リレーションの設定
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- EDA による取引先責任者間のリレーションの作成方法を明確にする。
- EDA の相互関係のしくみを説明する。
- リレーションを作成、編集、管理する。
リレーション
EDA のリレーションは、取引先責任者間のつながりを表します。取引先責任者を取引先に結び付ける所属とはこの点が異なります。こうした取引先責任者間のつながりを作成するときに、リレーションの種別 (友人、家族、母親、娘など) とリレーションの状況 (現在、以前) も定義できます。
EDA で新しいリレーションを作成すると、同じリレーションを逆方向にした相互関係が作成されます。たとえば、Luke Jones の取引先責任者レコードからリレーションを作成して、Amanda をいとこに指定すると、Amanda の取引先責任者レコードにも Luke がいとことして表示されます。
同様に、取引先責任者を男子学生の父親と指定すると、Salesforce で逆方向の相互関係が作成され、息子と指定されます。Salesforce では自動的に相互関係を作成し、この関係を表示している取引先責任者側から見た適切なリレーション種別が表示されるようにします。(このしくみについては後ほど説明します)。
EDA にあらゆるリレーションが表示されることが、教育機関にとってどれほどありがたいものか想像してみてください。たとえば、Amanda のいとこの Luke は来年高校を卒業します。あなたが Amanda と話をしたときに、Luke が大の野球好きで、実際いくつかの選手権で優勝したチームの選手であることが判明しました。こうした情報は、大学の学生募集担当者が Luke に連絡を取り、スポーツ奨学金制度について説明する絶好の機会をもたらします。ひょっとすると、学生募集担当者が Luke のチームメイトをまとめて勧誘することになるかもしれません!
それだけではありません。EDA では、学生と学生、学生と教職員、家族同士、卒業生同士、雇用者と従業員など、ありとあらゆるリレーションを作成することができます。基本的に、EDA の 2 つの取引先責任者に関連があると思ったら、その 2 つを結び付けるリレーションを作成できます。
リレーションの作成
EDA のリレーションがどのようなものかわかったところで、実際に作成してみましょう。
リレーションを作成する取引先責任者に移動します。
- [リレーション] 関連リストまでスクロールダウンして、[New (新規)] をクリックします。
- [関連する取引先責任者] 項目に、結び付ける取引先責任者の名前を入力し始め、該当する取引先責任者が表示されたら選択します。
- この例では、Amanda とそのいとこの Luke Jones を関連付けます。
- [種別] ドロップダウンメニューから、リレーションの種別を選択します。
この例では、Luke が Amanda のいとこであるため、[いとこ] を選択します。
- (省略可能) ダイアログボックスの残りの項目に入力します。
入力し終えたら、[Save (保存)] をクリックします。
元の取引先責任者レコードに戻ると、[リレーション] リストにこのリレーションが表示されています。このセクションの最初のリレーションの作成方法で説明したとおりになっています。
既存のリレーションの編集
取引先責任者間のリレーションを作成した後で、編集が必要になることがあります。Luke Jones が Cloudy College の学生選手として勧誘されたとします。有頂天の Luke は、ガールフレンドの Vanessa Rodriguez にプロポーズすることにします。Vanessa もあなたの大学に進学予定です。Vanessa は現在システムに Luke の友人として入力されていますが、Luke と Vanessa が結婚した暁には 2 人のリレーションを友人から配偶者に更新する必要があります。
次の手順に従って、既存のリレーションを変更します。
- 編集するリレーションのある取引先責任者レコードに移動します。
- [リレーション] 関連リストまでスクロールダウンします。
- 編集するリレーションの横にある矢印をクリックして、[Edit (編集)] をクリックします。
- 変更を行います。入力し終えたら、[Save (保存)] をクリックします。
システム管理者としてのあなたの努力が報われつつあります! リレーションを使用して取引先責任者間のつながりを追加した結果、対象者の 360 度ビューがさらに明確になっています。次のステップでは、これまでの成果に、さらに学生とアカデミックジャーニー (プログラム登録や履修科目) 間のつながりを追加します。では、先に進みましょう。
リソース