一般的なデータストリームタイプについて学習する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Ads データストリームを特定する。
- Conversion Tag データストリームを特定する。
- Search Keyword データストリームを特定する。
前の単元で学習したとおり、各データタイプに専用のデータストリームタイプがあります。つまり、Marketing Cloud Intelligence では 19 種のデータストリームタイプを使用できます。この単元では、ごく一般的な 3 つのデータストリームタイプ (Ads、Conversion Tag、Search Keyword) と、各タイプを管理するデータモデルについて説明します。
Ads データストリームタイプ
Ads データストリームは、前の単元の例で使用したデータストリームタイプです。デジタルマーケティングの分野では、Ads データストリームタイプでディスプレイ広告キャンペーンのデータを見つけることができます。このデータストリームタイプには、広告が表示された回数、クリックされた回数、そのコストなど、広告キャンペーンから配信データが取り込まれます。Ads データストリームタイプは、Facebook 広告、Google 広告、Twitter 広告、Bing 広告などのプロバイダーで使用できます。
Conversion Tag データストリームタイプ
Conversion Tag データストリームタイプには、キャンペーンに関連付けられている各種の「行動喚起」(コンバージョンともいう) に関連するデータが含まれます。具体的にどのコンバージョンタグによってオーディエンスに行動喚起が促されたのか、さらには、オーディエンスが広告を見た後に行動を起こしたのか、クリックした後に行動を起こしたのかを確認できます。このデータストリームタイプには、コンバージョンの金銭的側面に関するデータ (コンバージョンコストやその結果の収益など) も含まれます。このデータストリームタイプは、Facebook 広告、Google 広告、Google ディスプレイ & ビデオ 360、Twitter 広告などのプロバイダーで使用できます。
Search Keyword データストリームタイプ
Search Keyword データストリームタイプには、広告主が指定した特定のキーワードを使用して誰かがサービスまたは商品を検索するたびに検索エンジンの結果に表示される広告に関するデータが含まれます。このデータはキャンペーンに関連付けられ、インプレッション数、クリック数、メディアコストなど、データセットを構成するフィールドで測定されます。
この種の広告には、検索広告、有料検索、検索エンジンマーケティング (SEM)、クリック課金マーケティングなどさまざまな呼称があります。Search Keyword データストリームタイプは、Google 広告、Search Ads 360、Bing 広告などのプロバイダーに適しています。
Marketing Cloud Intelligence には、完全にカスタマイズ可能な Generic データストリームタイプも用意され、事前定義されたデータストリームタイプに付属する既存のデータモデルのいずれにも適合しないデータのアップロードに使用できます。こうしたエンティティのリレーションはすべて相互に多対多であるため、ソースデータに存在する可能性があるほぼすべてのリレーションをサポートします。
習得度チェック
データソースと、そのソースからのデータの取り込みに使用される可能性があるデータストリームタイプを適切に結び付けることができるか確認してみましょう。この演習は簡単な自己診断テストで、採点の対象ではありません。左列の各データソースを、右側の取り込みに使用する可能性がある適切なデータストリームタイプにドラッグしてください。ドラッグしたら、[送信] をクリックして習得度をチェックします。最初からやり直す場合は [リセット] をクリックします。
この単元で説明したデータストリームタイプと Marketing Cloud Intelligence のデータモデルの詳しい内容を以下の動画で視聴いただけます。
この単元では、Marketing Cloud Intelligence でごく頻繁に使用される 3 種のデータストリームについて説明しました。こうしたデータストリームを認識しておけば、Marketing Cloud Intelligence の優れた機能を理解しやすくなります。次の単元では、Marketing Cloud Intelligence データモデルの他のメリットについて説明します。