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ビジネス分析の価値を理解する

学習の目的 

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ビジネスプロセスマッピングを定義する。
  • ビジネスプロセスマッピングの価値を説明する。
  • Salesforce プロフェッショナルにとってビジネスプロセスマッピングが重要である理由を説明する。
メモ

このモジュールは Elements.cloud の協力の下で作成されています。Trailhead のパートナーコンテンツの詳細を参照してください。

ビジネスプロセスマッピングとは

ビジネスプロセスマッピングはビジネスプロセスの視覚的表現を作成するものです。ビジネスプロセスマップには、プロセス内のステップ、誰が何を行うか、追加コンテキスト、成功を測定する方法が含まれます。 

ビジネスプロセスマップ

始める前に

このモジュールを開始する前に、Trailhead の「Process Mapping for Business Analysts (ビジネスアナリストのためのプロセスマッピング)」を受講することをお勧めします。そこでは、ビジネスプロセスマッピングの概要や組織にとっての価値について学習できます。このモジュールでは、ビジネスプロセスマッピングの手順をさらに掘り下げ、Salesforce プロフェッショナルにとってなぜビジネスプロセスマッピングが重要かを考えます。 

ビジネスアナリストの役割 

ほぼすべての Salesforce 実装の目的は、一元化された情報源と世界水準のコネクテッドカスタマーエクスペリエンスを作成することです。あなたの役割が Salesforce システム管理者、ビジネスアナリスト、ソリューションアーキテクト、コンサルタントのいずれであっても、ソリューションの特定や作成を成功に導くために、ビジネスプロセスに対して疑問を提示し、分析し、ドキュメント化するといった基本的なスキルを身に付けることが重要です。 

なんといっても、分析が先に行われてこそアーキテクチャや構築が可能になります。ビジネス分析は単なる役割ではなく、重要なスキルセットです。どんなに小さなものであってもすべてのプロジェクトにはビジネス分析が必要です。 

事前にプロセスの改善点を特定し、認識を統一しておくことで、すぐに効果が出るものに気付き、システムへの変更を開始する前からメリットを得られます。 

優れたビジネス分析は優れたアーキテクチャにつながる 

上記のスキルが重要であることはわかりましたが、実際にビジネスプロセスマッピングスキルはソリューションの設計と構築にどのように影響するのでしょうか? そして、それはなぜなのでしょうか? ビジネス分析は強力なアーキテクチャの前提条件であり、それにはいくつかの理由があります。 

ビジネス分析によって Salesforce の利用が促進される。エンドユーザーが何を求めているかを企業が知っているつもりだとしても、エンドユーザーが何を必要としているかを理解するにはビジネス分析が必要です。分析はアプリケーションの迅速な作成に役立ちます。さらに、これが最も重要ですが、適切なアプリケーションを作成していると確信するために役立ちます。

ビジネス分析によって修正が減る。ビジネスプロセスが適切に文書化されることで、エンドユーザー、アナリスト、アーキテクチャ、開発者の間のあいまいさが減り、要件が適切なものになります。その結果、何が必要かを理解するのに費やす時間が減り、修正やフラストレーションが少なくなります。

ビジネス分析はアーキテクチャに影響を及ぼす。Salesforce プロフェッショナルはビジネスプロセスを理解する必要があり、そのために状況に応じたアプリケーションについて理解する必要があります。データモデル、パフォーマンスに関する考慮事項、総計値の収集はプロセスに基づいて行われるためです。また、ビジネスプロセスを理解すれば、アプリケーションのパフォーマンスを高めるためにどこを変更すればよいかを正確に知ることができます。

ビジネス分析を利用することで、俊敏性が高まり、デジタルトランスフォーメーションを促進できる。私たちはデジタルトランスフォーメーションの真っ只中にいます。企業が市場に遅れを取らないようにするには、すばやく方向転換できる必要があります。アジャイル分析を行うことでビジネスモデルが常に関連性の高いものであることに確信が持てると共に、継続的な改善のマインドセットが促進されます。 

「そんな時間はない」

ビジネス分析について、「でも、そんな時間はない」という意見を聞いたことがあるのではないでしょうか。確かに、徹底したビジネス分析には時間がかかります。ただし、それだけの価値があります。 

各カードの言葉を読んだ後、カードをクリックすると、将来的にビジネス分析でどのように時間とリソースを節約できるかが表示されます。右向き矢印をクリックすると次のカードに進み、左向き矢印をクリックすると前のカードに戻ります。

単なるマップではない 

ビジネスプロセスマップは全員が共通の認識を持つための優れた方法です。ただし、ビジネスプロセスマップがさらに価値を発揮するのは、Salesforce 実装を構成する他のアセットをサポートする場合です。 

Salesforce の価値はリレーションにあります。情報がサイロ化されると、実装に費やす時間が長くなり、誤解やコミュニケーション不足のリスクが大きくなります。 

ビジネス分析 (ビジネスプロセスマップ) と他のアセットとのリレーションによって、つながりのある全体図が得られ、それは豊富なインサイトを得られる重要なリソースとなります。 

リソース 

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