高度なメールツールの追加
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce システム管理者と協力してメールに自動化を追加する。
- Salesforce システム管理者と協力して Microsoft Outlook または Gmail のメールとカレンダーサービスを Salesforce に統合する。
- メールを管理するための他の Salesforce アプリケーションやサードパーティアプリケーションを検討する。
メールのレベルを高める
Salesforce と NPSP を使用したメール送信の基本について学びました。これで Salesforce とメールの連携をさらに向上させるツールを検討することができます。
この単元では、メールの自動化、他のメールクライアントとの統合、一括メールを送信するためのツールについて学習します。
メール自動化の追加
メールの自動化は、適切な条件下でメッセージを自動的に送信するのに役立ちます。自動化はどの団体にとっても便利なツールですが、すべてのメッセージを自動化できるわけではありません。
自動化に適しているのは、特定のタイミングで、または特定のアクションに応じてテンプレートから送信されるメールです。次に例を示します。
- 資金調達者は、NPSP に支援が入力されたときの支援金の領収書を自動化できます。
- プログラムスタッフは、自分がサービスを提供するユーザーがプログラムに登録されたときのお知らせメールを自動化できます。
- ボランティアマネージャーは、新しいボランティアへのお知らせメールとオリエンテーションメールを自動化できます。
たとえば、ボランティアが支援トレーニングワークショップを完了したときにチームの誰かにタスクが自動的に割り当てられるエンゲージメント計画が、NPSP に設定されているとします。エンゲージメント計画の最初の ToDo は、ボランティアがワークショップで学んだことを活用するのに役立つリソースを掲載したフォローアップメールを送信することです。このようなメッセージのテンプレートはすでに設定されていますが、スタッフメンバーが手動でメールを送信する必要があります。
こうしたメッセージが自動的に送信されたら便利ですよね?
チームと組織の Salesforce システム管理者と協力して、このようなメールを特定して自動化してください。
Gmail または Outlook を Salesforce に接続
Salesforce からメッセージを送信できるのですが、メールを作成するときにスタッフが最初に使用しようとするのは Salesforce ではないかもれません。
幸い、Salesforce システム管理者は Salesforce を Outlook や Gmail と統合できるため、チームの全員が受信トレイと NPSP の間を行ったり来たりする必要はありません。
Salesforce システム管理者が Outlook または Gmail を NPSP と統合すると、ユーザーは受信トレイから Salesforce データにアクセスできます。この統合により、誰もが Gmail や Outlook からメッセージを送信しつつ、テンプレートやクイックテキストなどの Salesforce メール機能を使用し、取引先責任者レコードの活動タイムラインでメール履歴を追跡できます。
メールが Salesforce と統合されると、次のことも可能になります。
- 複数の取引先責任者、商談、その他のレコードにメールを送信する。
- 取引先責任者、取引先、商談、その他のオブジェクト (カスタムオブジェクトを含む) のレコードを作成する。
- 既存の Salesforce レコードを検索する。
- カレンダーの非定期の行動を複数の Salesforce 取引先責任者レコードと、ToDo やメールメッセージを使用するその他のレコードに接続する。
- 取引先責任者と行動を同期する。Gmail や Outlook との行動の被招集者や行動の添付ファイルの同期の制限事項については、「リソース」セクションを参照してください。
受信トレイの見た目はあまり変わりませんが、メッセージに関連する Salesforce レコードのための新しいペインが追加されます。
Marketing Cloud Engagement for Industries や他のツールを追加する
メールコミュニケーションをさらに推進するには、一括メールを管理するための Salesforce またはサードパーティのツールを追加することを検討します。
一括メールツールには、少人数グループメールを送信するために Salesforce が提供する機能を拡張する、クリックスルー率や開封率に関する詳細なレポート機能や、マーケティングのプロ向けの高度な機能があります。
サードパーティツールのおすすめやレビューなど、メールの一括送信についての詳細は、Trailblazer Community にサインインし、「App Advice and Consumer Reports」グループ (「リソース」にリンクを記載) にアクセスしてください。
大規模なより高度なメールキャンペーンの開発に関心がある方向けには、Marketing Cloud Engagement for Industries などのツールも用意されています。「リソース」セクションにリンクが記載された Trailhead バッジを参照してください。
このモジュールでは、Salesforce でメールの基本的なニーズを管理するための基礎的知識と、すぐにメールの送信を開始できるツールやスキルについて説明しました。次のステップを踏み出すために、その他のリソースもぜひ参照してください。
さあ、メッセージを作成してみましょう!
リソース
- Trailhead: Salesforce、Gmail、Google カレンダーの統合
- Trailhead: Salesforce と Outlook インテグレーション
- Salesforce ヘルプ: Lightning Experience での Gmail または Office 365 を使用したメールの送信
- Trailhead: Marketing Cloud Engagement for Industries: クイックルック
- Trailblazer Community: Nonprofit App Advice and Reviews (非営利団体向けアプリのアドバイスとレビュー)