LiteConnect を使用する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• Marketing Cloud Intelligence で LiteConnect を使用する状況を挙げる。
  
• LiteConnect を使用してデータをアップロードする。
  
• データを確認して検証する。
  
• LiteConnect ダッシュボードを操作する。
  

LiteConnect とは?

LiteConnect を使用すると、データをマッピングしたり、データモデルの事前定義済みの構造を検討したりしなくても、Marketing Cloud Intelligence にファイルをアップロードできます。数回クリックするだけで、ファイルが元の形式でアップロードされ、その内容がそのまま表示されます。 

LiteConnect を使用する場合は、Marketing Cloud Intelligence でダッシュボードが自動的に生成され、データが視覚化されるため、所要時間や分析の手間が省けます。LiteConnect と他のアップロード方法の主な違いは次のとおりです。

• データをマッピングする必要がない。
  
• LiteConnect はデータモデルを使用しないため、新しいデータが他のマーケティングデータに統合されない。
  
• LiteConnect を使用してアップロードされたデータは通常、天気情報や商品レビューなどのスタンドアロンデータとして機能し、マーケティングデータとは別に評価される。
  

この単元では、LiteConnect を使用してデータを接続する方法を説明します。次の動画で、実際の手順をご覧ください。

データをアップロードする

LiteConnect を選択したら、データファイルのアップロードを開始します。その方法は、次のとおりです。

[ドラッグ & ドロップ] を選択するか、[参照] をクリックしてファイルを見つけます。ほぼすべてのフラットファイルをアップロードできます。

ファイルが読み込まれると、[LiteConnect Preview (LiteConnect プレビュー)] 画面が表示され、Marketing Cloud Intelligence でのファイルの処理方法を表示して編集できます。

以下は、LiteConnect を使用して読み込まれた天気データの一例です。 

データストリームを作成する前にこの画面の項目を点検して、プラットフォームでフィールドのデータ型や割り当て日などが正しく識別されているかを確認することをお勧めします。

データを確認したら、[Create (作成)] をクリックしてデータストリームを作成します。

LiteConnect を設定する 

データがアップロードされたところで、LiteConnect のオプションを見ていきましょう。 

• サイドバーに、[テーブル名] (1) が表示されます。デフォルトでは、アップロードしたファイルの名前が示されます。ソースファイルから取り込まれたすべてのディメンションとメジャメントが、このテーブル名の下にグループ化されます。名前を変更する場合は、端的なものにします。
  
• テーブルに、[ディメンション] (2) と [メジャメント] (3) が示されます。データ型を変更する場合は、メジャメントまたはディメンションをクリックして、別のデータ型を選択します。たとえば、メジャメントのデータ型を数値から期間に変更することができます。
  
• データストリームにフィールドを追加するには、[フィールドを追加] (4) をクリックします。ソースファイルに存在しないディメンションまたはメジャメントのいずれかが追加されます。新しい列の数式を作成する必要があります。既存の列に基づくコードか、新しい値をまとめて作成するコードのいずれかを適用できます。
  
• このテーブルには日付列が 2 つあります (ソースファイルには日付列が 1 つしかありません)。1 つ目の [日] (5) という列には常にプラットフォームで解釈された日付値が記載され、編集できません。もう 1 つの [日付] (6) 列は、ソースファイルから取り込まれた実際の日付値です。
  

Marketing Cloud Intelligence では、メジャメントデータをアップロードする場合に日付フィールドが極めて重要になります。日付を変更するには、別のオプションを選択するか、日付値を生成する数式を作成します。ファイルに日付が含まれないが、メジャメントがある場合は、Marketing Cloud Intelligence で日付が自動的に [昨日] に設定されます。

• 各自のデータストリーム (7) に名前を付けることもできます。
  
• データストリームの設定を検証したら、[作成] をクリックします。
  

では、実際のデータを見てみましょう。 

LiteConnect ダッシュボードを確認する

LiteConnect でデータストリームを作成すると、ダッシュボードが自動的に作成されます。LiteConnect のダッシュボードはすべて [LiteConnect Preview (LiteConnect プレビュー)] に存在します。

以下は、LiteConnect のダッシュボードの一例です。

まとめ

このモジュールでは、Marketing Cloud Intelligence にデータをアップロードする 3 つの主な方法 (API コネクタ、TotalConnect、LiteConnect) について学習しました。それぞれの方法を使用する状況とそのしくみ、プラットフォームでの設定方法を習得できました。今後は各自に適した方法を選択しさえすれば、データを簡単にアップロードすることができます。