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Content Builder アクセス権の設定

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud Engagement ユーザーに付与する Content Builder のロールと権限を判断する。
  • ビジネスユニットレベルで個々のアセットへのアクセスレベルを設定する。
  • 個々のコンテンツの編集権限を設定する。

Marketing Cloud Engagement ユーザーに、Content Builder のコンテンツやフォルダーへのどのようなアクセス権を付与するかを決めます。前述したオープン予定の図書館を考えてください。利用者が立入禁止エリアに入り込んで、まだカタログに追加されていない新刊書を保管庫から持ち出したり、貸し出し手続きをしていない図書を何冊も抱えて図書館の外に出たりして欲しくありません。秩序を維持しながら利用者に満足してもらうために、図書館カードの申請方法と図書の利用方法についてのルールを作成します。

Content Builder では、誰がコンテンツを作成し、使用できるかを完全に制御することができます。ユーザー権限には、フォルダーとアセットの作成、編集、参照、パブリッシュ、共有、削除が含まれます。 

ユーザー権限を使用したコンテンツの制御

ユーザー権限を実装することが重要なのはなぜでしょうか? 重要なのは、ブランドの管理です。ブランド設定されたコンテンツを作成するスキルと知識を持つユーザーが、マーケティングアセットを管理するようにします。 

たとえば、Northern Trail Outfitters では、Marketing Cloud Engagement のアセットとフォルダーの管理を制御するマーケティングチームに、Content Builder でコンテンツを作成、編集、削除する権限が必要です。一方、Email Studio を使用してメールの作成と送信を頻繁に行うのは、NTO のアカウントエグゼクティブです。Content Builder の「表示のみ」権限を付与すれば、アカウントエグゼクティブには、コンテンツを変更せずにメールに Content Builder コンテンツを使用するアクセス権が与えられます。

Content Builder の権限の使用を開始するには、次のことを自問します。

  • アセットとフォルダーを表示する必要があるが、作成または削除する必要がないユーザーはいるか?
  • 新しいコンテンツの作成または古いコンテンツの削除を完全に制御できるのはどのユーザーか?
  • フォルダーの作成とアセットの整理を制御する必要があるのは誰か?

幸い、Content Builder のアセットとフォルダーの管理権限を持つ標準の Marketing Cloud Engagement ロールがすでに用意されています。Content Builder の権限を個人単位でカスタマイズする必要がある場合は、Marketing Cloud Engagement で [セットアップ] に移動し、ユーザー権限にアクセスします。

アセットとフォルダーへのユーザーアクセスを完全にカスタマイズする必要がある場合は、Marketing Cloud Engagement で [セットアップ] に移動し、[ユーザー] を選択し、更新するユーザーを選択し、[ロールの管理] をクリックします。[Content Builder] セクションを展開して、各権限を許可または拒否できます。社内の各ロールまたはユーザーのユーザー権限を整理するためのチェックリストとして、以下の表を使用してください。

アセットへのアクセス

権限
許可
拒否
作成


アップロード


表示


更新


削除


共有


オーナーシップの譲渡


パブリッシュ


ActivateExpire


ManageVersion


ダウンロード


コメント


フォルダーへのアクセス

権限
許可 拒否
作成


表示


移動


名前を変更


削除


コンテンツの共有


メモ

ロールと権限についての詳細は、「Marketing Cloud Engagement のロールと権限: クイックルック」バッジを参照してください。

個々のアセットの共有の制御

エンタープライズ Marketing Cloud Engagement アカウントを持っている場合、アカウントへのアクセスの整理にはビジネスユニットを使用します。ビジネスユニットでは、Marketing Cloud Engagement での情報のアクセス権限と共有権限を制御できます。 

ビジネスユニットは図書館内のスペースのようなものです。図書の保管、図書の貸し出し、コンピューターの利用、児童への読み聞かせなど、各エリアは異なる目的を果たします。フィクションとノンフィクションのセクションは誰でも利用可能ですが、立入禁止エリアに入ることができるのは図書館員のみです。図書館内の本は誰でも利用可能ですが、希少本の収蔵庫にある古典籍など、図書館員または特別な許可を持つ利用者しか閲覧できないものもあります。

Marketing Cloud Engagement でのビジネスユニットも同じ目的を果たします。特定のユーザーがアクセス可能なコンテンツのルールを設定します。Content Builder にコンテンツを追加するときに、どのビジネスユニットにアクセスを許可するのかを決定します。コンテンツで [共有] をクリックし、アセットへのアクセス権をエンタープライズ全体に付与するのか (会社のロゴなど)、特定のビジネスユニットのみに付与するのかを選択します。

コンテンツの共有設定

同じように、Content Builder では、ユーザーが個々のアセットをどのように操作するのかを柔軟に設定することができます。ビジネスユニットの権限を設定したら、そのビジネスユニット内の他のユーザーが共有コンテンツをどのように使用できるのかを決定できます。これらの編集権限には、次のようなものがあります。

  • 表示と送信。ユーザーは、Marketing Cloud Engagement を使用してコンテンツを表示し、送信できます。
  • ローカルで編集。ユーザーは、Marketing Cloud Engagement を使用して、特定のビジネスユニットの共有メールのコンテンツをローカルで編集し、送信できます。
  • グローバルに編集。ユーザーは、コンテンツを編集でき、変更はすべてのビジネスユニットで保存されます。ユーザーはコンテンツを送信できます。

編集権限の設定

リソース

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