機能のユーザーエクスペリエンスを変更する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ユーザーインターフェースに機能をどのように表示するか判断する。
- 機能ごとにどの列を表示するか選択する。
一緒にトレイルを進みましょう
エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは Trailhead Live の「Trail Together」(一緒にトレイル) シリーズの一部です。
(巻き戻して最初から見直したい場合、このクリップは 1:13:31 分から開始されます。)
はじめに
機能を表示するユーザーインターフェースをセクションからタブに変更したり、場合によってはタブとセクションを組み合わせたりすれば、バンドルの設定エクスペリエンスをさらに向上させることができます! また、設定ページの機能にどの列を表示するかも決定できます。
オプションレイアウト
主要商品の [Option Layout (オプションレイアウト)] 項目で、機能を使用するバンドルの設定ページのレイアウトやユーザーエクスペリエンスを決定できます。[Option Layout (オプションレイアウト)] には、セクション、タブ、ウィザードの 3 つの値があります。
- Sections (セクション): 機能がボックス形式で順番にリストされます。[Option Layout (オプションレイアウト)] 項目が空白の場合は、セクションがデフォルトのレイアウトになります。
-
Tabs (タブ): 各機能に独自のタブが設けられ、ページ全体に水平に配置されます。
- Wizard (ウィザード): 各機能に独自のタブが設けられ、ユーザーが左から右のタブに移動していきます。ユーザーがタブをスキップすることはできません。
機能カテゴリ
機能の [Category (カテゴリ)] 項目では、機能をカテゴリにまとめ、カテゴリごとにタブを設定できます。各タブのセクションに、関連する機能がリストされます。
たとえば、スマートフォンバンドルに 4 つの機能があるとします。最も重要な機能は充電器とサービスであるため、これらは [Essentials (必需品)] というタブにまとめます。ケーブルやケースなどの他の機能は別のタブに表示します。この設定方法は次のとおりです。
- をクリックして [Setup (設定)] をクリックします。[Setup (設定)] ページが新しいタブで開きます。
- [Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックします。
- [Product Feature (商品機能)] をクリックします。
- [Fields & Relationships (項目とリレーション)] をクリックします。
- [Category (カテゴリ)] をクリックします。
- [Values (値)] リストで、[New (新規)] をクリックします。
-
Essentials
(必需品) と入力します。 -
[Save (保存)] をクリックします。
[Setup (設定)] タブを閉じ、[Salesforce CPQ] タブに戻ります。ここで、充電器とサービスの 2 つの機能を更新して、新しいカテゴリを使用します。 - ナビゲーションバーの [Products (商品)] をクリックして、[All Products (すべての商品)] リストビューを選択します。
- [6" Smartphone (6" スマートフォン)] をクリックします。
- [Related (関連)] タブをクリックします。
- [Features (機能)] 関連リストで、[Chargers (充電器)] のドロップダウンメニューを開き、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Category (カテゴリ)] を [Essentials (必需品)] に設定します。
- [Save (保存)] をクリックします。
- [Features (機能)] 関連リストで、[Service (サービス)] のドロップダウンメニューを開き、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Category (カテゴリ)] を [Essentials (必需品)] に設定します。
- [Save (保存)] をクリックします。
お疲れさまでした。[Essentials (必需品)] カテゴリを作成して、2 つの機能を割り当てました。この新しいカテゴリをテストするには、Edge Communications の [Field Service Team (フィールドサービスチーム)] 商談にあるスマートフォンの Q-00005 に 6" スマートフォンバンドルを追加します。
設定項目セット
機能はデフォルトで、数量、商品コード、商品名、商品説明、単価という 5 つの列に情報が示されます。項目セットを使用すれば、異なる列を表示できます。
たとえば、デスクトップコンピューターバンドルのストレージ機能について考えてみます。設定ページを見ただけでは、コンピューターに搭載可能なハードディスクの数に制限があることはわかりません。けれども、レイアウトに [Max Quantity (最大数量)] 項目を表示すれば、営業担当が最大数量を把握でき、推測する必要がありません。
では、ストレージ機能にのみ [Max Quantity (最大数量)] 列を表示してみましょう。
- をクリックして [Setup (設定)] をクリックします。[Setup (設定)] ページが新しいタブで開きます。
- [Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックします。
- [Product Option (商品オプション)] をクリックします。
- [Field Sets (項目セット)] をクリックします。
- [New (新規)] をクリックします。
- [Field Set Label (項目の表示ラベル)] と [Field Set Name (項目セット名)] に、
StorageAlt
と入力します。
任意の名前を選択できますが、この後のステップで使用するため覚えておいてください。 - [Where is this used? (使用場所)]項目に、
Configurator
(コンフィグレーター) と入力します。 - [Save (保存)] をクリックします。
- [Quantity (数量)]、[Max Quantity (最大数量)]、[Product Code (商品コード)]、[Product Name (商品名)]、[Product Description (商品説明)]、[Unit Price (単価)] 項目を [Field Set (項目セット)] ボックスにドラッグします。
-
[Save (保存)] をクリックします。
一連の列を新たに作成しましたが、まだどの機能でも使うことができません。そこで、機能オブジェクトの [Configuration Field Set (設定項目セット)] 項目を更新します。 - [Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックします。
- [Product Feature (商品機能)] をクリックします。
- [Fields & Relationships (項目とリレーション)] をクリックします。
- [Configuration Field Set (設定項目セット)] をクリックします。
- [Values (値)] リストで、[New (新規)] をクリックします。
-
StorageAlt
と入力します。
この値は、先ほど作成した項目セット名と同じでなければなりません。 -
[Save (保存)] をクリックします。
[Setup (設定)] タブを閉じ、[Salesforce CPQ] タブに戻ります。続いて、ストレージ機能を更新して、項目セットの新しい列が使用されるようにします。 - ナビゲーションバーの [Products (商品)] をクリックして、[All Products (すべての商品)] リストビューを選択します。
- [Desktop Computer (デスクトップコンピューター)] をクリックします。
- [Related (関連)] タブをクリックします。
- [Features (機能)] 関連リストで、[Storage (ストレージ)] のドロップダウンメニューを開き、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Configuration Field Set (設定項目セット)] を [StorageAlt] に設定します。
- [Save (保存)] をクリックします。
たくさんのステップを実行しました。これで、任意の機能で [StorageAlt] 項目セットを使用できます。そしてもちろん、営業担当に [Max Quantity (最大数量)] 列が表示されます。
ここまでの作業をテストするには、Edge Communications の [Training Room (トレーニングルーム)] 商談にあるデスクトップコンピューターの Q-00006 にデスクトップコンピューターを追加します。
設定項目セットに関して最後にもう 1 つ注意すべき点は、商品オプションオブジェクトの項目しか項目セットに追加できないことです。商品レコードの情報を表示したい場合は、商品オプションオブジェクトに [Product (商品)] 項目から取り込んだ値を返す数式項目を作成します。
まとめ
CPQ は、営業担当の設定エクスペリエンスが直感的なものになるように工夫されており、ちょっとした調整でさらに向上させることができます。