Data 360 を使用してスマートに販売する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Data 360 のフレームワークを Sales Cloud の販売に適用する。
- 営業をサポートする Data 360 のユースケースを例示する。
販売においては、自分に有利な要素のすべてが商談の成否にかかわります。そのため、タイムリーで関連性が高く、アクション可能なインサイトが極めて貴重になります。Data 360 の目的は、Sales Cloud のお客様が信頼できる一元的な情報源を確立し、パイプラインの各時点で価値がもたらされるようにすることです。
前の単元で、Data 360 をビジネスの成功に役立てる基本的なやり方を学びました。さらに、Sales Cloud の優れた機能と連携させれば、一歩進んだインサイトを活用して、いち早く商談を成立させたり、顧客に適した商品を選択したり、販売に向けた適切なタイミングでソリューションを提示したりすることが可能になります。
結び付けてハーモナイズする
広範なセールスデータをまとめて (複数の Salesforce 組織からの場合もあります)、任意のデータレイクに基づく Web エンゲージメント計画を立てます。Data 360 は、レガシーシステムのトランザクションデータや、サードパーティシステムの非構造化データ、さらには今後取り込むすべてのデータを整理された 1 つのハブで結び付けることができます。このハブで、顧客のトレンドややり取りに基づいて、効果が最大となるエンゲージメント計画も作成できます。
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分析して予測する
リードと取引を開始するチャンスを逃してはなりません。また、時期早々の見込み客にプレッシャーをかけないようにします。Data Cloud では顧客生涯価値、離脱、購入傾向などを測定して、データドリブンの評価を提示できるため、動的な売上予測を最大限に活用して、確実性の高いアクションを促進できます。
自動化してアクションを実行する
競合他社より優れたパフォーマンスを発揮できるツールをチームに提供し、リソースをトリアージして拡張します。行動ベースのプロアクティブなイネーブルメントや、Web データの変化に基づくアウトリーチで顧客とつながることができます。さらに、各種のクラウドソースからの完全な動的ルーティングやパーソナライズされたケーデンスにより、適度なコミュニケーションが維持され、顧客対応でしくじることがありません。
信頼できるデータで AI をグラウンディングする
AI を活用するごく意欲的なチームは、すでに販売手法を刷新しています。たとえば、Web データでグラウンディングしたセールスメールを使用して、コミュニケーションの障壁を打破する機能を活用したり、AI を利用して顧客のシグナルを評価し、特定のシグナルを基に生成された商談を成立させるための適切な計画を立てたりしています。Data 360 があれば、継続的にエンゲージする次世代の手法を採用しながら、心のこもった対応で商談を成立させ、生涯にわたって顧客を維持することができます。
データで競合他社との差別化を図る
Data 360 を Sales Cloud の高度な機能と連携させる根幹的なメリットは、会社にとって効果的なやり方で、リードと取引を開始するにはどうすればよいかを把握できることです。実際の顧客からのリアルタイムのデータを基に構築されたインサイトや自動化を使用して、各自のビジネスを際立たせている要素は何か、最も重要なときにそうした差別化要因を明確にするにはどうすればよいかを掘り下げることができます。
キャンペーンを監視して、オーディエンスの心に響くのはどのメッセージかを確認する場合でも、重要な商談の成立に役立つ適時のインサイトを示して業績をあげている担当者をサポートする場合でも、Data 360 を各自の計画に組み込めば、Sales Cloud をこれまで以上に活用できます。
リソース