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データ処理エンジン定義を実行し、監視する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • DPE 定義を実行する複数の方法を説明する。
  • [ワークフローサービスを監視] とデータマネージャーを使用して DPE 実行を監視する。

パートナー債務定義を実行する

Linda が DPE 定義を実行するには、ビルダーから実行するかフローを使用します。通常、定義がビルダーから実行されるのは、特定の入力変数値を処理してテストを行い、書き戻し結果を検証するためのみです。変数の値は実行時に指定する必要があります。 

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスに データ処理エンジン と入力し、[データ処理エンジン] を選択します。
  3. 実行する定義を開いて有効化し、[定義を実行] をクリックします。
  4. [次へ] をクリックします。
  5. 入力変数値を入力します。
  6. [定義を実行] をクリックします。

入力変数値を入力して定義を実行する [データ処理エンジン定義を実行] ウィンドウ。

Mary Levy は毎週末にパートナー債務の詳細を必要としています。そこで Linda は特定のスケジュールで定義を実行するように設定します。毎週末に定義を実行し債務を書き戻すスケジュール済みフローを作成します。 

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスに フロー と入力し、[フロー] を選択します。
  3. [新規フロー] をクリックします。
  4. [スケジュールトリガーフロー] を選択します。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. [自由形式] を選択します。
  7. [マネージャー] タブで、[新規リソース] をクリックします。
  8. 次の詳細を指定します。
    • リソース種別: 数式
    • API 参照名: RunDPE
    • データ型: 日付
    • 数式: {!$Flow.CurrentDate}-7
  9. [完了] をクリックします。

    スケジュールされた実行日の数式を作成する [新規リソース] ウィンドウ。
  10. [要素] タブで、[アクション] 要素をキャンバスにドラッグし、次の詳細を指定します。
    • 絞り込み条件: データ処理エンジン
    • アクション: Partner Liability-DataProcessingEngine (パートナー債務-DataProcessingEngine)
    • 表示ラベル: RunDPEPartnerLiability
    • RunDate: {!RunDPE}
    • [Loyalty_Program_Name] を有効化
    • Loyalty_Program_Name: Cloud Kicks Inner Circle
  11. [完了] をクリックします。

    パートナー債務 DPE 定義を実行するための値を入力する [新規アクション] ウィンドウ。
  12. [開始] 要素で、[スケジュールを設定] をクリックし、次の詳細を指定します。
    • 開始日: 現在の日付
    • 開始時刻: 12:00 AM
    • 頻度: 毎週
  13. [完了] をクリックします。

    スケジュールを定義する [スケジュールを設定] ウィンドウ。
  14. 要素間を接続するには、[開始] 要素からコネクタ (各要素内の丸いボタン) を [RunPartnerLiability] (アクション) 要素までドラッグします。
  15. [保存] をクリックします。
  16. フロー名に FlowForPartnerLiability と入力します。
  17. [保存] をクリックします。
  18. [有効化] をクリックします。

これはスケジュール済みフローであるため、Linda が手動で実行することはなく、設定されたスケジュールに基づいて実行されます。実行時に DPE 定義によって Ursa Major Solar に関する前週のすべての取引に対する債務が計算されます。ただし、フローをテストするために彼女は [デバッグ] をクリックし、[実行] をクリックします。 

スケジュール済みフローを実行してテストする [フローをデバッグ] ウィンドウ。

パートナー債務定義を監視する

DPE がスケジュールされたら、Linda はそれを監視して定義実行の状況を確認します。定義が実行されると、実行の状況を追跡する一括処理ジョブレコードが自動的に作成されます。実行が失敗した場合は、Linda はトラブルシューティングを行って原因を解明し、問題を修正します。 

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスに ワークフローサービスを監視 と入力し、[ワークフローサービスを監視] を選択します。
  3. [Partner_Liability] 一括処理ジョブをクリックして実行の詳細を表示します。

    DPE 実行の詳細が表示される [ワークフローサービスを監視] ページ。
  4. [ToDo] タブをクリックすると、実行のタスクの詳細が表示されます。

    一括処理ジョブの詳細が表示される [Partner Liability (パートナー債務)] 一括処理レコードページ。

一括処理ジョブレコードが作成されると、DPE によって定義の各ソースオブジェクトデータが同期されます。たとえば、以前 Linda はソースオブジェクトの 2 つとして [取引記録] と [ロイヤルティプログラム] を選択しました。その各オブジェクトに対して別々のデータ同期ジョブが実行されます。データ同期が完了すると定義が実行されます。Linda は各データ同期の状況を確認できます。 

  1. アプリケーションランチャー をクリックし、[データマネージャー] を選択します。
  2. データソースとして選択された各 Salesforce オブジェクトのデータ同期ジョブを監視します。

データ同期状況の詳細が表示される [データマネージャー] ページ。

データが同期された後に、DPE はレコードを処理するレシピを作成し、トリガーします。レシピは処理されたデータを内部ファイルストアに書き込みます。次に DPE はデータを読み取り、Bulk API V2 を使用して Salesforce オブジェクトに書き戻します。実行で問題が発生した場合は、Linda はレシピを使用してその理由を解明します。「Loyalty Management のデータ処理エンジン」モジュールでは、「データパイプラインアドオンユーザー」権限セットを有効にしました。この権限セットがないと、Linda はレシピを表示できません。レシピは一括処理ジョブの進行中のみ使用できます。実行後はレシピは削除されます。Linda がレシピを表示する手順は次のとおりです。 

  1. アプリケーションランチャー をクリックし、[データマネージャー] を選択します。
  2. [レシピ] をクリックします。
  3. 調査する定義のレシピを開きます。
  4. 確認ウィンドウで [はい、修正します] をクリックします。

Linda は定義の各ノードによって処理されているレコードを確認できます。これによって、問題がある場合に、その問題が定義の設計によるものか組織のデータによるものかを判断できます。

定義の各ノードによって処理されているレコードを確認できる [レシピ] ページ。

Linda は定義が正常に実行されているのを見て安心します。Mary はプログラムパートナーレコードに債務金額が表示されていることを確認します。 

パートナーの債務金額が表示されているロイヤルティプログラムパートナーレコード。

最後に

Linda は DPE で複雑な変換を簡単に実行できることに喜んでいます。定義は コード (JSON ファイル形式) またはノードセットのいずれかを使用して作成できます。また、[ワークフローサービスを監視] を使用することで定義を監視し、問題のトラブルシューティングを行うこともできます。データの変換がこれまで以上に簡単になりました。 

リソース

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