ハーモナイゼーションの概要
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- データハーモナイゼーションについて説明する。
- データをハーモナイズする必要がある理由を正当化する。
- ハーモナイゼーションの目的を説明する。
データハーモナイゼーションとは?
データハーモナイゼーションとは、複数のソースからデータをまとめて 1 つのデータソースであるかのように連携させることを意味します。データをハーモナイズするにはさまざまな方法がありますが、データが正常にハーモナイズされているかどうかは、ある特性でわかります。複数のソースデータを視覚化するとき、すべてのソースから取り込んだデータが共有値のレベルで完全に整列すれば、データはそのレベルでハーモナイズされているとみなされます。3 つの異なるデータソースを考えてみましょう。各ソースにはそれぞれ独自のデータがあり、すべてのソースに同じマーケティングキャンペーンに関連する活動があります。
このデータが Marketing Cloud Intelligence でシンプルなテーブルウィジェットなどを使用して視覚化されている場合、各ソースが同じキャンペーンの同じ行で完全に一致していれば、データはハーモナイズされているとみなされます。次のような状態です。
データをハーモナイズする理由
ハーモナイゼーションでは、複数ソースからのデータを一緒にマージし、マーケティング活動の全体像を提供します。ほどんどの場合、マーケティングイベントやキャンペーンに関連するデータすべてが 1 つのデータソースに保持されることはありません。このデータは、デジタルマーケターが複数チャネルでのキャンペーンのプロモーションなどを行うために使用する複数のプラットフォームで共有されます。全体像を把握するには、関係するすべてのソースからデータを 1 つにハーモナイズする必要があります。データがハーモナイズされていないと、各ソースを個別に分析しなければならず、全体的なレベルですばやく効率的にインサイトを得ることが難しくなります。
ハーモナイゼーションとは?
Marketing Cloud Intelligence では、さまざまな方法でデータをハーモナイズできます。データモデルによっては、自然にデータハーモナイゼーションが行われることもあります。Marketing Cloud Intelligence データモデルはマーケティング指向で、複数のソースからのマーケティングデータの自然なハーモナイズを促進します。もう 1 つの選択肢は、ハーモナイゼーションのようなデータハーモナイゼーションツールを使用することです。Marketing Cloud Intelligence には複数のハーモナイゼーションツールがありますが、主となるツールはハーモナイゼーションです。ハーモナイゼーションはノーコードアプローチで設計されており、技術者以外のユーザーでもコーディングスキルのあるユーザーでも同様に便利に使用できます。4 つの異なるツールで構成され、それぞれがデータハーモナイゼーションの異なる側面を専門とします。
- データ分類
- パターンとハーモナイズディメンション
- Media Name Builder アプリケーション
- 修正 & 管理
以降の単元では、4 つのツールのそれぞれについて詳細とデータのハーモナイズにどう役立つかを説明します。最初はデータ分類です。