自己評価
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- キャリア計画作成のステップを挙げる。
- 自身の独自の長所、スキル、能力や、自身にとって重要なものを特定する。
- 自己評価のさまざまな要素を説明する。
キャリア開発の簡単な説明
キャリアを築き始めたばかりの人にとっても、経験豊富な人にとっても、ここで一旦立ち止まり、キャリア計画を考えてみることは有益です。キャリア計画は 1 回限りのイベントではありません。自身の優先事項や関心の変化に合わせて、キャリアを通じて繰り返す継続的なプロセスです。
キャリア開発は、はしごのように登るものではなく、ジャングルジムのように探索するものだと考えてましょう。上下左右、さまざまな方向に探索できます。キャリア目標が明確な場合、最適なオプションを選択できます。その後は、新しい経験やロールに向けて準備します。
キャリア開発プロセスは、キャリアの変更や、これまでの経験を新しい分野での業務に生かすことを考えるとき、立ち戻るために役立ちます。業務からしばらく離れて仕事を再開するときにも役立ちます。
キャリア計画の策定には、3 つの大きなステップまたはフェーズがあります。
このシンプルな 3 つのステップでキャリアを計画することができます。
-
発見。自身のモチベーション要因、自身が求める経験、習得するスキル、達成するキャリア目標など、自分自身について認識します。関心のある、および以前は検討しなかったであろう機会やキャリアパスを、調査、探索します。
-
計画。目標と、構築すべきスキル、または目標達成に必要なスキルを特定します。目標をどのように達成するか、計画を練ります。
-
行動。計画を実施します。支援してくれる雇用主やメンターとつながる方法を特定します。理想の仕事に就くために、履歴書やソーシャルメディアのコンテンツを準備します。
自身を知る
自身のキャリアを構築する最初のステップは、自分がどのような人物で、何を望んでいるのかを明確に把握することです。
具体的には次のことを確認します。
- 自身のモチベーションを高めるものが何か、人生において大切なものは何かを把握する
- 自身の長所と改善の余地がある点を特定する
- 最も関心があることは何かを解明する
望みは、時間と共に変化します。優先事項は変化しますし、改善したり、学んだりしたいと感じる新しい関心事やスキルに出会うこともあります。これは、現在の立ち位置を確認する機会です。
自身の価値、スキル、関心の特定に役立つ、無料自己評価ツールはたくさんあります。「リソース」セクションに、いくつかリンクを記載しています。これらのツールを試すことから始められます。
また、Salesforce では、キャリア開発プロセスの各ステップを紹介するワークシートを含むキャリア探索リソースパックを用意しています。ダウンロードして、静かな場所で取り組むことをお勧めします。
自身のモチベーションを高めるもの
「今日はいい一日だった!」と思いながら、会社や学校を後にした日のことを思い出してください。
どんな出来事があったのでしょうか? それが何であれ、おそらくモチベーションが高まり、元気がでるようなことをしていたのでしょう。
モチベーションを高めるものは人それぞれ異なり、それが自身を知る出発点になります。
モチベーションを高める要因として、次の例が挙げられます。
- 創造性や革新性
- 問題解決
- エキスパートであること
自分のモチベーションが何によって高まるのか、気になってきましたか? ダウンロードしたキャリア探索リソースパックの価値およびスキル評価ワークシートを完成させて、自身の上位 5 つを特定します。
次のステップ
自己評価が完了したら、結果を確認して、浮かび上がるテーマを特定します。友人や家族と結果について話し合うことは有用でしょう。
次は、キャリアオプションを探索して、浮かび上がったテーマとそれらをどのように組み合わせられるかを確認します。
リソース
-
Salesforce: キャリア探索リソースパック
-
外部サイト: Humanmetrics Personality Type Test (Humanmetrics パーソナリティタイプテスト)
-
外部サイト: O-Net Interest Profiler (O-Net 関心プロファイラー)
-
外部サイト: Career Zone California Skills Profiler (Career Zone California スキルプロファイラー)
-
外部サイト: Career Perfect Values Inventory (Career Perfect 価値インベントリ)
-
外部サイト: Barrett Personal Values Assessment (Barrett 個人価値評価)