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コミッション管理を合理化する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce Spiff プラットフォームがどのようにコミッション管理者と財務チームを支援するのかを理解する。
  • Salesforce Spiff のコア機能について説明する。

Salesforce Spiff で効率を高める

プランの構築が容易

長い間、コミッション管理は、主にスプレッドシート中心の手作業によるプロセスでした。このプロセスの問題点は、スプレッドシートにビジネスの成長に合わせた拡張性がないことです。そこで役立つのが、Salesforce Spiff のバックエンドである Salesforce Spiff Designer です。使い慣れたスプレッドシートの使用感はそのままに、自動化による優れた拡張性、性能、スピードを実現します。財務チームや営業業務チームは大規模なコミッションプログラムを効率的に構築し、管理できます。

Salesforce Spiff のプラン設計ビューには、さまざまなコミッション体系とデータガードレールが表示されます。

Salesforce Spiff Designer なら、数百種類の事前作成済みコミッションモデルから選択することで、これまで以上に簡単かつ迅速に財務モデルを構築できます。さらに、接続の自動化により、複数のソースシステムから直接データを取り込むことができるため、変更や商談の成立を受けて、モデル、コミッション計算、担当者明細がリアルタイムで更新されます。Salesforce Spiff Designer の先行入力、エラー処理、テスト、バージョン管理などの機能により、迅速な変更管理に自信が持てます。Salesforce Spiff Designer により、信頼性の高いリリース前のモデルテストと継続的な精度チェックも容易です。

積み上げ集計とチーム管理

企業は成長します。そのため、Salesforce Spiff では、ユーザーとチームのデータをアップロードして管理するためのロータッチプロセスを採用しています。

積み上げ集計は、多くのマネージャーコミッションプランで広く使用されている機能です。積み上げ集計は通常、複数の担当者からなるチームによってもたらされた収益 (または粗利益や商談成立件数など、その他の重要なビジネスメトリクス) を指します。マネージャーは、成約により生じたチームの収益の合計に対してコミッションを受け取ります。その意味で、チームメンバーの成約により生じた収益が「積み上げ集計」されてマネージャーの実績になると言えます。

Salesforce Spiff 内の積み上げ集計。

Salesforce Spiff の一括ユーザー管理機能では、ユーザー、プラン、チームのアップロードと管理をすべて 1 つのテーブルビューから簡単に行えます。Salesforce Spiff のデータ管理は、担当者の人数が数人であっても 100 人であっても、できる限り手間がかからない設計になっています。

インテグレーション

Salesforce Spiff なら、コミッションに関するあらゆることを一元的に把握できます。Salesforce Spiff は、現在コミッション管理に利用している CRM、ERP、HCM、給与計算プラットフォームなどのシステムと接続できます。データソースは Salesforce Spiff 内で簡単に追加、削除、変更できます。特に Salesforce については、コミッションプラン関連データの Salesforce Spiff コミッションエンジンへのインポートを自動化できます。リアルタイムのコミッションビューへは、Salesforce Spiff プラットフォームまたは Salesforce の Visualforce ページから直接アクセスできます。

Salesforce Spiff は、Oracle、Snowflake、Excel など、さまざまなシステムに接続できます。

Salesforce Spiff で精度を向上させる

監査対応レポート作成

手作業でコミッションを追跡している、またはレポート作成の目的でレガシーシステムを使用している組織では、それが監査時にコンプライアンス上の大きな問題につながる可能性があります。また、あるシステムで計算されたコミッションを別のシステムに取り込むと、時間がかかるうえに、人為的ミスが起こりやすくなります。

Salesforce Spiff コミッション経費処理ツールは、コミッションに関連するあらゆる情報の一元化された情報源です。このツールは、現行のシステムからデータを自動的に取得し、Salesforce Spiff 内でコミッションルールを適用します。そして、数回クリックするだけで、ASC 606 に準拠したレポートを作成できます。この終始自動化されたプロセスにより、人為的ミスが大幅に減少し、財務チームの正確性と効率が向上します。

Salesforce Spiff を使用することで、現行のあらゆるシステムからデータを取り込んで経費報告書を作成できる。

Salesforce Spiff で信頼関係と連携を強化する

係争管理

チケット、リアルタイムのコメント、メール通知を通じてコミッションの優先順位付けプロセスを合理化し、より円滑な連携と組織間のコラボレーションを実現できます。チームメンバーは誰もが明細や案件に関するチケットを登録し、自分のチケットの状況を確認できます。管理者は、すべてのオープンチケットを管理し、迅速に対応できるようにチームメンバーに割り当てることができます。

[Tickets (チケット)] ビューには、チケットの進捗状況、作成者、作成日、担当者が表示されます。

強力なレポート作成機能

データ主導の意思決定を行うためには、チームが重要なビジネスインサイトにアクセスできなくてはいけません。チームのパフォーマンスやコミッションプラン全体のパフォーマンスに関しても、同じことが言えます。そのためにレポート作成は不可欠です。Salesforce Spiff レポート & ダッシュボードは、手作業によるデータ収集が不要なため、レポート作成にかかる時間が大幅に短縮され、人為的ミス、情報の誤り、整合性の欠如といったリスクが低減します。Salesforce Spiff では、以下のレポートを作成できます。

  • 標準レポート (事前作成済みのすぐに使えるレポート)
  • カスタムレポート (より視覚的、より詳細なレポート)
  • ダッシュボード (複数のレポートを 1 つのビューにまとめたもの)
  • コミッション経費処理 (「監査対応レポート作成」のセクションを参照)

チームの年度累計パフォーマンスと、年間目標に対する個人の進捗状況が表示されているレポート。

エグゼクティブ向けにチームのパフォーマンスの概要が表示されているダッシュボード。

コミッションは複雑ですが、その管理まで複雑である必要はありません。Salesforce Spiff を使用することで、財務管理者やコミッション管理者はコミッションの構築、管理、レポート作成を簡単に行うことができ、営業担当との連携も向上します。これで Salesforce Spiff がコミッション管理者や財務チームにどのようなメリットをもたらすかがわかりました。次の単元では、Salesforce Spiff が営業担当にもたらすメリットについて学習します。

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