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リベートプログラムを設定する

学習の目的 

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • オブジェクトのカスタム項目を作成する。
  • DPE 定義をコピーする。
  • 数量ベースのリベートプログラムの作成と設定を行う。
  • 報奨金と商品カテゴリ別の報奨金の対応付けを定義する。

カスタム項目を作成して、定義をコピーする

Rishi と話し合った後、Cindy はオブジェクトマネージャーを使用して、取引記録オブジェクトとリベートメンバー商品集計オブジェクトに以下のカスタム項目を作成します。

オブジェクト

項目

データ型

取引記録

Discounted Transaction Amount (割引後トランザクション金額)

通貨

取引記録

商品カテゴリ

カテゴリオブジェクトへの参照関係

リベートメンバー商品集計

Total Discounted Transaction Amount (割引後トランザクション合計金額)

通貨

リベートメンバー商品集計

商品カテゴリ

カテゴリオブジェクトへの参照関係

オブジェクトマネージャーを使用してオブジェクトのカスタム項目を作成する方法については、「カスタム項目: クイックルック」を参照してください。

Rishi は、2 つのオブジェクトで新しい項目が利用できるかどうかを確認します。

[取引記録] オブジェクトのカスタム項目である [商品カテゴリ] と [Discounted Transaction Amount (割引後トランザクション金額)]。[リベートメンバー商品集計] オブジェクトのカスタム項目である [商品カテゴリ] と [Discounted Transaction Amount (割引後トランザクション金額)]。

次に、Cindy は事前定義された Aggregate by Member (メンバー別集計) DPE 定義をコピーして、カスタマイズできるようにします。

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに Data Processing Engine (データ処理エンジン) と入力します。
  3. [ワークフローサービス] の下の [データ処理エンジン] をクリックします。
  4. [テンプレート] が選択されている [Aggregate by Member (メンバー別集計)] ジョブ名をクリックします。
  5. ヘッダーの [Save As (別名で保存)] をクリックして、Aggregate by Member_AMER Rebate Program Aggregation (メンバー別集計_AMER リベートプログラム集計) という名前を入力します。
  6. [Save (保存)] をクリックします。
  7. [有効化] をクリックします。

Rishi はこのコピーされた定義を使用して、新しいリベートプログラムの支払を計算できます。定義をコピーすることで、データ処理エンジンのさまざまなノードに独自の変更を加えることができます。これで、Cindy は Salesforce フローで定義を有効にして実行し、目的の集計結果を取得できます。

数量ベースのリベートプログラムを作成する

Rishi は、AMER パートナー向けに新しいリベートプログラムを作成します。

  1. アプリケーションランチャー をクリックし、[Rebate Programs (リベートプログラム)] を見つけて選択します。
  2. [新規] をクリックします。
  3. 次の詳細を指定します。
    • 名前: Annual Rebates for AMER Partners (AMER パートナー年間リベート)
    • 状況: ドラフト
    • 開始日: 今年の初日。
    • 終了日: 今年の最終日。
    • 頻度: 毎月
    • 支払計算日数: 15
    • 取引猶予日数: 5
  1. [Save (保存)] をクリックします。

リベートプログラムの [Annual Rebates for AMER Partners (AMER パートナー年間リベート)] のレコードページ。

数回のクリックで、Rishi はプログラムの毎月の支払期間を生成します。

  1. [Annual Rebates for AMER Partners (AMER パートナー年間リベート)] レコードをクリックします。
  2. リベートプログラムのヘッダーで [支払期間を生成] をクリックします。

リベートプログラムレコードの [関連] タブに 12 個の支払期間がすべて表示されます。

プログラムの期間と頻度に基づいて支払期間を自動的に生成できる、リベートプログラムレコードページの [支払期間を生成] アクション。

それでは、すべての AMER パートナーを新しいリベートプログラムに追加していきましょう。Rishi はすでに [取引先] オブジェクトにカスタムリストビューを作成し、以下のパートナー取引先レコードを用意しています。

  • Acme
  • Acme Partners
  • Meridian Partners
  • Summit Resellers
  • Haven Enterprises

上記のパートナー取引先レコードをリベートプログラムに追加するには、次の作業を行います。

  1. [Annual Rebates for AMER Partners (AMER パートナー年間リベート)] レコードの [関連] タブで [メンバー] リストに移動します。
  2. [メンバーリストを追加] をクリックします。
  3. [取引先リストビュー] で [AMER Partners for Rayler Parts (Rayler Parts の AMER パートナー)] を検索して選択します。
  4. [メンバーの状況] で [有効] を選択します。
  5. [保存] をクリックします。

複数の取引先をプログラムに追加できる、リベートプログラムの [メンバー] 関連リストにある [メンバーリストを追加] アクション。

AMER 地域のすべてのパートナーがリベートプログラムのメンバーとして追加されました。Rishi は、数量リベート種別の定義に進み、Cindy が作成したコピー済みの DPE 定義を使用します。Rishi は必要な重要な項目のみを指定します。これにより、後で戻ってきて、発生と商品の検索条件で使用される追加項目を定義できます。

  1. [Annual Rebates for AMER Partners (AMER パートナー年間リベート)] レコードの [関連] タブで [リベート種別] リストに移動します。
  2. [新規] をクリックし、次の詳細を指定します。
    • 名前: Volume-Based Rebates for New Products (新しい商品向けの数量ベースのリベート)
    • 状況: 有効
    • 計算種別: 集計ベース
    • 計算定義: Aggregate by Member_AMER Rebate Program Aggregation (メンバー別集計_AMER リベートプログラム集計)
    • 集計オブジェクト: リベートメンバー商品集計
    • 指標種別: 収益の割合 (%)
    • 基準項目: Total Discounted Transaction Amount (割引後トランザクション合計金額)
    • 報奨金資格対象項目: Total Transaction Amount (トランザクション合計金額)
    • 計算方法: Retrospective (過去法)
  1. [保存] をクリックします。

計算情報と給付情報が表示されている、リベート種別の [Volume-Based Rebates for New Products (新しい商品向けの数量ベースのリベート)] のレコードページ。

Rishi は、取引先マネージャーから求められた要件に基づいて、新しいリベートプログラムを作成しました。関連する要件をまとめてみましょう。

  • 支払が行われる場合、資格対象要素は総取引額となる (報奨金資格対象項目)。
  • リベート金額は割引後の総取引額に基づいて測定される (基準項目)。
  • リベートは特定の支払期間の総注文収益に対する割合 (%) となる (指標種別)。
  • メンバー別集計_AMER リベートプログラム集計 DPE 定義は、メンバー別の取引を集計し、商品カテゴリ別にグループ化するために使用される (計算定義)。
  • 集計されたレコードはリベートメンバー商品集計オブジェクトに表示される (集計オブジェクト)。

報奨金レコードと集計レコードを対応付ける

次に、Rishi は報奨金と報奨金階層に対応するために、各商品カテゴリの報奨金階層にさらにディメンションを追加する必要があります。商品カテゴリに応じて異なる収益の割合 (%) が適用されます。 

Cindy によってすでに商品カテゴリカスタム参照項目がリベートメンバー商品集計オブジェクトとプログラムリベート種別報奨金オブジェクトに追加されているため、Rishi は 2 つの項目を対応付けることができます。

Rishi が集計項目と報奨金項目を対応付けて、報奨金階層の新しいディメンションや基準を作成する手順は次のとおりです。

  1. [Volume-Based Rebates for New Products (新しい商品向けの数量ベースのリベート)] レコードから、[関連] タブに移動します。
  2. [給付金の対応付け] リストで [新規] をクリックします。
  3. [集計項目] で [商品カテゴリ] を検索して選択します。
  4. [給付項目] で [商品カテゴリ] を検索して選択します。
  5. [保存] をクリックします。

集計オブジェクトと報奨金オブジェクトにある類似したカスタム項目の対応付けを行える [New Program Rebate Type Benefit Mapping (新しいプログラムリベート種別給付金の対応付け)] ウィンドウ。

報奨金を追加する

AMER パートナーは、主に次の 3 つの商品カテゴリの商品を販売しています。 

  • Compactor 9500 や Compactor 8000 などのコンパクター
  • Hammer H700 や Hammer H500 などのハンマー
  • ナット、ボルト、塗料缶などの付属品

次に、Rishi はこのような商品カテゴリに対して、同じ報奨金種別内にしきい値が異なるような個別の報奨金階層を定義します。また、商品カテゴリごとに別々のリベート種別を作成し、各リベート種別に報奨金階層を追加することもできます。

報奨金階層を定義するために、Rishi は次の作業を行います。

  1. [Volume-Based Rebates for New Products (新しい商品向けの数量ベースのリベート)] リベート種別レコードの [報奨金] タブで、[新規] をクリックします。
  2. 次の詳細を指定します。
    • 名前: Bronze Rebate for Accessories (付属品に対するブロンズリベート)
    • 最小範囲値: 0
    • 最大範囲値: 10,000
    • 適用報奨金: 3
    • 商品カテゴリ商品: 付属品
  1. [保存 & 新規] をクリックします。
  2. 同様に、Rishi は残りの 3 つの報奨金についても次の値で作成して保存します。

名前

最小範囲値

最大範囲値

適用報奨金

商品カテゴリ

コンパクターに対するプラチナリベート $30,000

この項目は空白のままにします

8

コンパクター

ハンマーに対するシルバーリベート $1,000 $10,000 3

ハンマー

ハンマーに対するゴールドリベート $10,001

この項目は空白のままにします

5

ハンマー

Rishi は新しいリベートプログラムを適切に作成して設定することができました。次の単元では、コピーされた DPE 定義、Aggregate by Member_AMER Rebate Program Aggregation (メンバー別集計_AMER リベートプログラム集計) を詳しく見ていきます。

リソース

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