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カスタムメジャメントを使用する

メモ

Datorama は Marketing Cloud Intelligence になりました。 

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud Intelligence でカスタムディメンションを作成する。
  • プラットフォーム全体の視覚化にカスタムメジャメントを使用する。

カスタムメジャメントとは?

カスタムメジャメントは、前の単元で学習したカスタムディメンションに似ています。カスタムメジャメントを使用すると、Marketing Cloud Intelligence にある既存のデータを基にして、カスタム計算を作成できます。必要な計算を生成する数式を作成するか、詳細条件とロジックを設定したコードを入力して、計算を実行することができます。

カスタムメジャメントは、マッピングされたメジャメントとは異なり、ワークスペースレベルで論理式として保存され、動的なメジャメントとなります。動的な値は、ウィジェットやピボットテーブルなどのエンティティが読み込まれた場合にのみ、リアルタイムで生成されます。カスタムメジャメントの式では、データストリームのマッピングされたメジャメントやディメンション、または同じワークスペース内にある他のカスタムメジャメントとフィルターメジャメントを参照できます。 

これにより、同じワークスペース内にある複数のソースからのデータを、計算レベルで組み合わせることが可能になります。ここで重要なのは、カスタムメジャメントでは実行する計算にメジャメントが存在している必要があり、元の数式内でディメンションが参照されていても、出力は常に数値になるということです。 

カスタムメジャメントには、すぐに使用できる数式関数と論理演算子の大規模なライブラリが用意されており、メジャメントとディメンションの両方を式内で参照できます。カスタムメジャメントの最終結果は常に数値 (数字、パーセント、通貨、または期間) になります。     

カスタムメジャメントを作成する

カスタムメジャメントが使用事例に取り組むための適切なツールであるとわかったら、次の手順でカスタムメジャメントを作成できます。[接続 & 加工] に移動して、[メジャメント] をクリックして展開し、[カスタムメジャメント][新規追加] の順にクリックします。また、ダッシュボードページからカスタムメジャメントを作成することもできます。この場合は、[ダッシュボード] に移動し、ウィジェットのあるダッシュボードページにアクセスして、[データ] タブで [Calculated Fields (カスタムフィールド)] アイコンをクリックします。最後に [カスタムメジャメント] をクリックすると、カスタムメジャメントダイアログが表示されます。

カスタムメジャメントダイアログは、[一般設定]、[Advanced (アドバンス設定)]、[Expression (数式)] の各セクションに分割されています。カスタムディメンションと同様に、[Expression (数式)] ウィンドウでは計算を作成したり、カスタムメジャメントで実行するコードを入力したりできます。 

たとえば、シンプルなカスタムメジャメントを作成し、プラットフォームに存在する全体的なメディアコストを基準にして、25% 加算したメディア代理店コストを計算したいとします。これは、Marketing Cloud Intelligence にすでに存在するメディアコストメジャメントを参照し、1.25 を乗算するだけで計算できます。 

1.25 を乗算したメディアコストが表示されている [Expression (数式)] ウィンドウ

このカスタムメジャメントを視覚化に使用すると、自動的に該当するメディアコストの数値が取り込まれ、その数値に 1.25 を乗じた値が表示されるので、わずか数秒で目的の結果を取得できます。 

カスタムメジャメントの [Advanced (アドバンス設定)] セクションには、粒度や集計関数の設定など、計算やロジックの最終結果に影響を与える追加設定が用意されています。この設定についての詳細は、Salesforce ヘルプを参照してください。 

カスタムメジャメントを使用する

カスタムメジャメントは、プラットフォーム全体のさまざまな場所で使用できます。 

  • ダッシュボードページとウィジェット
  • ピボットテーブル
  • レポート
  • フィルター
  • その他のカスタムメジャメント

Marketing Cloud Intelligence のカスタムメジャメントは、カスタムディメンションと同じように使用します。ウィジェットやレポートのデータセクションに移動するだけで、使用する計算されたカスタムメジャメントを検索できます。 

実際の [Media Agency Cost (メディア代理店コスト)] メジャメントを見てみましょう。視覚化で [Media Agency Cost (メディア代理店コスト)] メジャメントを使用するには、ウィジェットの [データの追加] セクションに移動して検索します。[Media Agency Cost (メディア代理店コスト)] は、[Calculated (カスタム)] セクションに表示されます。

[ウィジェット編集] の [データの追加] セクションに、[Media Agency Cost (メディア代理店コスト)] が [Calculated (カスタム)] の下にリストされています。

ウィジェットに追加すると、カスタムメジャメントで動的に計算が実行され、予想される結果が表示されます。 

月別の [Media Agency Cost (メディア代理店コスト)] テーブルに、[メディアコスト] と算出された [Media Agency Cost (メディア代理店コスト)] が表示されています。

次の単元

これで、カスタムメジャメントとはどういうものかを理解できました。次の単元では、フィルターメジャメントについて学習し、カスタムメジャメントと比較します。

リソース

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