Marketplace コネクタを使用する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 特定の使用事例に対してどの Marketplace コネクタが適しているかを判断する。
- Marketplace コネクタをインストールして使用する。
適切な Marketplace コネクタを見つける
Marketplace コネクタは、Marketing Cloud Intelligence のコア製品には含まれていない追加コネクタです。コネクタとは外部環境に接続してデータを Marketing Cloud Intelligence に取り込むためのツールです。
Marketing Cloud Intelligence Marketplace の [コネクタ] タブには、Marketing Cloud Intelligence だけでなくパートナーやサードパーティベンダーによって開発されたコネクタも表示されています。コネクタをインストールしても、お客様のアカウントデータがパートナーに提供されることはありません。
コネクタをインストールすると、コネクタを使用してデータストリームを作成できます。追加のカスタマイズは必要ありません。
Marketplace コネクタにアクセスするには、Marketplace に移動し、[コネクタ] (1) タブをクリックします。ここには現在インストールできるすべてのコネクタが表示されます。各コネクタのタイルには、そのコネクタが無料か有料か (2)、開発元が Marketing Cloud Intelligence かパートナーか (3)、アカウントにすでにインストール済みかどうかが表示されます (4)。
コネクタの機能を詳しく知るには、タイルをクリックすると概要が表示されます。各コネクタには [詳細] セクション (5) があり、機能と使用方法が記載されています。また、アプリケーションのカテゴリ、リリース日、最終更新日が表示されるセクション (6) もあります。さらに、このコネクタからのデータストリームに含まれるデータセット (7) も確認できます。
各コネクタについて提供されている情報に基づいて、解決しようとしている課題にどのコネクタが適しているかを判断できます。
Marketplace コネクタがどのようなものかがわかったところで、次はそのインストール方法を見ていきましょう。
Marketplace コネクタをインストールして使用する
Marketplace コネクタを使用するには、アカウントにインストールする必要があります。コネクタをインストールできるのは管理者のみです。ビューアーやパワーユーザーはコネクタをウィッシュリストに追加することができます。管理者にはユーザーがインストールを希望していることが通知されます。自分が管理者である場合は、[今取得する] をクリックしてインストールプロセスを開始します。
インストールが完了すると、確認メッセージが表示されます。ここから、すぐにコネクタを使用してデータストリームを作成するか、[インストール済みソリューション] でコネクタを参照できます。
Marketplace のメインページからインストール済みコネクタを表示するには、[インストール済みソリューション] をクリックし、[コネクタ] タブを選択すると、すべてのインストール済みコネクタが表示されます。ここには各コネクタに関する次のような情報が表示されます。
- コネクタ名
- Developer
- このコネクタを使用しているデータストリーム数
- インストール日
- コネクタをインストールしたユーザー
オプションメニューをクリックすると、問題を報告するか、アンインストールすることができます。コネクタに関する問題を報告する場合、開発者にメールが送信されます。パートナーコネクタに関する問題にはパートナーが対応し、Marketing Cloud Intelligence コネクタに関する問題には Marketing Cloud Intelligence が対応します。何らかの理由でコネクタをアンインストールする場合、コネクタによって作成されたコンポーネント (データストリームなど) をすべて削除するか保持するかを選択できます。コンポーネントを保持する場合、コネクタは [接続 & 加工] タブに表示されなくなりますが、すべてのデータストリーム、テンプレート、認証はそのまま残り、データストリームは自動的に無効になります。
では、Marketplace コネクタを使用してデータストリームを作成する方法を見てみましょう。[接続 & 加工] の [データストリーム] リストに移動し、[新規追加] をクリックします。ここには新しいデータストリームを作成するためのすべての方法が表示され、Marketplace コネクタも含まれています。検索バー (1) を使用するか、プロバイダーのリストをスクロールダウンして、インストールしたコネクタを見つけます。
コネクタのタイルの Marketplace アイコンにマウスポインターを置くと、コネクタが Marketplace を通じてインストールされたかどうかがわかります。インストールされた場合は [Installed from marketplace (Marketplace からインストール済み)] と表示されます。
コネクタを見つけたら、コネクタをクリックしてデータストリーム作成プロセスを開始します。データストリームを作成するオプションはコネクタによって異なる場合があります。通常は、プロバイダーの認証情報を入力し、Marketing Cloud Intelligence に取得するデータの期間を選択し、追加の設定があればそれを定義します。作業が完了すると、データストリームが作成され、ワークスペースでデータが使用できるようになります。コネクタを使用したデータストリームの作成方法について復習するには、「Marketing Cloud Intelligence のデータアップロード」モジュールを参照してください。
まとめ
このように、Marketing Cloud Intelligence Marketplace にはおよそ考えつくかぎりのあらゆるニーズに適したさまざまなリソースがあります。コードではなくすべてクリックで実行できるセルフサービスのソリューションを提供する Marketplace は、ユーザーのレベルや専門知識に関係なく、Marketing Cloud Intelligence の使用に取りかかるための優れたリソースです。
リソース