カスタマーサクセスの実現
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Contact Builder を使用する利点を説明する。
- Contact Builder データモデルを使用できる Marketing Cloud Engagement アプリを挙げる。
結果の提供
Leung は NTO のチームに実装についてプレゼンテーションするために、NTO の本社に来ています。データモデルを参加者にプレゼンテーションします。参加者は感銘を受けています。放棄されたカート、カートを所有する連絡先、イベントの分析に必要な行動データなど、すべての関連データが初めて 1 か所にまとまったのです。
放棄されたカートイベントについて、過去から現在に至る 360 度ビューを使用できます。
- 連絡先とカートのリレーションシップから、特定の放棄されたカートを Pharr のものと特定できます。
- カートの製品 ID 属性から、Pharr のカートに Conness 70 バックパックが入っていることがわかります。
- カートと分析のリレーションシップから、放棄する前の Pharr の行動のレコードが作成されます。これには、Pharr が閲覧した製品、各製品ページに滞在した時間、最後に表示したページが含まれます。
Leung は、[Time Spent (滞在時間)] 分析属性に注目するように促します。[Time Spent (滞在時間)] は、放棄されたカートのセッションで、Pharr がストアフロントを操作していた時間の長さを測定します。
顧客に購入を促す
Leung は NTO に、閲覧のための [Time Spent (滞在時間)] は、カートに保存された製品への顧客の関心度と比例すると解釈するように提言します。閲覧時間が長いほど、関心度は高くなります。そのため、[Time Spent (滞在時間)] の値が NTO の定義したしきい値より大きい場合は、顧客に購入を完了するように勧めます。
これが Pharr にどう役立つかを確認しましょう。Pharr を含む、多くの顧客は、NTO からのテキストメッセージの受信をオプトインしています。NTO は、すぐに購入した場合の割引を加えたバックパックのテキスト広告で Pharr に購入を促します。意図したとおり、Pharr は NTO のテキストメッセージを見て、注文を完了します。
勝つためのソリューションの提供
Leung は Contact Builder のスキルを発揮して、皆さんのようなパートナーが Marketing Cloud Engagement コンサルティング手法を強化できるようにサポートしました。1 つの例を使いながら、Contact Builder によって、さまざまなソースから発生するデータ間のリレーションシップの確立がどのように簡単になるかを案内しました。次は、データを使用して連絡先と 1 対 1 リレーションを築きましょう。
Journey Builder、MobileConnect、MobilePush など、他の Marketing Cloud Engagement アプリは Contact Builder で作成した母集団と一元化された連絡先データを使用できます。
- Journey Builder: カスタマージャーニーを改善します。一元化された連絡先データから行動データを結び付けます。高度に対象設定されたカスタマーインタラクションを作成します。
- MobileConnect: 連絡先の携帯電話番号をデータモデルに追加し、MobileConnect を介して SMS メッセージを送信します。一元化された連絡先データを使用して、モバイルメッセージのオーディエンスをセグメント化し、メッセージの対象化とパーソナライズを改善します。
- MobilePush: 顧客エンゲージメントを改善します。顧客の単一ビューにモバイルデバイス識別を含めます。誕生日と記念日の相対日付キャンペーンを作成します。MobilePush を介してキャンペーンプッシュメッセージを送信します。
Contact Builder ソリューションを提供し、データモデルだけに留まらず多くのことを実現しました。企業が顧客の 360 度ビューに簡単にアクセスできるようにしました。このビューを使用して、顧客のニーズをインテリジェントに満たせるようになります。
Contact Builder で、企業がかくれんぼに勝てるように支援しましょう。