Data Cloud の実際の動作を見る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

Data Cloud のユースケースを理解する。
倫理的なデータプラクティスに従う。
アプリケーション内の主要な機能を確認する。

Data Cloud のユースケース

Data Cloud は、業種やロールにかかわらず、パワフルなエクスペリエンスやビジネスチャンスを生み出すことができます。

アナリストは、Data Cloud を Tableau に接続して統合プロファイルを表示し、顧客やビジネスへの影響に関するインサイトを迅速かつ簡単に得ることができます。顧客をサポートチケットの数やテーマごとに表示できれば、サポートチケットを削減するための計画を策定して実施できます。データを再評価することで計画の効果を確認できます。

開発者は、組み込みオブジェクトとインサイトを使用して患者の健康スコアを計算する健康スコアリングアプリケーションなど、Data Cloud データに基づいたアプリケーションを作成できます。

営業担当は、顧客の見込みや取引開始の可能性に基づいた潜在的な売上に関するインサイトを確認できます。

E コマース担当者は、顧客の閲覧行動や現在の商品在庫状況のデータに基づいて Web サイトをパーソナライズできます。

さまざまな Data Cloud のユースケースを読むことができます。

倫理的なデータの使用

このような Data Cloud の強力なユースケースには大きな責任も伴います。顧客の信頼を獲得して持続させるためには、データの使用方法について一定の責任が求められることを忘れてはいけません。Data Cloud の使用を始める前に、データと引き換えに得られる価値を明示し、必要なデータのみを収集して、機密データを慎重に取り扱うなど、倫理的なベストプラクティスをしっかりと理解しておくことが重要です。

顧客との信頼関係の構築の詳細については、「Ethical Data Use Best Practices: Quick Look (倫理的なデータ使用のベストプラクティス: クイックルック)」モジュールをご覧ください。

Data Cloud の実際の動作

Data Cloud の実際の動作は、アプリケーションの例で見たほうが理解しやすいでしょう。Muralidhar Krishnaprasad による Data Cloud 機能の解説動画をご覧ください。

データの追加

最初のデモ動画では、Data Cloud にデータを取り込んでマッピングする方法を説明します。

ID 解決の設定とインサイトの作成

Data Cloud にデータを取り込んだら、顧客レコードを統合したり、インサイトを作成したり、機械学習モデルを使用したりできます。

データを使用したオーディエンスの対象化

次はデータが持つ価値についての説明です。マーケティング担当者は、データをセグメント化して有効化し、広告キャンペーンや Marketing Cloud Engagement ジャーニーで使用できます。あるいは、Data Cloud のデータを Marketing Cloud Personalization で使用することで、Web サイトをパーソナライズしたり、顧客の購入行動に基づいて電子メールを送信するアクションをトリガーしたりすることもできます。

自動フローの作成とデータの分析

それでは、Tableau を使用して簡単にフローを作成してデータを分析できることを見てみましょう。Data Cloud のパワーは、Snowflake などのシステムや他のビジネスインテリジェンスツールにも拡張できます。

基礎となる未来の構築

Data Cloud が Salesforce の未来を象徴していると言われる理由は何でしょうか。Data Cloud は Salesforce 生成 AI の基礎です。Agentforce を支え、生成 AI を簡単に導入してカスタマイズできるようにします。Data Cloud は、Salesforce 最大の価値である信頼に基づいて、Salesforce Platform やアプリケーションの下で、AI の可能性と強力なデータ処理および統合のパワーを組み合わせます。

こちらの PDF トランスクリプトを使用して、動画の内容を参照できます。

Data Cloud の能力や Salesforce での動作について学習しましたので、自分が描くエクスペリエンスを Data Cloud で作成してみましょう。

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