Commerce Cloud Einstein の導入
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Einstein が追跡するデータのタイプを挙げる。
- Einstein データプライバシー同意書の重要性について説明する。
- Commerce Cloud Recommendation Validator で追跡する 4 つのアクションを挙げる。
- 導入時にフィードを有効にする 2 通りの方法を挙げる。
- Einstein がデータフィードをどのように使用するかを説明する。
計画と前提条件の設定が完了しましたので、さまざまな Einstein 機能をインストールして設定する準備が整いました。
データのソース
機械学習アルゴリズムが有益な相関関係や統計的パターンを見出して使用するためには、相当量のデータが必要です。2 年分のデータがあれば理想的ですが、収集期間がそれほど長くなくても、Einstein は現在あるデータで十分に機能します。
Einstein を B2C Commerce ストアフロントで使用するために、次のソースからのデータの取り込みを試みます。
-
カタログ: Production (本番) インスタンスにカタログフィードを実行し、カタログに保存されている商品情報を収集します。
-
注文: Production (本番) インスタンスに注文フィードを実行し、ストアフロントで生成された注文情報を収集します。
-
クリックストリーム: サイトがピクセルトラッキングを使用して、リアルタイムのクリックストリームデータを自動的に収集します。これはライブデータです。このデータを収集するために何かをする必要はありません。
Einstein では、次の操作を実行する機械学習モデルを使用します。
- 上記のデータを分析する。
- 商品セットやバンドル、プロモーションを効率的に実施するために、一緒に購入される頻度の高い商品を特定する。
- 検索結果を向上させるために、検索辞書に追加する用語を識別する。
- コンテンツスロットを使用して推奨商品を示す。
- 検索フライアウトと Business Manager の設定を使用して、先行入力検索ガイダンスをパーソナル化する。
- 検索結果を並び替える。
ストアフロントでのアクティビティ追跡の有効化
Einstein では、サイトでの買い物客の行動にリアルタイムで対応するために、ブラウザーベースのアクティビティ追跡が使用されます。本番環境でアクティビティが有効になっていることを確認する手順は、次のとおりです。
- Business Manager で [Apps Launcher (アプリケーションランチャー)] をクリックし、[Merchant Tools (マーチャントツール) | Site (サイト) | Site Preferences (サイト設定) | Privacy Settings (プライバシー設定)] を選択します。
-
[Enabled for Tracking (追跡の有効化)] を選択します (新しいストアフロントセッションではデフォルト)。
-
[Apply (適用)] をクリックします。
Commerce Cloud Recommendation Validator
マーチャンダイザーは、 Chrome 拡張機能の Recommendation Validator を使用して、ストアフロント上の Einstein の商品の推奨項目や並べ替えルールを検証してデバッグできます。Recommendation Validator のダッシュボードを使用して、バスケットを分析し、サイトのアクティビティ、サイトの推奨項目、メールの推奨項目データを表示できます。
拡張機能を読み込む手順は次のとおりです。
- Chrome ブラウザーで、Chrome ウェブストアの拡張機能ページに移動します。

-
[Add To Chrome (Chrome に追加)] をクリックします。
- インストールを行う場合は、[Add Extension (拡張機能を追加)] をクリックします。
![[Recommendation Validator] のユーザーインターフェース。[Add To Chrome (Chrome に追加)] ボタンが表示されています。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/cc-einstein-plan-and-implement/cc-einstein-deploy-site/images/ja-JP/91c34aa50c7980dab3ec356cc120612d_kix.23bjfeo50ifl.png)

インストール後に Recommendation Validator の実行が開始されます。Einstein 機能を使用するサイトに移動すると、この機能がすぐに推奨アクティビティや並べ替えルールを検証します。イベントを認識すると、アイコン内に検出したイベント数を示す脚注が表示されます。
このツールを使用する手順は、次のとおりです。
- ストアフロントを開きます。
- ストアフロントを操作してアクティビティをトリガーします。
- 脚注が示されたら検証アイコン (1) をクリックして、トリガーしたアクティビティの状況を表示します。この例では、脚注が 2 つあります。

- 認識されたイベント (2) を見てみましょう。この例のアクティビティは clickCategory です。
推奨項目を有効にすると、タブに情報が入力されます。
検証のイベント
検証がイベントを認識すると、検出したイベント数を示すアイコンが表示されます。このアクティビティに基づいて、検証が対応を表示します。デベロッパーは、Infocenter ドキュメントを参照しながら実装を検証できます。
次表は、買い物客が実行したアクション (カテゴリのクリックなど)、コード内のトリガー、検証に表示される結果を示しています。
買い物客の行動 (アクション) |
トリガー |
結果 |
|---|---|---|
カテゴリをクリックする。 |
viewCategory |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [viewCategory is Okay (viewCategory に問題なし)] と表示されます。 |
商品をクリックします。 |
viewProduct |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [viewProduct is Okay (viewProduct に問題なし)] と表示されます。 |
推奨項目コンテンツスロットを表示する。 |
viewReco |
ページの推奨項目が有効で、適切に機能している場合は、検証に [viewReco is Okay (viewReco に問題なし)] と表示されます。Recommender の個々の情報を表示するには、[Recommendation (推奨)] タブをクリックします。 |
推奨商品をクリックする。 |
clickReco |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [clickReco is Okay (clickReco に問題なし)] と表示されます。 |
買い物カゴにアイテムを追加する。 |
addToCart |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [addToCart is Okay (addToCart に問題なし)] と表示されます。 |
注文手続きに進むボタンをクリックする。 |
beginCheckout |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [beginCheckout is Okay (beginCheckout に問題なし)] と表示されます。 |
注文手続きを完了する。 |
finishCheckout |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [finishCheckout is Okay (finishCheckout に問題なし)] と表示されます。 |
検索を実行して検索結果が表示される。 |
viewSearch |
クリックストリームの追跡が適切に設定されている場合は、検証に [viewSearch is Okay (viewSearch に問題なし)] と表示されます。 |
Einstein の導入
B2C Commerce のストアフロントで Einstein をリリースすることで、パーソナライズされた買い物客の体験を作成できます。★ Einstein 導入サービスが、商品カタログフィードや注文フィードからデータを Commerce Cloud Einstein に転送します。予測機械学習モデルでは、データフィードを使用して推奨項目を生成します。Einstein 導入ではまた、データが Configurator ツールにもフィードされ、マーチャンダイザーがこのツールでシステムで商品推奨項目をどのように生成するかを調整するビジネスルールを設定できます。
管理者は、カタログや注文のデータが Einstein に導入される頻度を管理するために、データが常に最新の状態になるように導入を実行します。導入によってストアフロントのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があるため、カタログの変更頻度に応じて導入します。最適な頻度を見出すために、何度か試してみる必要のある場合もあります。
Commerce Cloud Einstein を導入するデータフィードプロセスを開始するために Linda が実行する手順は、次のとおりです。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] をクリックし、[Administration (管理)] | [Operations (オペレーション)] | [Einstein Status Dashboard (Einstein ステータスダッシュボード)] を選択します。
-
[Site (サイト)] 列で、設定するサイトをクリックします。
- 主要なビジネス地域に対応する地域を選択します。この設定によって、予測データが物理的に格納され処理される場所が選定されます。たとえば、[The Americas (南北中央アメリカ)] を選択します。
- Einstein Search Dictionary の提案を取得するには、本番インスタンスとステージングインスタンスで地域を設定します。
- 必要に応じて、[Host (ホスト)] 設定を変更します (例: www.northerntrailoutfitters.com。https:// は含めません)。
- 設定する機能を 1 つ以上選択します。
- Out-of-Stock Products (在庫切れ商品): 在庫切れの商品詳細ページに推奨項目を表示できるようにします。
- Variation Products (バリエーション商品): カタログにバリエーショングループがある場合に、バリエーショングループレベル (色レベルなど) で推奨項目を表示できるようにします。
- Multi-Locale (複数地域情報): サイトが複数地域をサポートしている場合に、すべての地域で商品情報を取得します。
- Out-of-Stock Products (在庫切れ商品): 在庫切れの商品詳細ページに推奨項目を表示できるようにします。
- [次の日時以降に作成された注文をエクスポート] に日付を選択または入力します。
- 実行あたりの最大注文数 (「10,000」など) を入力します。
-
[On (オン)] スイッチを選択します。このスイッチが無効の場合は、サイトにカタログフィードや注文フィードがスケジュールされません。
- フィードの開始日時と実行頻度をスケジュールします。
- 1 回限りの取得の場合はフィードをすぐに実行します。
- それ以外の場合は、定期スケジュールを設定します。
- 1 回限りの取得の場合はフィードをすぐに実行します。
-
[保存] をクリックします。
初期データフィードの設定が正常に完了しました。システムがデータを処理して Einstein 機能が有効になる 24 ~ 48 時間かかります。
次のステップ
この単元では、Einstein データプライバシー同意書の重要性について学習しました。また、マーチャンダイザーがストアフロントの注文、商品、クリックストリームデータから自社の買い物客に関する貴重な情報を取得して、商品の推奨項目を絞り込んだり検索の並べ替えを向上させたりすることで業務を改善できることを学びました。次の単元では、Configurator ツールを使用してデータを確認する方法を検討します。
リソース
- 外部リンク: Chrome ウェブストア
- Salesforce ヘルプ: Commerce Cloud Einstein を使用したスマートな検索
- Salesforce ヘルプ: Recommendation Validator
- Salesforce: B2C Commerce Einstein API (B2C Commerce の Einstein API) (英語)
- Salesforce: Salesforce Trailblazer Community
