データセットについて
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- データセットを定義する。
- データセットの入力方法を説明する。
- データセットに使用できるデータの種別を特定する。
- アプリケーションにデータをインポートするプロセスを説明する。
データセットとは?
データセットとは、B2B Marketing Analytics アプリケーションで対話型の探索ができるように形式が設定され最適化されたソースデータのコレクションです。Salesforce コネクタを利用することで、B2B Marketing Analytics では Pardot データを使用して、Engagement ダッシュボードなどの標準データセットが入力されます。Analytics アプリケーション内には、3 つの主要コンポーネントがあります。
- データセット
- レンズ
- ダッシュボード
データセットを使用してレンズを作成し、レンズを使用してダッシュボードを作成します。
レンズとは?
レンズとは、選択したデータセットの特定のビューです。レンズを通して、探索的な分析を行い、さらに視覚効果を構築します。たとえば、Pardot Emails データセット内で、クリックスルー率が日によってどのように異なるかを探索するレンズを作成することができます。
レンズは、ダッシュボード内に置かれるとステップになることに注意してください。レンズがステップになると、ダッシュボード上の他のステップと連携できます。たとえば、絞り込みのために複数のステップをグループ化できます。ダッシュボード上ではすべてのレンズがステップですが、すべてのステップがレンズであるとは限りません。レンズは常にデータセットを参照しますが、ステップは説明テキスト、ボタン、ハイパーリンクの形式であることもあります。
データセット内のデータ種別
B2B Marketing Analytics アプリケーションでは、Salesforce コネクタによって Pardot データと Salesforce データが同期されます。その後、Pardot データセットはキャンペーン、ランディングページ、フォームなどのマーケティングアセットごとにグループ化されます。
データセットに含めることができるデータの種別は次のとおりです。
- メールとメールテンプレート
- フォームとフォームハンドラー
- ランディングページ
- 商談
- キャンペーン
- ビジター
- タグ
データをインポートする方法
どの種別のデータがデータセット内に存在できるかがわかったので、次は、レンズを作成できるように、それらのデータセットをインポートする方法を見ていきましょう。1 つの方法は、CSV ファイルを使用することです。
CSV ファイルからのインポートは単純で、Pardot 内でのインポートと似ています。
- Analytics アプリケーションで、[作成] をクリックします。
- [データセット] を選択します。
- [CSV] オプションを選択します。
- 要求されたら、CSV を選択するかドラッグアンドドロップし、使用するすべての項目 (キャンペーンやメール名など) が [データセットのインポート] ダイアログボックスに表示されていることを確認します。
他の CSV インポートと同じように、ファイル内の列が明確に定義されていることを確認し、ドキュメントに目を通して重複がないことを確認してください。また、特殊文字にも注意してください。Analytics アプリケーションで使用できないことがあります。
インポートの後に、インポートエラーがあったかどうかを通知する確認メールが送信されます。そのメールからエラーログをダウンロードして、どこで問題が生じたかを確認することもできます。
データをインポートするもう 1 つの方法は、Salesforce からのインポートを経由することです。
B2B Marketing Analytics ライセンスによって、Salesforce のすべての標準オブジェクトとカスタムオブジェクトのデータを活用できます。この場合も、データがクリーンで完全であることを確認してください。データの準備が整っていることを確認することは常に重要です。特に、2 つの異なるソースからのデータを組み合わせるときにはこれが重要です。
どのようなデータを取り込む必要があるかや、それによって Pardot 内の既存のデータをどのように補完できるかを戦略的に考えます。理想的には、実際に必要な情報のみを取り込み、不要な情報に惑わされないようにします。
Salesforce データからデータセットを作成する方法は、次のとおりです。
- Analytics アプリケーションで、[作成] をクリックします。
- [データセット] をクリックします。
- [Salesforce] を選択します。
- [データセットに名前を付ける] を選択します。
- [オブジェクト] を選択します。
- [オブジェクト選択] にマウスポインターを置き、[+] をクリックします。
- データをインポートする項目を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [B2B Marketing Analytics] を選択します。
- [保存] をクリックします。
これで完了です。データを同期し、インポートし、レンズとダッシュボードの作成を開始するための準備を整えました。次は、データセットを組み合わせや作成によって、まったく新しいレベルに高めるための操作方法を見ていきましょう。
データセットの操作
B2B Marketing Analytics のデータセットは簡単に組み合わせることができます。ポイント & クリックインターフェースであるデータセットレシピビルダーを使用すると、2 つ以上のデータセットを組み合わせて、レポートや分析のニーズに応える専用のレンズを作成できます。
既存のデータセットを組み合わせるだけではなく、外部データを使用して新しいデータセットを作成する必要がある場合もあるでしょう。B2B Marketing Analytics には、新しいデータセットを作成する 3 つの方法があります。詳細は、『Dataset Manipulation (データセット操作)』リソースガイドを参照してください。
これで、データセットについて理解できたので、次はすべての B2B Marketing Analytics アカウントに付属するダッシュボードを見ていきましょう。
リソース