設定対象のコードと説明について学習する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- バンドルの内容を動的に表すカスタムコードを生成する。
- バンドルの内容を動的に表すカスタム説明を生成する。
一緒にトレイルを進みましょう
エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは Trailhead Live の「Trail Together」(一緒にトレイル) シリーズの一部です。
(巻き戻して最初から見直したい場合、このクリップは 1:22:13 分から開始されます。)
はじめに
バンドルがどのような構成になっているかを表す特別な商品コードが示されている場合があります。たとえば、2.8GHz のプロセッサー、16GB の RAM、512GB のハードドライブを搭載したラップトップに LAP-P28-R16-H512 という特別なコードを指定すれば、注文履行チームなど、ビジネスの他のチームが設定情報を一目で把握できます。CPQ では、ラップトップがどのような構成になっているかを認識し、その情報を使用して特別なコードを自動的に生成し、[Package Product Code (パッケージ商品コード)] という標準の見積品目項目に表示することができます。
設定対象のコードを作成する
CPQ は、担当者が 2.8GHz のプロセッサーを選択したときに「-P28」を使用することや、コードの「LAP」の後に「-P28」を配置することをどうやって認識するのでしょうか? パッケージ商品コードは 3 つの項目が連動して構成されます。
これらの項目の使い方をわかりやすく説明するために、15" ラップトップ商品にコードを追加する方法を見てみましょう。
- ナビゲーションバーの [Products (商品)] をクリックして、[All Products (すべての商品)] リストビューを選択します。
- [15" Laptop (15" ラップトップ)] をクリックします。
- [Related (関連)] タブをクリックします。
- [Options (オプション)] 関連リストで、[CPU 2.2GHz i7] のドロップダウンメニューを開き、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Component Code (コンポーネントコード)] に
-P22
と入力します。
この英数字が [Package Product Code (パッケージ商品コード)] に表示されるテキストの一部になります。 - [Component Code Position (コンポーネントコードの位置)] に
1
と入力します。
[Component Code Position (コンポーネントコードの位置)] 項目は一種のインデックスとして機能します。ここで設定する規則では、すべての CPU オプションに 1、すべてのメモリオプションに 2、すべてのストレージオプションに 3 を使用します。
- [Save (保存)] をクリックします。
- [Options (オプション)] 関連リストで、[CPU 2.5GHz i7] のドロップダウンメニューを開き、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Component Code (コンポーネントコード)] に
-P25
と入力します。 - [Component Code Position (コンポーネントコードの位置)] に
1
と入力します。 - [Save (保存)] をクリックします。
- [Options (オプション)] 関連リストで、[CPU 2.8GHz i7] のドロップダウンメニューを開き、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Component Code (コンポーネントコード)] に
-P28
と入力します。 - [Component Code Position (コンポーネントコードの位置)] に
1
と入力します。 -
[Save (保存)] をクリックします。
この例では、CPU に関連するオプションしか更新しませんが、設定を完了したい場合は、以下の詳細を使用して残りのオプションも更新できます。オプション名
コンポーネントコード
コンポーネントコードの位置
RAM8GB
-R8
2
RAM16GB
-R16
2 SSD 256GB
-H256
3 SSD 512GB
-H512
3 - 商品レコードで、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Configured Code Pattern (設定対象のコードパターン)] に
LAP{1}{2}{3}
と入力します。
この項目は、CPQ にコード文字列の構成方法を指示します。最初に LAP という固定の 3 文字がきて、その後に選択した CPU を表すテキスト、次に選択したメモリを表すテキスト、そして選択したストレージを表すテキストが続きます。 - [Save (保存)] をクリックします。
パッケージ商品コードには若干のデータ入力が必要になりますが、手間をかける価値はあります。この追加作業によって新しいパッケージ商品コードが構成されるかどうかを確認するには、Edge Communications の [Laptop for Front Office (フロントオフィス用ラップトップ)] 商談にあるラップトップの Q-00000 に 15" ラップトップを追加します。(見積の古いラップトップは、パッケージ商品コードを設定する前に設定されたものであるため、削除 () します。)続いて、新しいラップトップの品目ドロワー () を開きます。[Package Product Code (パッケージ商品コード)] に選択したプロセッサーが反映されていることを確認します。
パッケージ商品説明
[Package Product Description (パッケージ商品説明)] 項目は [Package Product Code (パッケージ商品コード)] とよく似ていますが、通常この項目はバンドルに関する情報を読みやすいテキスト形式でお客様に伝えるために使用します。[Component Description (コンポーネントの説明)] 項目と [Component Description Position (コンポーネントの説明の位置)] 項目を使用して、選択されたオプションからそのまま取り込んだ文をつなぎ合わせて段落を構成できます。これらの項目は、[Configured Description Pattern (設定対象の説明パターン)] 項目の {1} のようなプレースホルダーを使用して、[Package Product Code (パッケージ商品コード)] 項目と同じように動作します。続いて、[Package Product Description (パッケージ商品説明)] を提案書に記載して、お客様固有のバンドル設定について正確に説明します。
まとめ
設定対象のコードパターンと説明パターンを使用すれば、営業担当がさらに簡単に見積をまとめることができます。数回のクリック操作で適切な品目がすべて追加され、的確な商品説明も簡単に記載できます。そのため、極めて簡便な設定エクスペリエンスが実現します。これもすべて管理者のお陰です!