グリッドデザインのオプションを作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- クライアントのニーズを満たすグリッドデザインのオプションを作成する。
- グリッドデザインの推奨オプションのメリットと考慮事項をクライアントに明確に説明する。
- グリッドデザインのオプションをクライアントのビジネス目標や課題に結び付ける。
サービスエンゲージメントの例
クライアントである大手の IT 企業が先頃、同じ業界の小規模な企業を買収しました。この単元では、架空の合併企業向けにグリッドデザインのオプションを作成する方法を見ていきます。
ステップ 1: 準備
まず、クライアントの全体的なビジョンと、ディスカバリーに必要なその他の情報を収集します。次に、その情報を参考に、クライアントのニーズに応えるグリッドデザインを 2 ~ 3 つのオプションにまとめて、方向性を示します。
ディスカバリーで収集する主な情報は次のとおりです。
ディスカバリーで得られる情報 |
グリッドデザインの推奨事項 |
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どちらの企業にも独自のビジネスユニットがある。買収に伴い、財務やマーケティングなど、数種のビジネスユニットが統合されることになっている。 |
両社の財務などのビジネスユニットを、買収後の事業体制に合わせて、同じワークスペースに配置する必要があります。 |
大手の買収側企業は Slack を使用しているが、特にベンダーやその他の外部関係者とのコミュニケーションには、依然としてメールを多用している。被買収企業の従業員のほうが Slack を使いこなしており、メールよりも Slack を選ぶ可能性が高い。 |
Slack コネクトを使用して外部とのコラボレーション専用のワークスペースを設ければ、ベンダーや外部関係者とのメールを減らすことができます。包括的な大規模ワークスペースを作成し、ナレッジバンクを構築すると、検索機能が向上します。 |
被買収企業の従業員は現在、買収側企業の従業員から疎外されていると感じている。買収側企業の文化に溶け込みたいと思っているものの、自分たちを受け入れようとする取り組みがまだ十分ではないと感じている。 |
1 つのグローバルワークスペースに両社の従業員をまとめて、ソーシャルチャンネルや従業員リソースグループチャンネルを活用すれば、コラボレーションを促進することができます。 |
どちらの企業も引き続きメールと Slack を使用する。ただし、Slack でサードパーティツールを使用する際のアプリの承認プロセスと管理プロセスが両社で異なる。当面は、このまま維持する必要がある。 |
同一のグリッド内に 2 つの別々のワークスペースを設ければ、両方のグループがそれぞれのニーズに応じてポリシーや設定をカスタマイズし、アプリ管理などのプロセスを効率化できます。 |
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企業は合併後、そのビジョンの実現に向けて次のことを行う。
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1 つのグローバルワークスペースに両社の従業員をまとめることができます。また、ソーシャルワークスペースで両社間のつながりを築き、両社を包含する文化を育むことができます。 使用頻度の高いアプリは、オーガナイゼーションレベルで事前承認してインストールすれば、従業員全員がアクセスできるようになります。 |
ステップ 2: 設計
ビジョンとディスカバリーで収集した情報に基づいて、グリッドデザインの 3 つのオプションを作成し、クライアントが検討できるようにします。
オプション 1: 1 つのワークスペースからなる一元型デザイン

このオプションでは、すべての従業員が 1 つのスペースでシームレスにコラボレーションやコミュニケーションを行います。このグリッドデザインの場合、全従業員が 1 つにまとめられ、2 つのグループに必要な異なるプロセス、ポリシー、設定は考慮されません。たとえば、Slack でサードパーティツールを使用する際のアプリの承認と管理に別々のプロセスが必要になる場合などです。
利点 |
考慮事項 |
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オプション 2: 2 つのワークスペースからなる分散型デザイン

このオプションはやや複雑ですが、2 つの企業がグローバルチャンネルやマルチワークスペースチャンネルを通して、シームレスにコラボレーションやコミュニケーションを行うことができます。このグリッドデザインは、Slack でサードパーティツールを使用する際のアプリの承認プロセスや管理プロセスなど、2 つのグループがそれぞれに必要とする各種のプロセス、ポリシー、設定を考慮します。
利点 |
考慮事項 |
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オプション 3: 3 つ以上のスペースからなる分散型デザイン

オプション 3 もやや複雑ですが、合併後の企業がシームレスにコラボレーションやコミュニケーションを行う機会が増えます。このグリッドデザインは、2 つのグループそれぞれに必要なプロセス、ポリシー、設定を考慮する一方で、すべての従業員がつながり、企業文化を築く場を設けます。このグリッドデザインは明確で、理解しやすい構造になっています。社内通知やコラボレーションの推進に OrG 全体のチャンネルを使用して採用を促進します。
利点 |
考慮事項 |
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推奨

オプション 3 は、ディスカバリープロセスで特定されたニーズの大半を満たします。たとえば、従業員同士のつながりが強まり、両社にとって望ましい管理モデルが維持されます。そのため、合併後の企業にオプション 3 を推奨します。ソーシャルワークスペースは、2 つのオーガナイゼーション間の従業員のエンゲージメントと交流を促進するという企業のビジョンに適合しています。その一方で、2 つの企業を各自のワークスペースに維持すれば、それぞれが独自の管理プロセスに沿って業務を進めることができ、準備が整うよりも先に統合が行われることがありません。
ステップ 3: 調整
明確に定義されたグリッドデザインの推奨案がまとまったら、クライアント向けのグリッドデザインワークショップをスケジュールし、グリッドデザインのベストプラクティスと、グリッドデザインの推奨オプションについてプレゼンテーションを行えるようにします。このミーティングでは、次のことを行います。
- クライアントのニーズを満たすグリッドデザインのオプションを提示する。
- グリッドデザインの推奨オプションのメリットと考慮事項を明確に説明する。
- グリッドデザインのオプションをクライアントのビジネス目標と課題に結び付ける。
もっと詳しく知りたいですか?
Slack グリッドのデザインについての詳細は、「Slack Enterprise Grid 入門」を参照してください。グリッドデザインのワークショップを効果的に実施する方法についての詳細は、「クライアントと Slack Enterprise グリッド設計を検証する」バッジを参照してください。