複数のメンバーに対してパーソナライズを行うこともできます。これはプロファイルベースのパーソナライズとも呼ばれます。変更を保存し、ウィンドウを閉じて、保留中のキャンペーンメンバーのリストに戻ります。

メモ

保留中のキャンペーンメンバーのリストで名前を見ても誰だか分からないこともあります。保留中のキャンペーンメンバーのリストを確認しているときに、メンバーの名前をクリックすると、メンバーの詳細にアクセスできます。名前や取引先、または取引先責任者所有者などの情報の確認と更新は、[メンバーの詳細] ウィンドウから直接行うことができます。ウィンドウを閉じて、保留中のキャンペーンメンバーのリストに戻ります。

準備ができたら、[メンバーを送信] をクリックして承認されたメンバーをキャンペーンに追加し、却下されたメンバーを保留中リストから削除します。これで、ジャーニーに定義されたケイデンスに従って、「準備完了」とマークされたメンバーにメッセージの送信が開始されます。

キャンペーンのデフォルトパーソナライズの設定

メールを一度だけ調整して、それを利用したいと考えていますか? 問題ありません。承認したすべてのキャンペーンメンバーへのメッセージに適用されるパーソナライズを追加できます。 

[キャンペーンメッセージ] コンポーネントで、設定 をクリックし、[メッセージ設定] を選択します。[キャンペーンパーソナライズのデフォルト] ウィンドウが開きます。ここで、個人またはグループのパーソナライズを始める前に、キャンペーンでメッセージをカスタマイズできます。 

“”

前述のように、特定のメッセージの横にある プレビュー をクリックしても、承認されたすべてのキャンペーンメンバーのメッセージを編集することができます。

以降の編集操作は前に説明した手順とほぼ同じです。キャンペーンのメンバーを承認するときに、このパーソナライズされたテキストを上書きして、個々の受信者のメッセージをカスタマイズするチャンスがまだありますから、安心してください。 

これで Distributed Marketing を使用する準備が完了しました。

パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスの重要性と、Distributed Marketing によってそれを簡単に実現できることを学習しました。クイック送信とキャンペーンメッセージの違いと、それぞれの使用方法についても学習しました。さっそく Distributed Marketing を使用して、忘れられないカスタマーエクスペリエンスを作り上げましょう。

リソース

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