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パターンとハーモナイズディメンションを知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • パターンとは何かを説明する。
  • ハーモナイズディメンションについて説明する。
  • ハーモナイズディメンションがデータのハーモナイズにどう使用されるかを説明する。

命名規則を使用する理由 

デジタルマーケティングの世界では、明確さと効率がキャンペーン管理の成功への鍵となります。キャンペーンに名前を付けるとき、デジタルマーケターがキャンペーン名内にできるだけ多くの関連するキャンペーン情報をつなぎ合わせることがよくあります。このようにキャンペーンに名前を付けると、マーケターは名前を一目見ればキャンペーンの目標や詳細を把握できます。できるだけ便利にするために、通常、キャンペーン名内の情報は命名規則に従っています。マーケターとその同僚の両方がこの命名規則について合意し、理解する必要があります。 

次の例では、アンダースコアで区切られた 6 つの位置を含む命名規則がキャンペーン名に使用されています。

ZBox_Awareness_35–54_10PCT_DISP_May2021

この名前の各位置にはキャンペーンに関する重要な情報が含まれています。たとえば、最初の位置には広告する商品 (ZBox) が含まれます。2 つ目の位置にはキャンペーンの目的 (認知度の向上) があります。3 つ目の位置には対象オーディエンス (35 ~54 歳の年齢グループに属するユーザー) が含まれます。キャンペーン名はこのようにつなぎ合わされています。  

パターンとハーモナイズディメンションによる命名規則の復号

命名規則はソースプラットフォームの目的には適いますが、データが Marketing Cloud Intelligence に取り込まれると、マーケターは通常、個々のキャンペーン属性単位でデータを分析します。そのためには、該当する属性値を元のキャンペーン名の文字列から抽出し、それらを表すエンティティの下でグループ化する必要があります。つまり、ZBox の例で最初の位置から抽出される値はすべて、Product (商品) という新しいエンティティの下でグループ化する必要があります。Product (商品) でグループ化するのは、それが命名規則の最初の位置で表されるものだからです。  

ハーモナイゼーションには、そのために自動的に連携して機能する 2 つのメカニズムがあります。パターンとハーモナイズディメンションです。パターンツールは、特定の命名規則に対して実行される抽出の設定に使用されます。ハーモナイズディメンションは、そうした抽出結果をその抽出を表す新しいエンティティの下にグループ化します。

代替テキスト: ソースディメンションに適用されて、商品、目的、オーディエンスなど、さまざまなハーモナイズディメンションを生成するパターン。

作成されたハーモナイズディメンションを使用してデータを分析できます。これにより、マーケターは簡単に次のようなものを識別できます。 

  • 最大のコンバージョン数を創出している商品
  • 関連付けられている支出が最大のキャンペーンの目的
  • 最も多くのエンゲージメントを創出している対象オーディエンス

習得度チェック

ZBox_Awareness_35–54 という名前のキャンペーンに適用されているパターンで 3 つのハーモナイズディメンション (商品目的オーディエンス) が生成されました。

  • 商品: Zbox
  • 目的: 認知度
  • オーディエンス: 35 ~ 54

キャンペーン名の各値を左の列から正しいハーモナイズディメンションにドラッグしてください。この演習は簡単な自己診断テストで、採点の対象ではありません。

ハーモナイズディメンションでデータをハーモナイズする方法

同じハーモナイズディメンションに複数のパターンを作成できます。これらのパターンはそれぞれ、異なるデータソースに適用できるため、このさまざまなソースからのデータは事実上同じハーモナイズディメンションの下でグループ化され、そのレベルでハーモナイズされます。

代替テキスト: ハーモナイズディメンションは、Campaign Name (キャンペーン名) と Media Buy Name (広告グループ名) という 2 つの異なるソースから商品名データをハーモナイズします。

パターンとハーモナイズディメンションについての詳細は、次の動画をご覧ください。

パターンの作成

パターンはソースディメンションに適用されます。ワークスペースデータの異なる命名規則に対し異なるパターンを作成できます。その方法は、次のとおりです。 

パターン作成ツールにアクセスするには、Marketing Cloud Intelligence で [接続 & 加工] > [ハーモナイゼーション] > [パターン] に移動します。[新規追加] をクリックします。 

次に、パターンに名前を付けます (1)。パターンを適用するディメンションを選択し (2)、位置ごとに抽出値を表すハーモナイズディメンションを割り当てます。このハーモナイズディメンション値はすでに存在する場合もありますが、存在しない場合は、名前を入力して新規作成します (3)。 

代替テキスト: [パターン名]、[ソースディメンション]、[位置] など [新規パターン] の各項目が表示されている [接続 & 加工] タブ。

パターンを作成したら、それに基づいて関連付けられたハーモナイズディメンションが作成されます。各ハーモナイズディメンションには独自の設定が (パターン設定とは別に) あります。そこで許容値の検証ファイルのアップロードや、正常ではない抽出のデフォルト文字列の変更、さらに同じハーモナイズディメンション下にある複数の抽出の実行順序の変更も行うことができます。 

パターンとハーモナイズディメンションの設定についての詳細は、次の動画をご覧ください。

データ分類はハーモナイズディメンション値自体にも適用できます。たとえば、商品ハーモナイズディメンション下のさまざまな商品が別のカテゴリに属している場合があります。これらのカテゴリを使用してデータを分類し、分析できます。ハーモナイゼーションで他のデータ分類に使用されているものと同じプロセスを使用します。 

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