データソースを保存して編集する
レッスンの目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Tableau Desktop 内のメタデータに変更を加える。
- Tableau Desktop を使用してカスタマイズしたデータソースを保存する。
- データソースの場所を変更する。
データに接続し、分析を開始する準備が整いました。ここまで順調です。ところが、すぐにデータが思っていたように表示されていないことに気づきました。
一部のフィールド名に、表示されるデータ型が正確に反映されていません。ビジュアライゼーションとダッシュボードを作成する前に、フィールド名をより直感的なものにする必要があります。データを別の方法で整理しましょう。
幸いにも、これらの変更はすべて Tableau Desktop で直接行うことができます。データソースページでは、分析用のデータを準備するために、こういった作業 (および、その他の作業) のすべてを行うことができます。
データソースを編集する
Tableau データソース (.tds) は、接続済みデータソースの編集したデータ属性を保存するために使用できるファイルです。.tds ファイルには、接続情報と整理方法やメタデータの変更が保存されます。
メタデータは、データに関する情報 (フィールド名、データ型、デフォルトの集計など) です。データソースのデータ属性を変更し、その変更を .tds ファイルに保存して、データソースファイルを他のユーザーと共有できます。この変更は、参照元データソースには影響しません。
メタデータに加えることができる変更の種類
次のような変更があります。
- フィールド名を変更する
- メジャーのデフォルトのプロパティを変更する
- ディメンションとメジャーをフォルダーに整理する
- メジャーをディメンションに、またはディメンションをメジャーに変更する
データソースに変更を加える方法
メタデータは、データソースページとワークシートで編集できます。
データソースページでメタデータを編集する
データソースページで、シートをキャンバス領域に追加すると、データグリッドにそのシートのプレビューが表示されます。メタデータグリッドにデータを表示することもできます。データグリッドビューでは列にフィールド名が表示されますが、メタデータグリッドビューではすべてのフィールドをリスト (行) に表示できるため、データを編集しやすく、参照元データ構造の完全なビューが表示されます。
メタデータグリッドに移動するには、 をクリックします。
メタデータグリッドビューで可能な変更には、フィールド名の変更やリセットなどがあります。
フィールドのドロップダウンにある [名前のリセット] オプションを使用して列名をリセットすることもできます。
フィールドの横にあるデータ型アイコンをクリックし、リストから目的のデータ型を選択して、フィールドのデータ型を変更することもできます。
ワークシート内で同様の変更を行うこともできます。
ワークシート内でデータ属性を編集する
ビジュアライゼーションを作成しているときに、データソースをすばやく編集する必要がある場合があります。たとえば、行っている分析のニーズに合わせてデータ型やフィールド名を変更する場合、データソースをワークシート内ですばやく編集できます。
データソースを保存する
データ属性を変更したら、他のワークブックで再度変更を行う必要がないようにカスタマイズしたデータソースを保存します。保存したデータソースに接続したり、組織内の他のユーザーと共有したりすることもできます。
データソースを保存する形式
次に説明するように、データソースはデータソースファイルまたはパッケージデータソースファイルに保存できます。
データソース (.tds)。このファイルには、データソースに接続するために必要な次の情報のみが含まれます。
- データソースのタイプ
- データソースページで指定した接続情報 (データベースサーバーのアドレス、ポート、ローカルファイルの場所、テーブルなど)
- デフォルトのフィールドプロパティ (数値形式、集計、並べ替え順序など)
あなただけが使用する場合、またはデータがクラウドプラットフォームでホストされていて、同僚全員があなたと同じアクセス権を持っている場合は、この形式を選択します。
パッケージデータソース (.tdsx)。これには、データソース (.tds) ファイル内のすべての情報と、ローカルファイルベースのデータまたは抽出のコピーが含まれます。
パッケージデータソースは、1 つの圧縮ファイルです。接続情報で定義されている参照元データへのアクセス権を持たないユーザーとデータソースを共有する場合は、この形式を使用します。
参照元データソースの場所を変更する
参照元データソースの場所を変更することもできます。たとえば、使用していたデータソースの名前または場所が変更され、以前の接続情報を使用できなくなったとします。この場合、作業内容を失うことなく、ワークブックを正しい場所に接続できます。
変更されたデータソースに接続している場合、[データ] メニューでデータソースを選択して [更新] を選択すると、Tableau Desktop を変更ですぐに更新できます。
ここまで、Tableau Desktop を使用してデータソースに接続し、分析のニーズに応じてメタデータを変更する方法を学習しました。
データのジャーニーを続けましょう。次の単元では、学習した概念を実践します。