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ディスパッチャーコンソール設定をカスタマイズする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ディスパッチャーコンソールの設定を変更する。
  • ディスパッチャーコンソールに表示される項目を変更する。
  • ドリップフィードスケジュールを有効にする。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へChallenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、日本との値をコピーして貼り付けます。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

始める前に

このモジュールの手順を実行するには、管理パッケージとサンプルデータが用意されている Field Services を含む特別な Developer Edition 組織が必要です。独自の組織で取り組めるように、現時点で無料の Developer Edition を入手して Trailhead に接続してください。後で、これを使用して Challenge を完了します。この Developer Edition は、このバッジの Challenge 用に設計されているため、他のバッジでは機能しないことがあります。使用している Trailhead Playground や特別な Developer Edition 組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。 

  1. Field Service を搭載した無料の Developer Edition 組織にサインアップします。
  2. フォームに入力します。[メール] には、有効なメールアドレスを入力します。[ユーザー名] に、メールアドレス形式の一意のユーザー名を入力します。有効なメールアカウントである必要はありません (たとえば、yourname@test.com でも構いません)。
  3. フォームに入力したら [サインアップ] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  4. アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
  5. パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。
    ヒント: 後で簡単にアクセスできるように、ユーザー名、パスワード、ログイン URL を書き留めておいてください。
  6. Developer Edition 組織にログインした状態になっています。

新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続します。

  1. Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
  2. このページの最下部にある「Challenge」セクションで、現在の Playground 名をクリックし、[組織を接続] をクリックします。
  3. ログイン画面で、先ほど設定した Developer Edition のユーザー名とパスワードを入力します。
  4. [アクセスを許可しますか?] 画面で [許可] をクリックします。
  5. [この組織をハンズオン Challenge 用に接続しますか?] 画面で [はい] をクリックします。保存します。Challenge ページにリダイレクトされたら、このバッジの獲得を目指して新しい Developer Edition を使用できます。

ガントチャートを開き、サンプルデータを表示します。

  1. アプリケーションランチャー アプリケーションランチャーアイコン で、[Field Service] を見つけて選択します。
  2. [Field Service] タブをクリックします。
  3. ガントチャートのカレンダーで、2021 年 9 月 22 日を選択します。
2020 年 6 月 13 日が選択されているガントチャートのカレンダー。この組織のサンプルデータの範囲は 2021 年 9 月 22 日から 2021 年 9 月 24 日まです。そのため、このモジュールでは日付を遡ることになります。

表示されるタイムゾーンを変更する

ディスパッチャーコンソールには、時間帯別に整理された予定と派遣作業員を表示するガントチャートが含まれています。Ursa Major の派遣担当者である Jacinta には、ロサンゼルスのタイムゾーンで予定時間を表示するガントチャートが用意されています。Jacinta はカリフォルニア州ロサンゼルスに住んでおり、その場所は自身の主要なサービステリトリーであるため、予定が太平洋時間で表示されるのは理にかなっています。

ですが、コロラド州デンバーの派遣担当者が来週休暇に入ると、Jacinta はそのテリトリーも引き継ぐ必要があります。デンバーは山岳部タイムゾーンにあり、太平洋タイムゾーンより 1 時間遅れています。Jacinta はデンバーの予定を山岳部時間で、ロサンゼルスの予定を太平洋時間でガントチャートに表示したいと考えています。

Maria はその設定を自分が行うことに問題はないと Jacinta に伝えます。

  1. アプリケーションランチャー アプリケーションランチャーアイコン で、[Field Service Admin] を見つけて選択します。
  2. [Field Service 設定] をクリックします。
  3. [Dispatcher Console UI (ディスパッチャーコンソール UI)] を開き、[Gantt Configurations (ガントチャート設定)] をクリックします。
  4. [Gantt chart timezone (ガントチャートのタイムゾーン)] で、テリトリーで使用されるタイムゾーンの予定を表示する [Territory Timezone (テリトリータイムゾーン)] を選択します。選択された [Territory Timezone (テリトリータイムゾーン)] が表示されている [Dispatcher Console UI (ディスパッチャーコンソール UI)] 設定。
  5. [Save (保存)] をクリックします。

Jacinta はアプリケーションランチャーで [Field Service] を選択し、[Field Service] タブをクリックして、ガントチャートの変更を確認します。ロサンゼルスの予定は太平洋時間で、デンバーの予定は山岳部時間で表示されています。

項目セットを使用して項目の追加と削除を行う

項目セットは、ディスパッチャーコンソール環境をパーソナライズするためのすばらいいツールです。システム管理者は、カスタム項目を追加したり、項目を移動したり、派遣担当者が使用していない項目を削除したりすることができます。

ディスパッチャーコンソールでは、次の場所に表示される項目を項目セットで制御します。

  • 予定リストの列として
  • ガントチャート上の予定の上にマウスポインターを置いたときに表示されるツールチップ
  • ガントチャート上で派遣作業員をダブルクリックしたときに表示されるリソースライトボックスの項目として
  • ガントチャート上で派遣作業員や他のサービスリソースの絞り込みに使用する項目として

Jacinta は Maria に対して、リソースライトボックスに「効率」という項目を追加するように依頼します。効率項目は、派遣作業員がどれだけ迅速に ToDo を完了させたかを追跡するものです。この項目は、予定のスケジュール済み終了時刻を決定するために使用されます。

Maria は新しい項目を追加します。

  1. 設定 をクリックして [設定] を選択します。
  2. [オブジェクトマネージャー] をクリックします。
  3. [サービスリソース] をクリックします。
  4. [項目セット] をクリックします。
  5. [Resource Lightbox (リソースライトボックス)] をクリックします。
  6. [Efficiency (効率)] 項目をレイアウトにドラッグします。[Resource Lightbox (リソースライトボックス)] 項目セットにドラッグされている [Efficiency (効率)] 項目が表示された [オブジェクトマネージャー]。
  7. [保存] をクリックします。

Maria は変更内容を確認します。アプリケーションランチャー アプリケーションランチャーアイコン[Field Service] を見つけて開き、[Field Service] タブをクリックします。ガントチャートで、リソースリストの James Clifton の名前をダブルクリックします。[Efficiency (効率)] 項目が表示されるようになりました。これで準備完了です。

メモ

Trailhead Playground で作業している場合は、必ずガントチャートのカレンダーで 2021 年 9 月 22 日を選択してください。

項目セットはオブジェクトと結び付けられています。オブジェクトマネージャーでフィールドサービスオブジェクトの [項目セット] をクリックすると、そのオブジェクトに表示される項目を変更できます。その後、ディスパッチャーコンソールで変更内容を確認します。

ドリップフィードスケジュールを有効にする

Ursa Major では、スケジュールは常に変化しています。派遣作業員は割り当て済みの予定を受信すると、開始する前に新しい予定に切り替える必要があります。そのため、派遣作業員は自分が実際に次に何の作業を行うことになるのか、はっきりわかりません。

Jacinta は Maria に依頼して、ドリップフィードスケジュールを有効にしてもらいます。ドリップフィードが有効になっている場合、派遣作業員は現在の予定を完了するまで新しい予定を受信することはできません。これは、1 日のうちで予定が大きく変更される企業にとって便利な機能です。

  1. アプリケーションランチャー アプリケーションランチャーアイコン で、[Field Service Admin] を見つけて選択します。
  2. [Field Service 設定] タブをクリックします。
  3. [Dispatch (派遣)] を開き、[Drip Feed (ドリップフィード)] をクリックします。
  4. [Enable Drip Feed Dispatching (ドリップフィード派遣を有効にする)] を選択します。
  5. 割り当てる予定の数を選択します。Maria は 1 を選択します。ドリップフィード派遣が有効化されたディスパッチャーコンソール。
  6. [Save (保存)] をクリックします。

それぞれのサービス予定は、最後の予定が完了すると直ちに派遣作業員に割り当てられます。後で割り当てることで、直前のスケジュール変更に煩わされることがなくなるため、目下の作業に集中することができます。

メモ

テリトリーごとに異なる数のサービス予定を割り当てるには、サービステリトリーオブジェクトの [Number of Services to Drip Feed (ドリップフィードするサービスの数)] 項目を使用します。この項目は組織の設定よりも優先されます。

Maria は Jacinta のタイムゾーンを設定しました。これにより、Jacinta はデンバーでの予定をデンバーの現地時間で確認できるようになりました。また、Maria はリソースライトボックスに表示される項目も変更し、最後にドリップフィードスケジュールを有効にしました。Jacinta はカスタマイズしたガントチャートを堪能しており、さらにカスタマイズすることを考えています。

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