キャンペーンの整理
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- キャンペーン階層によって関連するマーケティング活動をグループ化して分析する方法を理解する。
- 典型的なキャンペーン階層レベルについて説明する。
- 階層で表示されるマーケティング結果を挙げる。
- レコードタイプによってキャンペーンを容易に管理する方法を理解する。
ビジネスでのキャンペーンの活用
Margaret はキャンペーンのポテンシャルを理解しましたが、どうやってそれを課題の解決に応用すればよいのでしょうか。マーケティングプログラムを上手に編成し、問題を解決して、スムーズに動く仕組みを作るにはどうしたらよいのでしょう。
階層を使用したキャンペーンの整理
Salesforce キャンペーンでは、組織が組み込まれています。
キャンペーンで [親キャンペーン] 項目を使用することにより、Margaret はそれぞれのキャンペーンを階層内で相互に関連付けることができます。階層では、ビジネスに適したカテゴリでキャンペーンをグループ化します。
ビジネスのマーケティングプラクティスに階層を適用する方法はいくつかあります。一般的なアプローチは、階層を使ってマーケティング戦略ごとにキャンペーンをグループ化することです。階層のレベルは 5 つまで作成できますが、多くの会社では 3 レベルの階層で十分です。最上位の階層レベルは、企業のラインナップにおける新製品の販売やブランド認知の確率など、全体的な戦略フォーカスを表します。
第 2 レベルは、製品の立ち上げ、購入者からのフィードバック入手、既存の顧客へのアップセルなど、全体的な戦略フォーカスのいろいろな側面を表します。そして第 3 レベルは、メール、オンライン広告、デモへの招待、そしてデモ自身といった個別のマーケティング活動を表します。
階層を使用する別の方法としては、時間によるキャンペーンのグループ化があります。この方法では、最上位レベルで年間全体、第 2 レベルで各会計四半期、そして第 3 レベルで各四半期の個別キャンペーンを表すことができます。
階層を使用する 3 番目の方法として、最初の階層レベルを年次会議などの大規模イベントに使用することができます。第 2 レベルは、登録やメールなどのサポートマーケティング活動、第 3 レベルは会議の各セッションに使用できます。
キャンペーン階層の例
Jamie は Margaret に対して、All-Seasons がこの夏に売り出す新しいグリル商品の立ち上げに、この階層アプローチを使用できると伝えます。最上位レベルは、製品マーケティング活動の積み上げとします。第 2 レベルは、製品の立ち上げや顧客からのフィードバック入手などの大規模なイニシアチブです。第 3 レベルは、メールやデモなどの、個別のマーケティングプログラムに使用します。
階層構造は次のようになります。
戦略的イニシアチブが最上位レベル、製品立ち上げがその次、そして個別キャンペーンが第 3 レベルに割り当てられた Margaret の 3 レベル階層構造。
キャンペーン結果項目 (レスポンス数や取引開始済みのリード数など) は、階層の親キャンペーンに積み上げ集計されます。階層を使用すると、Margaret は製品立ち上げ全体の結果も、新製品戦略全体の結果も確認できます。これこそ彼女が必要としていたものです。
製品立ち上げキャンペーンで、Margaret は下位の階層レベルにあるメールキャンペーンとデモキャンペーンで商談と収益を確認できました。
キャンペーンを他のキャンペーンの子にするには:
- 親キャンペーンを作成します。
- 子キャンペーンを作成して、[親キャンペーン] 項目に親キャンペーンの名前を入力します。
キャンペーンレコードタイプで具体的な情報の入手
Margaret は、異なるマーケティング活動について異なる詳細を追跡できるか知りたいと思っています。イベントやマーケティングメールにキャンペーンを利用できるでしょうか?
Jamie は、レコードタイプを使用することで、実行するキャンペーン種別ごとにカスタマイズされたキャンペーンレコードを作成できると Margaret に伝えます。たとえば、メールキャンペーンやデモイベントに、それぞれ専用のレコードタイプを作成できるのです。メールキャンペーンのレコードタイプには、使用するメールテンプレートなどが含まれます。そしてデモイベントのレコードタイプには、場所、タイミング、必要な機器、スタッフなど、追跡したいあらゆる要素をカスタム項目として追加できます。
追跡する項目が多いほど、より詳細な結果が得られます。
Margaret のデモイベントレコードタイプには、場所とスタッフの項目が追加されています。
リソース
- Salesforce ヘルプ: レコードタイプの作成
- Salesforce ヘルプ: レコードタイプと選択リストの作成および更新に関する考慮事項
- Salesforce ヘルプ: プロファイルまたはレコードタイプへのページレイアウトの割り当て