Skip to main content

ノードでデータを変革する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ノードの種別を挙げる。
  • 各ノードの用途を説明する。

コードからノードに切り替える

通常、変換には複雑なコーディングが必要ですが、DPE ではノードを使用してさまざまな方法でデータを変換できます。2 つのデータセットを結合する、項目値を計算する、データセットを別のデータセットに追加するなど、各機能に合ったさまざまなノードを利用できます。では、それぞれのノードについて、詳しく見てみましょう。

データ取得元

データを変換するには、DPE にデータの抽出元が設定されている必要があります。データ取得元ノードを使用して、取得元オブジェクトを定義できます。取得元オブジェクトを選択すると、その項目もデータ取得元として選択できます。たとえば、取引先責任者オブジェクトが取得元の場合、すべての取引先責任者項目を選択できます。また、取引先責任者オブジェクトに関連するオブジェクト (取引先オブジェクトや所有者オブジェクトなど) とそのオブジェクトに関連する項目も選択できます。 

必要に応じて、DPE 定義に最大 50 個のデータ取得元を追加することができます。すべての関連オブジェクトには、データ取得元オブジェクトとの参照関係があります。関連オブジェクトの項目には、一意のエイリアスを指定する必要があります。このエイリアスは、参照される後続ノードで項目を参照するために使用されます。 

結合

結合ノードはその名が示すとおり、2 つのノードの情報を結び付けます。2 つのノードのレコードから、出力に含める項目を選択し、同じデータ型で項目を対応付けます。 

4 つの結合種別から選択することが可能です。DPE 定義では最大 20 の結合ノードを設定できます。 

結合種別
説明
左外部 最初の取得元ノードのすべての項目と 2 番目の取得元ノードのすべての一致項目が出力に含まれます。
右外部 2 番目の取得元ノードのすべての項目と最初の取得元ノードのすべての一致項目が出力に含まれます。
外部 両方の取得元ノードのすべての項目が出力に含まれます。
内部 両方の取得元ノードの一致項目のみが出力に含まれます。

検索条件

おそらく、たくさんの不要なデータを選別する必要が出てきます。検索条件を追加すると、データセットを絞り込むことができます。検索条件を定義するには、値を指定するか入力変数を使用します。検索条件ノードには、最大 50 個の検索条件を含めることができます。入力変数についてはこの単元の後半で詳しく学習します。 

追加

このノードは、2 つ以上のノードのデータを組み合わせてノードを合体させたものを作成するために使用されます。次の条件に一致するノードを追加できます。

  • 取得元ノードそれぞれの項目数が同じである。
  • 取得元ノードそれぞれの項目名が同じである。
  • データ型が一致するように各取得元ノードの項目が順位付けされている。

グループと集計

レコードを項目でグループ化する、または 1 つ以上の項目のデータを集計します。データセットのグループ化は、テキスト、日付、日付/時間の型の項目でのみ行えます。グループと集計ノードでは、最大 10 個の項目でデータセットをグループ化できます。

数式

複数の数式を作成し、各数式の結果を新規項目に保存します。数式を作成する前に、派生項目のエイリアス、データ型、形式を指定します。派生項目は、次のいずれかの型にすることができます。

  • 日付
  • 日付/時間
  • 数値
    • 数値項目の長さと小数部の桁数を指定します。指定できる長さは、最大 17 桁です。
  • テキスト
メモ

相対計算変換を使用して、取得元オブジェクト項目に基づきデータを分割して並べ替えます。この機能についての詳細は、相対計算変換のヘルプドキュメントを参照してください。

階層

選択した親項目に基づき項目の階層パスを決定します。階層ノードでは階層パスのみが指定されます。各階層レベルに保存される項目値は指定されません。

スライス

DPE 定義の作成時、特定項目が処理に必要なくなったことに気づくかもしれません。そのような場合は、スライスノードを使用して、不要項目を後続ノードから削除します。まず、保持する項目を選択します。すると、スライスノードによって作成されたデータセットから残りの項目が自動的に削除されます。ただし、削除項目は取得元ノードからは削除されません。 

書き戻しオブジェクト

変換されたデータを、組織内のオブジェクトに読み込む必要があります。書き戻しオブジェクトノードを使用して、変換されたデータでレコードを作成、更新、更新/挿入できます。DPE 定義あたり最大 10 個の書き戻しオブジェクトを作成できます。

入力変数

入力変数では、異なる時点で参照するデータを DPE 定義に保存できます。検索条件ノードや数式ノードで使用されます。DPE 定義中に項目値が変わる可能性がある場合、入力変数を作成して値を指定するか空白のままにします。次回 DPE 定義を実行するときに、入力変数の値を動的に定義または変更できます。これにより手間が減り、DPE 定義の値の各インスタンスを手作業で変更することによるリスクを排除できます。

入力変数に指定できるのは、テキスト、数値、日付、日付/時間、または検索条件です。検索条件種別の変数には、有効な JSON 構文を入力する必要があります。

次の単元では、事例を参考にしながら DPE 定義の作成方法を学習します。 

リソース

無料で学習を続けましょう!
続けるにはアカウントにサインアップしてください。
サインアップすると次のような機能が利用できるようになります。
  • 各自のキャリア目標に合わせてパーソナライズされたおすすめが表示される
  • ハンズオン Challenge やテストでスキルを練習できる
  • 進捗状況を追跡して上司と共有できる
  • メンターやキャリアチャンスと繋がることができる