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コンテンツタイプについて

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Content Builder で作成できるコンテンツのタイプを挙げる。
  • さまざまな種類のコンテンツブロックについて説明する。
  • 再利用可能なコンテンツブロックの利点について説明する。

はじめに

「Marketing Content Creation」 (マーケティングコンテンツの作成) モジュールで学習したように、コンテンツによって貴重な顧客との関係が築かれます。顧客がメッセージの受信を購読している場合、購読者とエンゲージし、その関係を強化するために使用できる最も重要なツールの 1 つが Content Builder です。「Content Builder の基本」モジュールでは、Content Builder がライブラリ、つまり、コンテンツを整理して再利用するためのシステムのようなものだと説明しました。コンテンツ戦略を作成して Content Builder を設定できたので、もう少し進みましょう。Content Builder の機能を使用して、パーソナライズと再利用が可能なコンテンツを作成します。

コンテンツの作成に進む前に、Content Builder で作成できるさまざまなタイプのコンテンツ (メールメッセージ、メールテンプレート、コンテンツブロック、SMS メッセージ、モバイルアプリケーションのプッシュ通知、アップロード機能) を確認しましょう。

[Create (作成)] ボタンにマウスポインターが置かれた [Create (作成)] メニュー。

メールメッセージ

Content Builder を使用して、メールを新規に作成することも、カスタマイズ可能な複数のレイアウトオプションが含まれるテンプレートから作成することもできます。メールを作成するときに、次のいずれかのオプションを選択します。

  • テンプレート: 既存のテンプレートからメールを作成します。
  • テンプレート + AMP: AMP メールテンプレートからメールを作成します。
  • HTML: エディターで既存の HTML コードを貼り付けるか、新規にコードを作成します。
  • HTML + AMP: AMP エディターも含まれるコードベースのオプション。
  • テキストのみ: 表示設定に関係なく、購読者の受信トレイで「テキストのみ」として表示されるメールを作成します。
  • 既存のメール: 既存のメールを選択してコピーし、変更します。

Content Builder のコンテンツを使用し、Email Studio で直接メールを作成することもできます。これについては、このモジュールで後ほど詳しく取り上げます。

メールテンプレート

メールの作成に慣れていない場合、最初はテンプレートを使用するとよいでしょう。Content Builder には、あらかじめデザインされたさまざまなレイアウトが含まれている、基本テンプレート、空のテンプレート、テーマテンプレートが複数付属しています。 

行と列で表示されたテンプレートオプション。

基本テンプレートでは、提案された画像、テキスト、列レイアウトを使用できます。空のテンプレートには、レイアウトのみが表示されます。テーマテンプレートにはさらにサンプルの色、フォント、レイアウトが設定されており、カスタマイズできます。たとえば、[主要ニュースレター] テンプレートをカスタマイズして、月刊ニュースレターメッセージを開始できます。

コンテンツブロック

メッセージレイアウトは、さまざまなコンテンツブロックで構成されます。これらのブロックは、画像、テキスト、ボタンなどあらゆるもので構成されます。メッセージレイアウトには、1 つ以上のコンテンツブロックを含めることができます。Content Builder を使用して、こうしたブロックを作成できます。コンテンツブロックには次の種類があります。

コンテンツブロックの種類

説明

A/B テスト

A/B テストでは、2 つの異なるコンテンツブロックを作成し、A/B テスト時にどちらのパフォーマンスがよいかをトラッキングできます。Content Builder メールで A/B テストを行ってコンテンツをテストできます。

行動トリガー

Journey Builder で行動トリガーを設定するときに、放棄カート品目のコンテンツブロックを作成します。

ブロック認証

開発者はこのオプションを使用して、Heroku や Content Builder SDK (ソフトウェア開発キット) でカスタムブロックを作成します。

ボタン

このコンテンツブロックを使用して、再利用可能なリンクされたボタンを作成します。たとえば、サインアップフォームへのリンクなどです。

コードスニペット

Content Builder でコードスニペットを使用して、HTML、AMPscript、ガイドテンプレート言語の再利用可能なコードの断片を保存できます。コードスニペットは 1 つのブロックにも、メッセージテンプレート全体を占めるような大きい領域にも使用できます。

ダイナミックコンテンツ

購読者向けにパーソナライズされるコンテンツを作成するには、ダイナミックコンテンツを使用します。名やメンバーシップステータスなど、購読者の属性を含めます。

メールフォーム

メール内に直接埋め込みフォームを作成して、購読者が受信トレイから離れることなくフォームを送信できるようにします。

拡張ダイナミックコンテンツ

テキストと画像 URL が含まれる文字区切りファイルをインポートしてダイナミックコンテンツブロックを作成します。AMPscript とデータエクステンションを使用して手動で複雑なダイナミックコンテンツとバリエーションごとのルールを作成するのではなく、Content Builder がインポートファイルのデータからコンテンツを作成します。

外部コンテンツ

外部コンテンツへの URL を貼り付けて、メッセージに埋め込みます。

自由形式

自由形式では、ユーザーが自由にテキスト、リンク、画像などの組み合わせを追加できます。

HTML

この種類のコンテンツブロックには、HTML コードを貼り付けるかアップロードします。

画像ブロック

JPEG、PNG、GIF、および AMPscript ファイルを挿入してこのブロックに画像を表示します。

画像カルーセル

画像カルーセルブロックを使用すると、最大 5 個の回転する画像のブロックを追加できます。これらの画像を 6 秒ごとに自動回転するように設定できます。ナビゲーション矢印を使用すると、受信者が手動で画像を回転させることができます。

レイアウト

テンプレートと同様に、再利用可能なコンテンツブロックのグループを作成します。

ソーシャルフォロー

このコンテンツブロックを使用して、ソーシャルネットワークへのリンクをメールに追加します。購読者は、そのソーシャルアカウントをフォローするかどうかを選択できます。

ソーシャル共有

このブロックには、購読者がソーシャルネットワークでメールを共有できるリンクが含まれます。

テキスト

テキストとリンクのみを含むブロックに使用します。

メモ

コンテンツブロックの全リストについては、Salesforce ヘルプの「コンテンツブロックの作成」を参照してください。ダイナミックコンテンツおよび AB コンテンツブロックを有効にする場合は、Marketing Cloud Engagement システム管理者に問い合わせるか、サポートにチケットを登録してください。

なぜコンテンツブロックを使用するのでしょうか? 多くの企業には、繰り返し使用する標準コンテンツがあります。たとえば、送信するすべてのメールメッセージに毎回、会社の問い合わせ先情報を入力することを想像できますか? 代わりに、Content Builder を使用して再利用可能なコンテンツブロックを作成し、簡単に複数のメッセージにドラッグできます。これにより、ブランドとメッセージの一貫性も確保されます。コンテンツブロックの例をいくつか挙げます (可能性は無限です)。

  • 会社の問い合わせ先情報
  • プライバシーに関する声明
  • ミッションステートメント
  • ロゴ
  • 商品説明

SMS メッセージとモバイルアプリケーション

Content Builder はメールだけのものではありません。Content Builder を使用して、SMS メッセージやプッシュ通知も作成できます。

  • SMS メッセージ: Content Builder で SMS テキストメッセージを作成します。メッセージを入力して、コード種別 (地域別市場) を選択すると、メッセージをプレビューできます。
  • アプリ内メッセージ: アプリ内メッセージを作成する場合、3 つの異なるレイアウトから選択できます。フルページレイアウトは画面全体に表示され、操作が必要です。バナーレイアウトは画面の最上部または最下部に表示されます。モーダルレイアウトは画面の一部に前面表示され、コンテキスト情報に適しています。レイアウトを選択した後に、画像、タイトル、メッセージ、ボタンを追加できます。また、高度なデザイン機能を使用して色、フォントなどを指定することもできます。
  • プッシュ通知: Content Builder でプッシュ通知を作成するには、タイトル、サブタイトル、メッセージ、メディアを入力します。開くときの動作 (受信者がモバイルデバイスでプッシュ通知をタップしたときの動作) のオプションを選ぶこともできます。開くときの動作には、アプリケーションを開く、アプリケーション内の特定のページを開く、別の URL を開くなどがあります。

モバイルコンテンツのこれらのオプションについては、このモジュールの後半で詳しく説明します。

Content Builder で作成できるコンテンツのタイプを確認できたので、次はコンテンツの作成方法に進みましょう。

リソース

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