GitHub をセットアップして CumulusCI に接続する

学習の目的

GitHub アカウントを設定する。
CumulusCI を GitHub アカウントに接続する。

すでに CumulusCI がインストールされている場合、この単元を続行する前に、cci version コマンドを入力して最新バージョンを使用していることを確認します。もっと新しいバージョンがあると表示されたら、ターミナルに表示されているバージョン情報に記載されたコマンドを実行します。

進行状況のまとめ

Tasha とそのチームは、Salesforce スクラッチ組織を作成するための Dev Hub を使用できるようになりました。その Dev Hub は設定され、一時的なスクラッチ組織の稼働準備を迅速に行うために必要なツールとオートメーションに接続されています。(一緒に実行している場合も同じ状態です)。いよいよ、ここまで頑張った作業の成果をバージョン管理システムという中央リポジトリに保存する方法を設定します。チームの各メンバーもこの中央リポジトリに接続するため、他のチームメンバーが行ったカスタマイズを取得し、テストしてフィードバックすることができます。

使用できるバージョン管理システムは沢山ありますが、このシナリオでは、Tasha とそのチームは GitHub を使用します。このまま一緒に、手順に従って GitHub ユーザーアカウントを設定し、GitHub と CumulusCI 間の自動接続を作成し、GitHub に保存されているカスタマイズの送受信用に GitHub のデスクトップバージョンをインストールしていきましょう。

GitHub アカウントを設定する

すでに GitHub アカウントがある場合は、このステップを省略し、「個人アクセストークンを作成する」に進んでください。

GitHub に参加するには、こちらをクリックします。
次の手順に従ってプロセスを完了します。
1. サインアップしてアカウントを作成します。
2. 無料の個人プランを選択します。
3. 画面の質問に答え、設定を完了します。

個人アクセストークンを作成する

個人アクセストークンを使用して CumulusCI 内で GitHub を認証します。これにより、ユーザーパスワードを安全に保つことができます。

GitHub 内で、まだであればメールアドレスを検証します。
任意のページの右上隅で、自分のプロファイル写真をクリックし、[Setting (設定)] をクリックします。
左のサイドバーで、[Developer settings (開発者設定)] をクリックします。
左のサイドバーで、[Personal access tokens (個人アクセストークン)] をクリックします。
[Generate new token (新規トークンを生成) をクリックします。
トークンにわかりやすい名前を付けます (「CumulusCI」など)。
[Select Scopes (範囲を選択)] で、[repo (リポジトリ)] を選択します。これにより、トークンを使用してコマンドラインからリポジトリにアクセスできるようになります。必要に応じて、他の範囲を追加できます。
[Generate token (トークンを生成) をクリックします。
をクリックしてトークンをクリップボードにコピーするか、手動でコピーして、安全な場所に貼り付けます。このステップを省略しないでください。トークンは二度と表示されません!

CumulusCI を GitHub アカウントに接続する

CumulusCI が GitHub のオートメーションにアクセスするには、GitHub アカウントのログイン情報が必要です。このログイン情報を CumulusCI のキーチェーンにサービスとして保存するには、次の手順を実行します。

GitHub アカウントにログインしていることを確認します。
VS Code ターミナルに cci service connect github github.com コマンドを入力します。
GitHub ユーザー名の入力を促されたら、入力します。
VS Code ターミナルのプロンプトに従って、GitHub アカウントで使用するメールアドレスを入力します。
ブラウザーのプロンプトに従って、VS Code ターミナルからのワンタイムコードを入力し、[続行] をクリックします。
[Authorize SFDO-Tooling (SFDO-Tooling の承認)] をクリックします。
CumulusCI が入力されたログイン情報をチェックして機能することを確認します。問題がなければ、VS Code ターミナルに確認メッセージが表示されます。

GitHub Desktop をインストールする

GitHub Desktop Web サイトに移動します。
適切な Mac または Windows バージョンをダウンロードします。
アプリケーションをインストールします。
GitHub Desktop アプリケーションを開きます。
GitHub.com アカウントにサインインします。
GitHub Desktop から要求された追加の設定手順を実行します。
[Finish (完了)] をクリックします。

CumulusCI を使用できるようになりました。

いよいよ、この設定を機能させます。下記のテストが終わったら、Tasha やそのチームと一緒に「Build Applications with CumulusCI」 (CumulusCI を使用したアプリケーション構築) トレイルを続行して、コミュニティプロジェクトの開発へと進みましょう。