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リテールバンカー向け ARC を設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ARC グラフを参照する必要があるユーザーを特定する。
  • ARC 権限セットを作成する。
  • ARC 権限セットを割り当てる。
  • オブジェクトレベルと項目レベルのアクセス権を確認する。

アクセス権が必要なユーザーを特定する

Actionable Relationship Center は Nora や Cumulus の他のリテールバンカーにぴったりです。Matt の次のステップは、誰が ARC を使用する必要があるかを正確に特定し、レコードページでリレーショングラフを表示して操作するための適切な権限を割り当てられるようにすることです。

グラフ上のカードに対する Nora のアクセスレベルは Salesforce のオブジェクトレベルとレコードレベルのアクセス権によって決まるということを Matt は知っています。たとえば、Nora がケースオブジェクトに対して参照アクセス権を持っている場合、Nora はグラフ上のケースカードに対して参照のみが可能です。つまり、ARC グラフ上のケースを作成または編集することはできません。

最適なユーザーエクスペリエンスを実現するために、Matt は ARC グラフを作成する前に、誰がそれを使用する必要があるかをリストアップします。さらに、ARC グラフノードにオブジェクト、項目、アクションを追加するときに、ユーザーのアクセスレベルを確認します。

Actionable Relationship Center を実際に使ってみる

このモジュールでは、Actionable Relationship Center で ARC グラフを作成する手順を説明します。このモジュールにはハンズオン Challenge はありませんが、練習のために手順を試してみたい場合、Actionable Relationship Center とサンプルデータが搭載された特別な Developer Edition 組織が必要です。通常の Trailhead Playground にはサンプルデータは含まれていません。次の手順に従って、今すぐ無料の Developer Edition を取得してください。

  1. Financial Services Cloud が搭載されたトライアル組織にサインアップします。
  2. フォームに入力します。
    • [Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。
    • [Username (ユーザー名)] に、メールアドレス形式の一意のユーザー名 (例: yourname@test.com) を入力しますが、有効なメールアカウントである必要はありません。
  3. フォームに入力したら [START MY FREE TRIAL (無料トライアルを開始)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  4. アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
  5. パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。ヒント: 後で簡単にアクセスできるように、自分のユーザー名、パスワード、ログイン URL をメモしておいてください。
  6. トライアル組織にログインした状態になります。

これで、Financial Services Cloud 組織を使用できるようになり、手順を一緒に実行する準備が整いました。

ARC 権限セットを作成して割り当てる

まず Matt は Nora を Salesforce のユーザーとして作成します。

実際に試してみる準備ができている場合は、DE 組織にアクセスし、このモジュールの手順を実行してみてください。実際の練習は必須ではありませんが、お勧めします。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Users (ユーザー) と入力し、[Users (ユーザー)] を選択します。
  2. [New User (新規ユーザー)] をクリックします。
  3. [First Name (名)] に Nora、[Last Name (姓)] に Clark と入力します。
  4. [Email (メール)] に nora@cumuluscloud.com と入力します。
  5. [Username (ユーザー名)] に、メールアドレス形式の一意のユーザー名 (例: yourname@mydomain.com) を入力しますが、有効なメールアカウントである必要はありません。
  6. [User License (ユーザーライセンス)] で [Salesforce] を選択します。
  7. [Profile (プロファイル)] で [FSC Wealth Advisor] を選択します。
  8. [Salesforce CRM Content] をオフにします。
  9. 変更内容を保存します。

次に、リテールバンカーの Nora に ARC グラフを参照するアクセス権を付与するための権限セットを作成します。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Permission Sets (権限セット) と入力し、[Permission Sets (権限セット)] をクリックします。
  2. [Financial Services Cloud Extension (Financial Services Cloud 拡張機能)] 権限セットの横にある [Clone (コピー)] をクリックします。
  3. 表示ラベルに FSC with ARC などと入力します。
  4. [API Name (API 参照名)] 項目をクリアし、Tab キーを押して次の項目に進みます。[API Name (API 参照名)] 項目は自動入力されます。自動入力されなかった場合はアンダースコアを含む表示ラベル (例: FSC_with_ARC) を使用します。
  5. 必要に応じて、[Description (説明)] 項目を編集します。
  6. 変更内容を保存します。
  7. [Permission Sets (権限セット)] リストで、新しく作成した権限セットの名前をクリックします。
  8. [System Permissions (システム権限)] リンクをクリックします。
  9. [Access Actionable Relationship Center (Actionable Relationship Center にアクセス)] 権限が選択されていることを確認します。選択されていない場合は権限セットを編集し、[Access Actionable Relationship Center (Actionable Relationship Center にアクセス)] を選択してから変更を保存します。

次に、この権限セットを Nora に割り当てます。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Permission Sets (権限セット) と入力し、[Permission Sets (権限セット)] をクリックします。
  2. 新しく作成した権限セット (例: [FSC with ARC]) をクリックします。
  3. [Manage Assignments (割り当ての管理)] をクリックして、[Add Assignment (割り当てを追加)] をクリックします。
  4. [Nora Clark] を選択します。
  5. [Next (次へ)]、[Assign (割り当て)][Done (完了)] の順にクリックします。

ユーザーのオブジェクトレベルと項目レベルのアクセス権を確認する

最後に Matt は [FSC Wealth Advisor] プロファイルに ARC グラフで使用されることがわかっているオブジェクトへのオブジェクトレベルと項目レベルのアクセス権があることを確認します。取引先オブジェクトが親オブジェクトであり、Matt は [Account (取引先)] ノードの [Account Number (取引先番号)]、[Billing Address (住所(請求先))]、[Phone (電話)] の 3 項目を含めたいと考えています。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Profiles (プロファイル) と入力し、[Profiles (プロファイル)] を選択します。
  2. [FSC Wealth Advisor] をクリックします。
  3. [Object Settings (オブジェクト設定)] をクリックします。
  4. [Account (取引先)] オブジェクト名の [Object Permissions (オブジェクト権限)] が [Read (参照)]、[Create (作成)]、[Edit (編集)]、[Delete (削除)] になっていることを確認します。
  5. [Accounts (取引先)] をクリックします。
  6. [Field Permissions (項目権限)] で、[Account Number (取引先番号)]、[Billing Address (住所(請求先))]、[Phone (電話)] に対する参照アクセス権と編集アクセス権を確認します。

これで Nora の準備が完了しました。彼女は取引先を作成、編集、参照、削除でき、項目に対する参照アクセス権と編集アクセス権を持ちます。さらに、ARC リレーショングラフを参照する権限と取引先オブジェクトに対する適切なアクセス権も持っています。

リソース

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