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障害のある人々を採用する

学習の目的 

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 障害インクルーシブな採用計画を策定して利用する。
  • 採用サイクル全体で配慮を提供することがインクルーシブな従業員にとって重要である理由を説明する。
  • 障害のある人を専門的な仕事向けに探すためのリソースを特定する。

障害のある人々は、独自の生活を経験しており、その結果、貴重な視点が身に付いています。そしてこのような人々の多くは、障害によって物事を批判的かつ創造的に考えるようになっています。 

特に技術分野の職場では、製品を革新し続けるために常に新しいソリューションを見つけなければならないため、障害のある人々が身に付けた問題解決能力が重要になります。

人工内耳を装着した女性とノンバイナリーの人が面接の順番を待っている。

障害のある人々を採用することの価値を理解したら、これらの人々を採用するための戦略を構築して、アクションプランを実装できます。採用計画は 3 つのステップで策定します。

  1. 採用の障壁を特定して対処する。
  2. 採用サイクル全体に配慮を織り込む。
  3. 障害のある応募者を積極的に探す。

では、それぞれのステップを見てみましょう。

1.採用の障壁を特定して対処する。

障壁を克服するための最初のステップは、それらを見つけることです。まず、採用プロセスを精査して、障害のある人々の採用を妨げる可能性のある障壁がどこに存在するかを理解しましょう。たとえば、オンライン面接が字幕機能をサポートするプラットフォームで実施されているかどうかを確認します。 

見た目では分からない障害のある人やニューロダイバージェントな人への配慮では、わずかな障壁さえも問題になることがあります。特定のオフィスの見つけ方が分からない人の立場でこれらの障壁を考慮しましょう。(誰かが応募者を出迎えて適切な部屋まで案内することも検討してください。)

Inclusively の Accommodations Insights Dashboard などのリソースを活用すれば、最もよくリクエストされる配慮について理解することもできます。そうすることで、応募者と既存の従業員の両方のニーズをより深く理解し、自身の採用プロセスでギャップを埋める機会を見つけることができます。

2.採用プロセス全体に配慮を織り込む。

採用プロセスは、応募者から連絡があった (または応募者に連絡した) 時点からインクルーシブでなければなりません。たとえば、「履歴書をアップロード」ボタンには、支援技術が認識できるように、適切にコーディングされたラベルが付けられている必要があります。あるいは、採用マネージャーがオンライン面接を実施する際には、字幕機能に対応した動画プラットフォームを使用する必要があります。さらには、面接では明瞭で簡潔な言葉を使用する必要があります。 

応募者が求人の投稿を見た時点で、配慮を簡単かつ直感的にリクエストできる必要があります。さらに良いのは、配慮を応募者からリクエストさせるのではなく、配慮が必要であるかどうかを事前にすべての応募者に尋ねることで、このプロセスを標準化しておくことです。

配慮を提供することはコストがかかるという考えはよくある誤解です。障害のある労働者の大半は、配慮がなくても支障なく仕事を行うことができますし、必要な場合でも通常は最小限のコストで済みます。Job Accommodation Network (JAN) による調査では、配慮のうち 58% は実装コストがかからず、かかった場合の平均も $500 程度でした。 

実装にコストがかからない配慮の一例を示します。これらは、コストがかからなくても、障害のある人々が採用プロセスで最高の自分をアピールできるようになるほど、劇的な変化をもたらします。

  • 面接やミーティングの前に、すべての関連情報、詳細、コンテキストを提供する。詳細には、場所、関与する人物とそれぞれのロールが含まれます。
  • 再スケジュールや提要した詳細への変更に留意する。
  • 長い面接や複数の面接セッションには休憩を挟み、応募者が集中力を取り戻したり必要な治療を行ったりできるようにする。
  • 測定不能なスキルテストや性格判断などは行わない。これらは、障害のある応募者に不利な無意識のバイアスにつながることがあります。たとえば、これらのテストに正直に答えた結果、採用マネージャーがこの応募者は会社にふさわしくないと思ってしまうと、実際に仕事で必要な実際のハードスキルには目を向けなくなることがあります。

3.障害のある応募者を積極的に探す。 

障害のある人々の隠された才能を見つけるためのプラットフォームはたくさんあります。まずは以下の場所から見て行きましょう。 

Disability:IN: Next Gen プログラム

Disability:IN の Next Gen プログラムなどの障害者支援組織からインターンを募集することを検討しましょう。NextGen Leader Initiatives は、多様性のすべてのセグメントに該当する個人の雇用機会を増やすことに尽力しています。

Workforce Navigators

Salesforce エコシステムで増大する人材への需要に対応するため、Salesforce では障害のある専門家をトレーニングするためのプログラムをサポートしており、需要の高い Salesforce のスキルや認証を獲得できるようにしています。さらに、支援技術ユーザーへの補助カリキュラムの提供、配慮リクエストのサポート、そして障害のある Trailblazer への求人サポートを提供しています。

Blind Institute of Technology

この非営利組織は、米国全土の雇用主とパートナー契約を結んでいます。技術的なトレーニングと就職支援を提供することで、障害のある人々が専門職に就く機会を増やすことを目的としています。

Inclusively

このワークフォースインクルージョンプラットフォームは、障害のある求職者を、真に多様的でインクルーシブな従業員の確保と維持に貢献している雇用主に結び付けます。

採用の準備が整ったら

障害者コミュニティは、米国で最大の未開発タレントプールの 1 つです。障害のある人々が組織にもたらすユニークなスキルや経験について理解したら、採用を始めるのに最適なインクルーシブ応募者パイプラインを検討してください。採用計画を策定し、さまざまなリソースのいずれかを利用して、適性のある応募者のパイプラインを構築します。 

障害のある人々が、障害のない人々と同じように雇用機会を求めることができる環境の重要性とメリットを、米国の実業界全体が理解できる日が早く来ることを願っています。

リソース

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