Trailblazer Career Marketplace を使い始める
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Trailblazer Career Marketplace でキャリアモードを設定する。
- 雇用主の目に留まる履歴書を作成する。
- キャリアモードを有効化する価値を特定する。
Trailblazer Career Marketplace は、Salesforce のエコシステムが初めての方にも、Salesforce の長年の経験をお持ちの方にも、Salesforce のスキルを持つ人材を探している企業とつながる機会を提供します。Trailblazer Career Marketplace には、Trailhead または自分の Trailblazer プロファイルからアクセスできます。また、キャリアモードを使用することで、かつてないほど簡単に Salesforce のエコシステムで仕事を見つけることができます。
キャリアモードの設定
最初に Trailblazer Career Marketplace に入ると、キャリアモードを設定するよう促されます。キャリアモードとは、プロジェクト、職歴、自己紹介動画などを公開するための Trailblazer プロファイルの新しいビューです。信頼される Salesforce の履歴書を拡張したビューであり、自分が雇用主にとって理想的な候補者であることを効果的にアピールできます。
キャリアモードでは、プロファイル画像、名前、役職、Superbadge、Salesforce 認定資格など、Trailblazer プロファイルから情報が自動的に取得されます。また、LinkedIn のプロファイルや、自分の仕事を紹介している個人サイトの URL を記載することもできます。
希望する勤務地、求職先、転勤やリモートワークの可否などの情報も共有できます。
キャリアモードは雇用主だけが見ることができる Trailblazer プロファイルの第二のビューであり、専用のプライバシー設定があります。Trailblazer Career Marketplace のキャリアモードをオンにすると、雇用主は履歴書に記載されているキャリアの詳細情報を閲覧したり、求人についてあなたに連絡を取ったりできます。これは、あなたの Trailblazer プロファイルが非公開であっても同じです。
目のアイコンが付いている情報は非公開の情報です。Trailhead で獲得したポイント数や、次のランクに到達するために必要なポイント数などです。
では、信頼される Salesforce の履歴書を強化し、雇用主にアピールするためのセクションについて見ていきましょう。
[About Me (自己紹介)] セクション
キャリアモードをオンにした場合、雇用主が最初に目にするのは [About Me (自己紹介)] セクションです。ここでは、自分自身と自分のスキルについて簡単に紹介します。また、Salesforce の経験年数や、自分独自のセールスポイントを伝えることもできます。
たとえば、「Salesforce 認定資格を 3 件取得済みで、複雑なプロセスをユーザーがわかりやすいように簡素化するスキルを持っています」や「複雑なビジネスの問題を解決するために、大規模なアプリケーションを構築しました」といった 1 行の自己アピールを添えれば、雇用主はあなたの強みを簡単に把握することができます。
Salesforce の経験が 1 未満だったり、Salesforce の認定資格や Superbadge を取得していなかったりしても、心配する必要はありません。これらの項目は雇用主には見えません。見えるのは 1 行の自己アピールだけです。
[Career (キャリア)] セクション
[Career (キャリア)] セクションでは、Salesforce のエコシステムやその先へと続くジャーニーを雇用主に理解してもらうために、キャリアパスを共有します。個人として、そしてプロフェッショナルとしてのモチベーションについて語ることができます。特定の製品にすごく関心があるとか、Salesforce のツールを使用して問題を解決したり、イノベーションを起こしたりするのが夢だとか、そういうことを雇用主に知ってもらうのです。
また、あなた個人のことを雇用主に知ってもらうために、自己紹介動画をアップロードすることもできます。自己紹介動画は、履歴書に命を吹き込み、雇用主と新しい方法でつながるのに効果的です。自分自身のストーリーとキャリアで進みたい方向を自然に、そして簡潔に伝えられるエレベーターピッチを考えましょう。
次の単元では、Trailblazer の実際の自己紹介動画を観ます。
[Experience (経験)] セクション
[Experience (経験)] セクションには、Salesforce 関連の仕事に重点を置いて、実務経験と学歴を詳しく書いてください。
使用経験のある Salesforce 関連製品を記載しておけば、雇用主が特定の製品の経験に基づいて候補者を検索したときに、その製品に関連した検索結果にあなたの名前が表示されます。
Salesforce エコシステムに初めて参加し、Salesforce 関連の経験がない場合は、他の職務で培ったスキルのうち、仕事をうまくこなすのに役立つスキルを見極めることが重要です。これまでの実務経験や個人的な人生経験を通して、実務で通用する多くのスキルを身に付けてきたと思います。それらが、Salesforce エコシステムの職務でどのように役立つかを考えてください。
[Education (学歴)] セクションに何も入力しないと、このタブは雇用主には表示されません。
[Projects (プロジェクト)] セクション
最後に、プロジェクトに関する情報は、あなたの実践的な技術知識を雇用主に示すのに役立ちます。関連するプロジェクトの経験を強調したい場合は、このセクションに記入してください。プロジェクトに直接アクセスできる URL、使用した Salesforce 製品、およびプロジェクトの詳細な説明を入力できます。
キャリアモードを有効化する価値
キャリアモードを有効化すると、Salesforce のスキルや Trailhead の実績をアピールできます。エコシステムの雇用主の目に留まれば、雇用主から求人の連絡が来る可能性が高まります。
キャリアモードは、求職している人のためだけのものではありません。キャリアモードは、Trailblazer プロファイルの拡張ビューであり、エコシステムやそれ以外での専門知識や経験を共有するためにも利用できます。キャリアモードは、Salesforce のエコシステムにおけるプロフェッショナルなランディングページであり、あなたのキャリアとともに成長します。
キャリアモードを設定して有効化することで、自分が何者で、何をしているのか、そして何に関心があるかをアピールできます。
そして実際に Trailblazer Career Marketplace で仕事を探すときには、すでに準備ができていることになります。そのときには、連絡希望であることを示すことで、雇用主からの連絡を受けることができます。
キャリアモードが無効である間は、雇用主は Trailblazer Career Marketplace であなたを見つけることができません。
キャリアモードのヘッダーにある鉛筆のアイコンをクリックすると、基本情報と個人設定を編集することができます。
次の単元では、Trailblazer Career Marketplace でエコシステムの雇用主とつながる方法や、実務で通用するスキルをアピールする方法について学習します。