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グラフを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。  

  • ビューの作成を開始するときのさまざまな方法を説明する。
  • 折れ線グラフを作成して経時的なトレンドを表示する。
  • 棒グラフを作成してカテゴリ間でデータを比較する。

始める前に

このモジュールを続行する前に、「Tableau Desktop でのデータ接続」を完了しておく必要があります。ここでの作業は、そのモジュールで学習した概念に基づいて行います。

何を知りたいか

Tableau はデータに関する質問に答えます。どのビューでも作成するときは、「データについて知りたいのは何か?」「私の分析に最適なグラフのタイプはどれか?」のような質問で始める必要があります。

「Tableau Desktop でのデータ接続」では、マネージャーから会社の売上および注文データを掘り下げて改善できる領域を見つけるように依頼され、そのデータの Tableau への取り込みを開始しました。4 年分のデータを取り込み、いよいよドリルインして何が見つかるかを調べていきます。

Tableau Desktop 無料トライアルに付属する Superstore データソースを使用すると、同じように試すことができます。テストはありませんが、ここで説明する操作を実例に沿って理解できます。無料トライアルはダウンロードに数分かかり、有効期間がありますので注意してください。

このモジュールで後ほど、シミュレーターを使用して Tableau Desktop に慣れていきます。 

どこから始めるか

ビューの作成を始めるには、いくつかの方法があります。[データ] ペインのフィールドを使用します。

  • [データ] ペインのフィールドをドラッグするか、ダブルクリックして [列]、[行] などのシェルフ (1) または [フィルター] カードなどのカード (2) に追加します。[データ] ペインのフィールドから [列] および [行] (1) と [ページ] および [フィルター] (2) を指す矢印
  • [データ] ペインで 1 つ以上のフィールドを選択すると、そのフィールドに適したグラフタイプが [表示形式] で提案されるため、そこからグラフタイプを選択します。[データ] ペインで選択された複数のフィールドがボックスで強調表示され、そこからの矢印が、複数の提案されたグラフが表示されている [表示形式] ペインを強調表示するもう 1 つのボックスを指している。
  • 項目を [ここにフィールドをドロップ] グリッドにドラッグし、テーブル形式のビューの作成を開始します。[ここにフィールドをドロップ] グリッド

フィールドを追加するたびに、データに関する新しい質問をすることになります。質問はフィールドをドラッグした場所、フィールドの型、ビューにドラッグした順序に応じて異なります。質問ごとに、viz は変化して答えを視覚的に表現します。

ビューの作成を開始する方法がわかったところで、まず一般的なグラフタイプの作成方法を学習しましょう。最初は折れ線グラフです。

折れ線グラフでは個々のデータポイントをつないで一連のデータをシンプルに視覚化できます。経時的なトレンドを知りたいときに便利です。

折れ線グラフを作成するには、ディメンションを [列] シェルフにドラッグします。そのとき、Tableau でデータセットの行ごとに列が作成されます。この例では、注文の年ごとに列があります。

各年の列に分かれた [オーダー日] が表示されている [シート 1] テーブル

各年の列の下にあるのは Abc インジケーターです。ここにテキストまたは数値のデータをドラッグできることを示します。たとえば、[Sales (売上)] メジャーをこの領域にドラッグすると、テキストテーブルのようなクロス集計が作成され、各年の売上合計が表示されます。

各年の売上合計が表示された [シート 1] テーブル
折れ線グラフはどこにできるのでしょうか? [Sales (売上)] メジャーを [行] シェルフにドラッグすると、自動的に折れ線グラフが生成されます。 

 折れ線グラフには、注文日別売上が年ごとに集計された売上合計が表示されます。

経時的な売上が表示されているシンプルな折れ線グラフ

集計とは何でしょうか? 簡単に言うと、集計とは値のセットから 1 つの値 (合計や平均など) を求めて返す計算です。集計についての詳細は、こちらのブログ投稿を参照してください。

この折れ線グラフでは、売上は一度下がり、2018 年以降は増加し続けています。これはよい情報ですが、各製品はどうなのか、どの製品のパフォーマンスが他より優れているかはわかりません。さらにデータを掘り下げて、他に何がわかるか調べます。

棒グラフを作成してカテゴリを比較する

さらにインサイトを得るため、他のデータを追加して棒グラフを作成します。この例では、[Product (製品)] カテゴリが [列] シェルフの [YEAR(Order Date(注文日))] の右側に追加されています。ビューは自動的に棒グラフに更新されます。

日付フィールドではない 2 つ目のディメンションをビューに追加することで、データを不連続なチャンクにカテゴリ化できます。これにより、棒グラフが自動的に作成されます。新しいビジュアライゼーションには、年別に製品カテゴリごとの売上合計が表示されます。

各年のカテゴリ別の売上を比較する棒グラフ

調査したいタイプのデータに近づいています。[カテゴリ] フィールドにカテゴリ (Furniture (家具)、Office Supplies (事務用品)、Technology (IT 関連)) 別の売上が表示され、棒グラフで売上を比較できます。重要なインサイトが明らかになりました。

このビューから、家具の売上は、昨年好調だった事務用品の売上よりも急成長していることがわかります。おそらく、会社に事務用品ではなく家具に営業努力を投じるように提案できます。

ただし、会社は各カテゴリで多種多様な製品を販売しているため、提案するにはもっと情報が必要です。

詳細なインサイトを棒グラフに追加する

詳細な情報を入手するには、[サブカテゴリ] をビューに追加し、どの品目の売上高が大きいかを調べます。

メモ

項目をドラッグまたはダブルクリックして [行] または [列] に追加しますが、注意が必要です。Tableau ではデータを追加する場所を想定しており、ユーザーの想定とは違う場所に配置される場合があります。いつでも [元に戻す] をクリックしてフィールドを削除するか、フィールドを Tableau で配置された領域の外にドラッグすれば、やり直すことができます。

[サブカテゴリ] も不連続フィールドです。ビューの下部に新しいヘッダーが作成され、カテゴリと年別に製品の各サブカテゴリの棒 (厳密に言うと、データが交差する 68 個のマークまたはポイント) が表示されます。

各年の各カテゴリ内のサブカテゴリ別の売上を比較するより複雑な棒グラフ

順調ですが、調べるべきデータは大量にあります。次は、他の種類のビューを作成する方法と、色やフィルターなどを追加して特定の結果にフォーカスする方法を学習します。

リソース

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