ダッシュボードをカスタマイズする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• ウィジェットを追加してカスタマイズする。
  
• カスタムデザインをページに適用する。
  

ウィジェットとは?

ウィジェットは、ページに表示されるグラフィック要素であり、円グラフ、テーブル、棒グラフなどのさまざまな方法でデータを表示できます。ウィジェットの作成は簡単で、わずか 3 つのステップで実行できます。 

1. データをウィジェットに追加する (必須)。
   
2. フィルターを適用する (省略可能)。
   
3. ウィジェットをデザインする (省略可能)。
   

新しいウィジェットを追加するには、[Add New (+) (新規追加 (+))] アイコンをクリックして、追加するウィジェットのタイプを選択します。ウィジェットは、簡単に選択できるように 3 つのカテゴリに分類されています。 

• グラフ: 棒グラフ、ラインチャート、円グラフ、マップなど、さまざまなグラフ形式でデータを表示します。いずれかのカテゴリを選択すると、デフォルトのウィジェットが表示されます。カテゴリとウィジェットのタイプを変更するには、[More (さらに表示)] をクリックします。
  
• インタラクティブ: インタラクティブウィジェットでは、ページを閲覧するユーザーは日付範囲、メジャメント、ディメンションを動的に切り替えることができます。これにより、ページを変更することなく、ページのウィジェット内のデータをフィルターできます。
  
• エレメント: リッチテキスト、動画、画像、および JavaScript、CSS、または HTML を使用して作成されたカスタムウィジェットなど、静的なエレメントをページに挿入できます。
  

ウィジェットをカスタマイズする

目的のウィジェットを選択した後、[Add New (+) (新規追加 (+))] アイコンをクリックして、ウィジェットにデータを追加します。 

表示するメジャメントとディメンションを選択します。アイコンを見れば、エンティティがメジャメントなのか、ディメンションなのか、日付なのかを簡単に見分けることができます。 

データを追加すると、ウィジェットにリアルタイムで変更内容が反映されます。

ウィジェットに追加できるディメンションとメジャメントは集計されたキャンペーンレベルのものです。さらに詳細なデータ (購読者レベルデータなど) はダッシュボードでは使用できません。

次に、検索条件を追加または編集できます。検索条件を使用すると、設定した条件によって不要なデータを除外できます。ページに適用されているフィルターを表示したり、ウィジェットにフィルターを追加したりするには、[フィルター] タブ (1) を選択します。次に、[+ フィルターの追加] (2) をクリックして新しい検索条件を追加します。ここでは、日付範囲 (3) や、上位 5 件の結果を表示したり、昇順で表示したりするなどのデータの並べ替え (4) も編集できます。       

次は、[デザイン] タブを使用して、ウィジェットのデザインをカスタマイズできます。ここでは、背景、フォント、グリッドの変更など、ダッシュボードページで選択したウィジェットの外観を調整します。では、詳しく見ていきましょう。

ページにカスタムデザインを適用する

貴重なデータが詰まったすばらしいページを作成した後は、ページデザインの見栄えを整えましょう。InstaBrand を使用すれば、カスタマイズされブランド設定されたページを数回のクリックで作成できます。

InstaBrand を有効にするには、上部のナビゲーションバー (1) のようなウィジェット以外のページ上の任意の場所をクリックします。[ページ編集] ペイン内の [デザイン] タブ (2) をクリックすると、多数のカスタマイズオプションが表示されます。[InstaBrand] 切り替え (3) をクリックして、InstaBrand を有効にします。

次に、[ブランディングアセット] でロゴと背景用の画像を追加します。画像ボックスをクリックして Unsplash 画像ライブラリを使用することもできます。ここでキーワードを入力すると、何百もの画像を検索できます。背景画像として追加する画像をクリックすると、ページに選択した画像が自動的に適用されます。画像を選択すると、背景に画像が追加されるだけでなく、InstaBrand の魔法によって、選択した画像のカラーパレットが適用された美しいデザインのページが作成されます。 

ページはブランディングとカラーコーディネートが施されたページに瞬く間に変換され、個性的でプロのような仕上がりになります。好みに応じて、[テーマ] オプションメニューから事前定義済みのテーマを選択できます。一般的なテーマも豊富に用意されているので、すぐに適用することも可能です。

テーマを作成または選択すると、カラーパレットの変更、背景設定の調整、フォントの編集を行って、さらにカスタマイズすることができます。   

ページデザインテーマを作成する

完璧なページを作成したら、ページデザインテーマを使用して、すべてのページに同じデザインを使用できます。その場合は、ウィジェット以外のページの任意の場所をクリックします。そうすると、ページレベルの [デザイン] タブ (1) に移動します。[テーマ] の横にある オプションボタン (2) をクリックし、[新しいテーマとして保存] (3) を選択します。テーマに名前を付け (4)、[保存] (5) をクリックします。

カスタムデザインをウィジェットに適用する

ページのブランド設定とデザインが完了したところで、情報を効果的に伝えられるように、特定のウィジェットを目立たせます。これを行うには、ウィジェットを選択し、[デザイン] タブをクリックします。利用可能な設定オプションを使用して、ウィジェットのデザインをカスタマイズします (メモ: [デザイン] タブのオプションはウィジェットタイプによって異なります)。

利用可能なウィジェットのデザインオプションは次のとおりです。

• グリッド: ウィジェットのレイアウトスタイルを設定します。グリッドスタイルには 3 つの種類があります。
  

• なし: ウィジェットはページ上に配置されます。
  
• 固定表示: ウィジェットをページ上部に固定します。スクロールした場合も同じ位置に表示されます。
  
• 前面表示: 選択したウィジェットを既存のウィジェットの上で前面表示にします。スクロールした場合も前面に表示されます。
  

• 背景: 色、不透明度、輝度、角の形状など、ウィジェットの背景表示を調整します。
  
• フォント: ヘッダーや軸など、ウィジェットに表示されるフォントを調整します。
  
• アドバンス設定: ウィジェットにカスケードスタイルシート (CSS) を追加します。
  

この単元では、ウィジェットを追加、定義、カスタマイズする方法、ページをブランディングしたページに変換する方法、ページデザインテンプレートを作成する方法を学びました。次の単元に進み、カスタムのディメンションとメジャメントを作成する方法を学習しましょう。

リソース

• Salesforce ヘルプ: Custom Dashboard Pages (カスタムダッシュボードページ)