クライアントの総計値を追跡する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Financial Services Cloud を搭載した Developer Edition 組織にサインアップする。
  • クライアントの詳細が含まれるダッシュボードを表示する。
  • カスタムダッシュボードを作成する。

Financial Services Cloud を搭載した Developer Edition 組織へのサインアップ

このモジュールを実行するには、Financial Services Cloud とサンプルデータを含む特別な Developer Edition 組織が必要です。この単元の手順やハンズオン Challenge を実行できるよう、今すぐ無料の Developer Edition を入手して Trailhead に接続してください。この Developer Edition は、このバッジの Challenge で使用するように設計されており、他のバッジには機能しない可能性があります。使用している Trailhead Playground または特別な Developer Edition 組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。

  1. Financial Services Cloud を搭載した無料の Developer Edition 組織にサインアップします。
  2. フォームに記入します。
    1. [メール] には、有効なメールアドレスを入力します。
    2. [ユーザ名] には、メールアドレス形式の一意のユーザ名を入力します (有効なメールアカウントである必要はなく、yourname@fsc4evah.com などを使用してください)。
  3. フォームに入力したら [サインアップ] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  4. アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
  5. パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。ヒント: 後でアクセスしやすいように、自分のユーザ名、パスワード、ログイン URL をメモしてください。
  6. Developer Edition にログインした状態になります。

新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続します。

  1. Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
  2. このページの最下部にある「Challenge」セクションで Playground 名をクリックし、[組織を接続] をクリックします。
  3. ログイン画面で、設定したばかりの Developer Edition のユーザ名とパスワードを入力します。
  4. [アクセスを許可しますか?] 画面で [許可] をクリックします。
  5. [この組織をハンズオンの Challenge 用に保存しますか?] 画面で [はい] をクリックします。保存します。再び Challenge ページにリダイレクトされ、新しい Developer Edition を使用して、このバッジを獲得できます。

Financial Services Cloud が有効になっている組織の準備ができたので、この単元の手順を試し、Challenge を実行できます。特別な Developer Edition 組織にはダッシュボード例は含まれていません。

レポートとダッシュボードにクライアントデータを表示する

クライアントごとのニーズを理解するのが重要なのはもちろんですが、すべてのクライアントのニーズをグループとして理解することも不可欠です。このための適切な方法は、レポートとダッシュボードを使用して、すべてのクライアントに関する質問の回答を得ることです。たとえば、クライアントへのエンゲージを強化することが目標の場合は、次のような質問が考えられます。

  • 最低引出義務 (RMD) または誕生日が近づいているクライアントはどれか
  • しばらく接触していないクライアントはどれか
  • 商談に変換できる、別の機関で管理されている (他社運用) 資産を持っているクライアントはどれか

レポートとダッシュボードを見れば答えが見つかります。レポートとは、定義した条件を満たすレコードのリストです。リストは、行と列の形式または視覚的なグラフとして表示することができます。レポートの一例として、「Conversion Percentage of Referrals Made (作成した紹介の変換率)」があります。「自分の紹介で商談に変換された紹介の割合は?」のような質問の答えはこのレポートから得ることができます。レポートを表示するには、ナビゲーションバーから [レポート] を選択します。

データは、きれいに配置されたグラフィカルコンポーネント (つまりダッシュボードですが) に表示されます。レポートを元に生成されるダッシュボードコンポーネントを見れば、多数の主要な総計値やトレンドを一目で把握できます。1 つのダッシュボードで複数のレポートを使用できます。たとえば、紹介パフォーマンスなど、共通のテーマを使用して複数のレポートを表示するダッシュボードを作成できます。

メモ

メモ

ダッシュボードは 2 種類あります。

  • Wealth Managementリテールバンキングコンソールなどの Salesforce アプリケーションで使用できる基本ダッシュボード。
  • Tableau CRM が搭載された高度なダッシュボード。これらのダッシュボードは Analytics Studio で使用できます。言わば、顧客のニーズを満たし、顧客の成功をサポートする方法を情報に基づいて的確に判断する上で役立つ、自分専用のデータサイエンティストのようなものだと思ってください。すべての顧客の状況に応じて、活動の記録や ToDo、行動などのアクションをこれらの高度なダッシュボードから実行できます。

組織のダッシュボードへのアクセス権は、システム管理者が設定した組織のエンタイトルメントとユーザ権限によって異なります。

Analytics Studio で Kotori のダッシュボードを例に、仕組みを見てみましょう。Kotori は次の手順でダッシュボードの 1 つを表示します。

  1. アプリケーションランチャー から、[Analytics Studio] を見つけて選択します。
  2. [参照] で、[すべての項目] をクリックし、[ダッシュボード] を選択します。(特別な Developer Edition 組織にはダッシュボードは含まれていません。)
  3. [活動] を選択します。

クライアントとの過去と今後の接触を表示する活動ダッシュボード

Kotori は、数か月接触していないクライアントが何人かいることに気が付きます。各クライアントプロファイルにアクセスし、これらのクライアントに関して未解決の問題や今後の問題がないことを確認します。また、ダッシュボードでは、任意のクライアントについて名前の横にあるプルダウンメニューからコンテキストに応じた多くの操作を実行することもできます。たとえば、忘れないように新しい ToDo や行動を作成したり、クライアントに関するメモをすばやく作成したりできます。

表示内容を見てみると分かるように、ダッシュボードは、ビジネスで何が起きているかを把握するのに役立つ強力なツールです。ビジネスに関連する質問の的確な答えがダッシュボードで見つかるのです。また、気づいていなかったような質問の答えも見つかることがあります。

基本的なダッシュボードの作成

Kotori は通常は組み込みの基本ダッシュボードを使用しているのですが、今日は自分でダッシュボードを作成することになりました。ファイナンシャルアドバイザーからは、今月は他社運用資産を社内に取り込むことに注力したいと言われています。そこで Kotori は、アドバイザーが他社運用資産を特定して追跡できるようなダッシュボードを作成することにしました。Kotori は Wealth Management アプリケーションで次の操作を実行します。
  1. アプリケーションランチャー から、[Wealth Management] を見つけて選択します。
  2. ナビゲーションバーで [ダッシュボード] をクリックします。
  3. [新規ダッシュボード] をクリックします。
  4. ダッシュボードに「Held Away Assets - Overview」(他社運用資産 - 概要) という名前を付けます。
  5. [作成] をクリックします。
  6. [+ コンポーネント] をクリックします。
  7. [すべてのレポート] を選択します。
  8. [Client Held Away Assets (クライアントの他社運用資産)] を検索して選択し、[選択] をクリックします。
  9. [横棒グラフ] を選択します。
  10. [Add (追加)] をクリックします。
  11. [保存] をクリックします。

Kotori のダッシュボードリストに新しいダッシュボードが表示されます。プロジェクトが進行していく中で、何かダッシュボードに追加したい情報があれば、ファイナンシャルアドバイザーから依頼があるはずです。とりあえず現時点ではこれで十分です。

ここまでで、ビジネス上の質問の答えが見つかるダッシュボードとレポートのパワーがお分かりになったと思います。ニーズに適合するダッシュボードが見つからない場合は、自分で作成すれば良いのです。

このモジュールでは、紹介を活用してクライアントリストと収益を増やす方法について説明してきました。また、ダッシュボードを使用して社内のトレンドと商談を特定する方法についても学習しました。このスキルを生かして、今度は自分の顧客リストを拡大して行ってください。

Analytics Studio のその他のダッシュボード

Analytics Studio には、さらに多くの事前作成済みの高度なダッシュボードが含まれています。

  1. アプリケーションランチャー から、[Analytics Studio] を見つけて選択します。Analytics Studio が表示されない場合は、システム管理者に連絡して、Analytics Studio を購入または設定する予定があるかどうか確認してください。
  2. [参照] で、[すべての項目] をクリックし、[ダッシュボード] を選択します。(特別な Developer Edition 組織にはダッシュボードは含まれていません。) 

[ダッシュボード] タブが選択され、5 つの異なるダッシュボード (80/20、クライアントリスト、活動、クライアントゴール、金融口座) が表示された Analytics Studio

このツールを使用して、次のようなことを実行できます。

  • クライアントリスト (1) — クライアントリストの顧客が表示されます。堅牢な検索条件を使用して、純資産あるいは年収が最大のクライアントを表示するなど、ファイナンシャルデータのポイントや動向を見極めます。
  • 80/20 (2) — 自分の収益の上位 80% をもたらすクライアントのリストが表示されます。この情報をもとに、高い収益をもたらしてくれるクライアントには相応の時間を取って対応するように配慮できます。
  • 活動 (3) — クライアントへの対応方法や、クライアントとの関係に影響を及ぼす活動を見極め、クライアントのエンゲージメントを高める商談を特定できるようにします。
  • 金融口座 (4) — クライアントリスト内の金融口座や証券の種類を分析し、市場の状況に即応できるようにします。
  • クライアントゴール (5) — クライアントのゴールを測定し、動向を見極めて、クライアントをサポートするための ToDo や商談を作成します。