学生をプログラム登録と履修科目に結び付ける
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- プログラムとプログラム登録について説明する。
- プログラムを作成して、取引先責任者を登録する。
プログラム登録
EDA では、取引先責任者のプログラム登録と履修科目の完全な記録を維持するという方法で、対象者の教育ジャーニーを簡単に追跡できるようにしています。
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プログラム登録は、取引先責任者とアカデミックプログラムの結び付きを追跡するものです。
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履修科目は、取引先責任者と科目の結び付きを追跡するものです。
EDA においてプログラムは取引先の一種で、アカデミックプログラムレコードタイプを使用します。プログラム登録は取引先責任者をプログラムに結び付けます。たとえば、Vanessa Rodriguez は Cloudy College の新入生で、英語学を専攻したいと考えています。Vanessa の場合、教育課程は英語学士課程で、自身の取引先責任者レコードの専攻課程を介してその教育課程に結び付けられています。
技術的なことを言えば、専攻課程レコードは、取引先責任者オブジェクトと教育課程プログラムオブジェクトをつなぐ Salesforce の連結オブジェクトです。
取引先責任者のアカデミックプログラムへの登録
アカデミックプログラムを作成したら、取引先責任者のそのプログラムへの登録を開始できます。では、Vanessa を Cloudy College のアカデミックプログラムに登録する練習をしてみましょう。
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[取引先責任者] タブをクリックします。
- プログラムに登録する取引先責任者の名前をクリックします。この例の手順に従っている場合は、[Vanessa Rodriguez] を選択します。
- [プログラム登録] 関連リストまでスクロールダウンして、[New (新規)] をクリックします。
- [Program (プログラム)] 項目で、該当するアカデミックプログラム取引先を選択するか、[+ New Account (+ 新規取引先)] をクリックして新しい取引先を作成します。
この例では、B.A.English
(英語学士) を使用します。
- 取引先責任者名のすぐ下にある [登録可能] チェックボックスをオンにします。このオプションはレコードを参照しているユーザーに、この取引先責任者が科目を登録可能であることを示します。(科目については後ほど説明します)
学生情報システム (SIS) を EDA と統合させている場合にこのオプションが役立ちます。たとえば、SIS からプログラム登録に学生の登録情報が入力されると、自動的にこのオプションが選択され、学生が科目の登録対象であることが示されます。
- プログラムの他の詳細 (省略可能) を入力し、[Save (保存)] をクリックします。
Vanessa が英語学士プログラムに登録されたら、履修科目の登録に進むことができます。
取引先責任者の科目への結び付け
履修科目の作成時に、取引先責任者を (特定の時期または期間の) 開講科目の学生または教員のどちらとして結び付けるかを選択します。EDA にはデフォルトで履修科目に学生と教員のレコードタイプが標準装備されていますが、必要に応じて他のレコードタイプも作成できます。たとえば、指導アシスタントというレコードタイプを追加する必要のある場合があります。これらのレコードタイプは、取引先責任者とこの特定の科目の結び付き (科目の履修学生、科目の担当教員など) を定義するものにすぎず、教育機関における取引先責任者の総合的な役割を決定するものではありません。取引先責任者が多様な役割を担っている可能性があるためです。
取引先責任者を科目に結び付けるときは、取引先責任者の [履修科目] 関連リストまたは取引先責任者のプログラム登録を使用します。科目をプログラム登録から追加すると、プログラム登録 ID が自動的に入力されます。科目を取引先責任者から追加する場合は、取引先責任者のプログラム登録 ID を手元に用意しておきます。取引先責任者のプログラム登録 ID は、[プログラム登録] 関連リストで確認できます。
- 次のいずれかの操作を実行します。
- 取引先責任者レコードで、[履修科目] 関連リストまでスクロールダウンし、[New (新規)] をクリックします。プログラム登録 ID を忘れずに追加します。
- 取引先責任者レコードで、[プログラム登録] 関連リストまでスクロールダウンし、プログラム登録番号をクリックします。[履修科目] 関連リストで、[New (新規)] をクリックします。
- [学生] と [教職員] のいずれかを選択します。ここでは Vanessa の履修科目を作成しているため、[学生] を選択します。
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[Next (次へ)] をクリックします。
- [取引先責任者] 項目に取引先責任者の名前を入力していきます。この例では [Vanessa Rodriguez] を選択します。
- [開講科目 ID] テキストボックスに、開講科目名を入力し始めます。入力していくと、一致する科目が表示されます。この例では、
ENG 211 - FALL 2020
(ENG 211 - 2020 年秋学期) と入力します。
新しい開講科目を作成する必要がある場合は、[+ New Course Offering (+ 新規開講科目)] をクリックします。
画面は次のようになります。
- この履修科目が教員のものである場合は、[主] を選択して、この取引先責任者が関連付けられている開講科目のメインの教員であることを指定します。
- その他の詳細 (省略可能) を入力し、[Save (保存)] をクリックします。
順調です! 取引先責任者を科目に結び付けました。取引先責任者レコードで、この単元の成果を見てみましょう。
できました! EDA を使用して学生をアカデミックプログラムに登録し、取引先責任者を開講科目に結び付ける方法を習得しました。
EDA の対象者管理のプロに向かって進んでいます。ここまでの基本事項をものにしたシステム管理者のための単元がもう 1 つ残っています。次の単元では、対象者の 360 度ビューを仕上げる EDA の要素について概説します。
リソース
- Trailhead: 教育アーキテクチャの設定
- Chatter: 「EDA」Chatter グループ (ログインが必要)
- Salesforce ヘルプ: EDA Model Enrollments (EDA: 登録のモデル化)
- Salesforce ヘルプ: EDA Model Courses and Curricula (EDA: 科目とカリキュラムのモデル化)