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注文状況の追跡

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • さまざまな注文状況を解釈して説明する。
  • 注文状況を追跡する方法について説明する。
  • 注文にエラーがあった場合の次のステップを識別する。

状況とは?

[Submit (送信)] をクリックした後、注文がどうなるのか気になりませんか? 手ぐすね引いて注文を待っているのは誰なのかと思ったことはありませんか? お教えしましょう。それは Salesforce の Partner Operations (Partner Ops) チームです。このチームが、送信されたすべての注文を受信し、処理して、状況を割り当てます。 

注文状況の追跡は、注文種別を理解することと同様に重要です。Channel Order App (COA) の注文は、進行するエンティティで、状態が変化します。ある時点ではドラフト形式で、次の時点では処理中になります。ここでは、COA の 6 つの状況値と、それが注文に関して何を示すかを説明します。 

全体としての状況値は、注文のライフサイクルを表します。個々の状況値は、非直線的なライフサイクルでの注文の現在位置を示します。次の表では、そのライフサイクルについて説明します。

注文状況

説明

Draft (ドラフト)

注文は、ドラフトが保存されたか、取り消されたか、複製 (コピー) されましたが、Salesforce に送信されていません。

Received (受信済み)

Salesforce は注文を受信しましたが、まだ処理を開始していません。パートナーは注文を取り消して、製品、数量、価格を編集できます。Salesforce は、少なくとも 2 時間待ってから、受信した注文の処理を開始します。少なくとも 2 時間は、注文を取り消すことができます。

In Process (処理中)

Salesforce は注文を確認し、処理しています。 

Activated (有効化済み)

Salesforce は注文処理を正常に終了し、該当する場合はこれからパートナーに収益分配の請求書を送付します。この状況は将来の日付のサービス注文と解約または削減注文にのみ適用されます。

Provisioned (提供済み)

Salesforce は注文処理を正常に終了し、該当する場合はこれからパートナーに収益分配の請求書を送付します。 

エラー

Salesforce は注文にエラーがあるため注文処理を停止し、エラーの説明を注文に追加しました。パートナーがこのエラーを修正する必要があります。そのためには、注文をコピーしてエラーを解決し、コピーした注文を送信します。

注文状況は、実行可能なアクションも示します。

パートナーが実行できるアクション

注文状況

編集

取り消し

削除

送信

コピー

Draft (ドラフト)


Received (受信済み)



In Process (処理中)





Activated (有効化済み)





Provisioned (提供済み)





エラー





注文を送信するとき、幸運を願いながら Partner Ops チームだけに任せようとするのはやめてください。注文処理は、両者が関わる双方向の処理です。パートナーは正確な注文を Salesforce に送信し、Salesforce は注文を確認し、処理し、状況を介して注文の現状をパートナーに伝達します。両者が常に注文状況に注意を払い、必要な場合は対応できるように準備します。

注文の追跡

注文を送信したら、その状況を追跡することで常に情報を把握できます。 

臭いを追跡する猟犬

COA で、[Service Orders (サービス注文)] ページを読み込み、注文とその現在の状況 (2) のリストを表示します。1 つの注文について [Order Details (注文の詳細)] ページを開くには、リストでサービス注文 ID (1) をクリックします。

サービス注文のリストが表示され、サービス注文 ID と [Order Status (注文状況)] にコールアウトが付いている [Service Orders (サービス注文)] ページ。

[Service Orders (サービス注文)] リストと同様、[Order Details (注文の詳細)] ページには注文の状況が表示されます。

[Order Details (注文の詳細)] ページ

では、シナリオを 1 ステップずつ進めながら注文の状況を追跡し、解釈しましょう。ドラフト注文のいずれかを選択するには、[Service Orders (サービス注文)] ページで [Custom Actions (カスタムアクション)] ドロップダウンアイコン (1) をクリックします。そのメニューで、[Edit (編集)] (2) を選択します。

[Service Order (サービス注文)] リストの [Custom Actions (カスタムアクション)] ドロップダウンメニュー。ドロップダウンメニューの矢印アイコンとそのメニューの [Edit (編集)] 項目にコールアウトが付いています。

この注文入力フォームの最初のページが読み込まれます。注文の詳細を入力し、[Next (次へ)] をクリックします。 

[Next (次へ)] ボタンが強調表示された COA 注文入力フォームの最初のページ

注文入力フォームの最後のページで、[Submit (送信)] をクリックして注文を Salesforce に送信します。

送信された注文の状況は [Received (受信済み)] で、パートナー事業部が処理できる状態であることを意味します。パートナー事業部は、注文状況を [In Process (処理中)] に変更し、確認を開始します。また、注文に契約条件およびお客様の組織との適合性があることを注意深く評価します。そのため、Salesforce には翻訳機能が組み込まれています。適合しました! 処理は正常に完了しました。 

この時点で、状況は [Activated (有効化済み)] または [Provisioned (提供済み)] になります。どちらも成功を意味します。ではなぜ 2 つあるのでしょうか? その違いは開始日です。注文が将来の日付であれば [Activated (有効化済み)] になります。注文開始日が今日であれば [Provisioned (提供済み)] になります。

ここまで非常に順調に進みました。注文が正確だと、その後もうまくいきます。この場合、それは有効化とプロビジョニングです。

注文エラーの解読

注文を送信して処理を進めることについて経験を積んでいくと、思いも寄らない事態が生じることがあります。パートナー事業部は、問題を発見するとその注文状況を [Error (エラー)] に変更して、それ以上注文処理を進められないことを警告します。パートナーがエラーを修正するまでパートナー事業部は待機状態になるため、必ず注文状況を追跡してエラーを修正してください。

当然、どの問題にも解決方法があります。ここでは、エラーとその解決方法を見ていきましょう。

優れた業務アナリストの Ardee は誤ってアドオン注文を作成してお客様のライセンス数を増やしてしまいました。既存のお客様のリストからお客様を選択し、残りの注文情報を入力して、Salesforce に送信しました。

Salesforce が注文を確認したところ、そのお客様には有効な契約がありませんでした。アドオン注文は、有効な契約のあるお客様の場合にのみ受け付けられます。ただし、COA の既存のお客様リストにはこの会社が表示されました。なぜでしょう?

そのリストに含まれていても、有効な契約が保証されるわけではありません。リストには、Ardee が COA に追加したすべてのお客様が状況に関係なく含まれます。問題を警告するため、Salesforce は注文状況を [Error (エラー)] に変更しました。さらに、エラーを修正しやすいように、実行する手順を説明した詳細なコメントを追加しました。

Ardee は、注文状況を監視していてエラーに気付きました。サービス注文の詳細ページでパートナー事業部のエラーコメントを確認し、エラーとその修正方法の詳細を把握しました。この頃にはもう状況が [Error (エラー)] の注文は編集できないことを思い出しました。代わりに、注文をコピーし、コメント項目に説明されていた修正を加え、コピーした注文を送信しました。成功です。

エラーの解読が簡単ではない場合もあります。もう少しサポートが必要な場合は、Salesforceパートナーコミュニティでサポートケースを登録してください。商品には、「ISV Billing & Order Support (ISV 請求と注文サポート)」と指定します。トピックには、「Partner Order Errors & Revisions (パートナーの注文のエラーとリビジョン)」と指定します。

Salesforce パートナーコミュニティを利用すると、他のパートナー、製品スペシャリスト、Salesforce 従業員とつながり、質問への回答を得たり、新しいアイデアを共有したりできます。COA に関する自分のノウハウと Salesforce パートナーコミュニティのリソースを結集して、すべての注文管理作業を確実に終わらせましょう。

リソース

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