カスタム項目の作成
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- カスタム項目の一般的な使用事例について説明する。
- カスタム項目を作成する。
カスタム項目が必要な理由
Salesforce は各レコードに複数の標準項目を提供しています。標準項目は、会社名、取引先責任者、取引先番号、状況、日付、金額など、ほとんどの CRM 業務に共通する情報です。ただし、ビジネスはそれぞれ異なります。標準項目では対応できない重要な情報を収集する必要が生じる場合もあります。
カスタム項目はそのための手段です。カスタム項目は、Salesforce の標準オブジェクトにもカスタムオブジェクトにも作成できます。カスタム項目を作成するときには、どこに表示するか、どの情報が含まれるか (1)、どの形式にするか (数値、テキスト、日付、選択リストなど) (2)、誰に表示するか、誰が項目値を変更できるかを決定します。
項目には多種多様な型のデータを保存できます。項目を作成するとき、ユーザーに事前定義した選択肢のリストから選択させるのか、未加工の情報を入力させるのかを定義することが重要です。たとえば、表示ラベルが [状況] のカスタム項目に共通の値のセット (新規、割り当て済み、進行中、完了) を提供すると、複数の取引先間で一貫した情報を追跡できます。または、自由形式のテキスト項目を追加して、レコードごとに異なるコメントや取引先の詳細を入力できるようにすることもできます。
実際に試してみる
- Salesforce 組織で、 をクリックし、[設定] を選択して [設定] を開きます。
- [オブジェクトマネージャー] タブをクリックします。タブが表示されない場合は、[クイック検索] ボックスに「オブジェクトマネージャー」と入力します。
- [オブジェクトマネージャー] ページで、オブジェクト (取引先、納入商品など) を選択します。そのオブジェクトの詳細ページが開きます。
- サイドバーで [項目とリレーション] をクリックします。ここには、すでにいくつか項目があります。これらはオブジェクトの既存の標準項目とカスタム項目です。
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[新規] をクリックしてカスタム項目を作成します。ヒント: 新規項目を作成する前に、クイック検索をして類似の項目がすでに存在しないか確認してください。
- 次に [データ型] を選択します。データ型を選択すると、項目入力の形式を設定しやすくなります。たとえば、日付データ型の項目を作成する場合、ユーザーは日付を入力するか、ポップアップカレンダーから日付を選択できます。
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[次へ] をクリックして [項目名]、入力形式 (テキスト、数値、小数など)、説明を入力し、[次へ] をクリックします。
- 項目の表示と編集アクセス権を選択します。
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[次へ] をクリックします。次に、[保存] をクリックします。
Lightning Experience でカスタム項目を作成する方法を説明する動画をご覧ください。
まとめ
カスタム項目を使用すると、Salesforce があなたやビジネスにとってより的確に機能するようになります。作成できる項目の総数は、使用している Salesforce エディションによって異なります。Enterprise Edition のお客様の場合、カスタム項目は通常 800 個に制限されます。
リソース