ピボットテーブルでデータを探索する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ピボットテーブルとその使用状況を説明する。
- Intelligence Reports でピボットテーブルを作成する。
- ピボットテーブルをエクスポートするさまざまな方法を説明する。
ピボットテーブルでデータを最大活用する
ピボットテーブルを使用すると、さまざまな視点からデータを探索できます。ピボットテーブルを使用して、任意のメトリクスやディメンションによって大量のデータを絞り込み、並び替え、グループ化することができます。さらに、データの整理、集計、絞り込みを行うカスタムレポートを作成できます。クエリを記述したり実行したりする必要はありません。
そのため、メール送信データの内訳を表示するピボットテーブルを簡単に作成して、特定の期間に送信、配信、バウンスされたメール数を確認できます。また、ピボットテーブルを使用して、どの送信日のパフォーマンスが最も高いか、つまり、どの日の開封率、クリック率、メール開封数が最も高いかを調べることもできます。選択肢は無限です。
このモジュールでは、受講者が Marketing Cloud ユーザーであり、Intelligence Reports にアクセスしてピボットテーブルとスケジュール済みレポートを作成する適切な権限を有していると想定しています。ただし、権限がなくても問題ありません。このまま読み進み、本番組織でシステム管理者がこれらの手順をどのように実行するのか確認します。Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。Trailhead Playground では Marketing Cloud を使用できません。
NTO のマーケティングスペシャリストである Paulo がピボットテーブルを使用してどのメールのパフォーマンスが最も高いかを調べる様子を見ていきましょう。
ピボットテーブルを作成する
Paulo は Intelligence Reports で [ピボットテーブル] に移動し、[Create New Pivot Table (新規ピボットテーブルの作成)] をクリックします。そして、たった数ステップでピボットテーブルを設定します。
- まず、ピボットテーブルにデータを追加する必要があります。[Add Field (フィールドを追加)] をクリックします。
- 次に、[Data (データ)] ダイアログで、必要なディメンションとメジャメントを選択します。クイック検索を使用して、ディメンションに
Email Name
(メール名) とEmail Subject
(メールの件名)、メジャメントにEmail Open Rate
(メール開封率) とEmail Click to Open Rate
(メールクリック率) と入力します。
データを追加するとき、ディメンションは常に行または列に配置され、メジャメントは常に値に配置されます。データを追加または削除すると、ピボットテーブルが変更されます。
- データの追加を完了した後、[Pivot Table Settings (ピボットテーブルの設定)] で取り込むデータの日付を設定します。ここでは、彼は昨年のデータを調べたいと考えています。
- データが見えるように [Add Data (データの追加)] ダイアログを閉じます。
選択した行と列に従って、すべてのデータがテーブルに表示されます。
- Paulo は後で見つけやすいようにピボットテーブルにわかりやすい名前を付けてから、視覚的に表現されたピボットテーブルを表示するために [Visualize (ダッシュボード)] をオンに切り替えます。これで Paulo は高い開封率とクリック率に基づいてパフォーマンスが高いメールを把握できるようになりました。
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[Save (保存)] をクリックしてピボットテーブルを保存します。
ピボットテーブルをエクスポートする
ピボットテーブルを作成してカスタマイズしたら、エクスポートできます。 [More Actions (その他のアクション)] に移動し、ピボットテーブルをエクスポートする方法を選択します。
エクスポートするにはいくつかの方法があります。
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Save To (保存先): ピボットテーブルを選択したダッシュボードにウィジェットとしてエクスポートします。
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Schedule Export (エクスポートをスケジュール): 定義したスケジュールでピボットテーブルをエクスポートします。たとえば、毎週月曜日の午前 8 時にレポートを作成します。オプションを選択すると、形式に従ってレポート形式とオプションが変更されます。
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Pivot Table (Excel) (ピボットテーブル (Excel)): ピボットテーブルを Excel ファイルにピボットテーブルオブジェクトとしてエクスポートします。合計行は含みません。
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Flat Table (フラットテーブル): レポートを Excel 形式で作成します。
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Pivot Table (Excel) (ピボットテーブル (Excel)): ピボットテーブルを Excel ファイルにピボットテーブルオブジェクトとしてエクスポートします。合計行は含みません。
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Export (エクスポート): ピボットテーブルを Excel ファイルにエクスポートします。2 つのオプションがあります。
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Pivot Table (As Is) (ピボットテーブル (現状のまま)): ピボットテーブルを Excel ファイルにそのままエクスポートします。
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Flat Table (フラットテーブル): ピボットテーブルを Excel ファイルにフラットテーブルとしてエクスポートします。
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Pivot Table (As Is) (ピボットテーブル (現状のまま)): ピボットテーブルを Excel ファイルにそのままエクスポートします。
ピボットテーブルの詳細がわかったところで、次の単元ではレポートについてさらに詳しく学習します。